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キャプテン・アメリカ: ウィンター・ソルジャー」(2014年4月4日全米公開)を撮影中のクリス・エヴァンズをはじめ、すごい映画だけど、人に薦めたくない「少年は残酷な弓を射る」(2011年)のティルダ・スウィントン、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」(2011年)の名優ジョン・ハート、「ザ・ヘルプ」(2011年)で、アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝いたオクタヴィア・スペンサー、ブライアン・シンガー監督の沈没映画「ジャックと豆の木」(2013年)のユエン・ブレムナー、「タンタンの冒険」(2011年)のタンタン=ジェイミー・ベル、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)や、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)などの名優エド・ハリス、そして、韓国映画界を代表する名優のソン・ガンホと、「グエムル: 漢江の怪物」(2006年)のコ・アソンちゃん(↑)といった大変に豪華なアンサンブル・キャストで、フランスのコミック作家ジャック・ロブの原作を、ポン・ジュノ監督が映画化した最新作「スノーピアサー」が初公開した予告編ですが…、予告編の内容は、想像してたよりも、かなりアクション重視でまとめられています。このアクション重視が、単に映画を売る宣伝の工夫として、予告編上だけのことならよいのですが、実際の映画本編も、こういう単純さであれば、SFディストピア映画としての世界観の魅力の面白みはあまり感じられないかもしれませんし、前述の「グエムル: 漢江の怪物」のほか、「殺人の追憶」(2003年)や、「マザー(母なる証明)」(2009年)といった傑作をモノにしたポン・ジュノ監督ほどの逸材が、わざわざメガホンをとる意味の必要性も見い出せないかもしれません。なので、この「スノーピアサー」に期待していた人にとっては、ちょっと不安の感じられる予告編と言えそうです…。









地球温暖化を食い止めるための実験に失敗したせいで、皮肉にも正反対の氷河期を迎えてしまった近未来を背景とする「スノーピアサー」は、そのタイトルと同じ名前の永久運動機関で走り続ける無間列車の車内で、極寒を生き延びた人々の間に生じた階級格差の軋轢を描くSFディストピア映画です…!!


そういうダークな設定の異色の世界観と、階級の間に生じる緊張感のサスペンスの盛り上げを期待していた本格SF好きのような人にとっては裏腹のアクション映画の一面を観せた「スノーピアサー」は、ポン・ジュノ監督の地元の韓国で今夏8月1日から封切り!!、ワインスタイン・カンパニーが配給する北米での公開は、いまだに未定です…。






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