「X-MEN」シリーズのジェームズ・マカヴォイが主演するらしいといった根も葉もないデマが先ごろ、報じられるなど、迷走しっ放しのリメイク版「ザ・クロウ」のプロジェクトですが、もしかすると、雷神の義兄弟の神が、ついに混乱を統治してくれるかもしれません…?!
当初のスティーヴン・ノリントン監督(「ブレイド」1998年)から、ゾンビ映画「28週後...」(2007年)のファン・カルロス・フレナディージョ監督、そして、F・ハビエル・グティエレス監督へとメガホンが引き継がれた「ザ・クロウ」のリメイク映画に、「ソー」シリーズや、「アベンジャーズ」(2012年)で、悪役ながら、どこかしら憎み切れないロキを見事に演じて、力量が高く評価されているトム・ヒドルストンが主演する可能性が浮上したことを、The Wrap のジェフ・スネイデルが独占スクープとして報じました…!!
ジェフ・スネイデルの記事によれば…、リメイク版「ザ・クロウ」のプロジェクトが、いわゆる“デベロップメント・ヘル”に陥り、企画製作が停滞しているレラティビティ・メディアのCEO、ライアン・カヴァナーや、ブランドン・リーが撮影中に事故死した「クロウ/飛翔伝説」(1994年)のプロデュースも手がけたエドワード・R・プレスマンらといった製作チームの首脳陣と、トム・ヒドルストンとが先日、ディナーで会食をした…とのことで…、
恐らくはそれに先がけ、リメイク版「ザ・クロウ」の主演を打診されていたらしいものと憶測しますが、トム・ヒドルストンが自前のメイクでダークヒーローに扮してみたコスプレ?!のサンプル写真を持参したところ、製作首脳陣が納得し、近日中に本格的なメーキャップのテスト撮影を行う段取りにまで、打ち合わせが前進したそうです…!!
前述のように、単なる悪役ではなく、どこかしら憎めない魅力をかもし出して、神として育ったロキのキャラクターの善の部分をも同時に演じ切るといった風に、ひとりの人物の中にも光と影の両面があり得ることをキチンと表現できるトム・ヒドルストンは、これまで候補にあがったマーク・ウォールバーグや、ブラッドレイ・クーパー、チャニング・テイタムの誰よりも、死の国から蘇って来た暗黒のヒーローという複雑な役柄を演じるのにふさわしい俳優ではないかと思いますが、もちろん、人選の妙に感心する前に、The Wrap の記事の信ぴょう性も疑ってみなければなりませんね…。
なので、トム・ヒドルストン=ザ・クロウを鵜呑みにはできませんが、熱心なCIAリーダーのみなさんは、「スター・ウォーズ: エピソード7」(2015年夏全米公開)の監督は、J・J・エイブラムスだ!!という映画史上に残るスクープをすっぱ抜いたのは、The Wrap だったことを覚えてくれているはずと思います…!!
果たして、トム・ヒドルストンはリメイク版「ザ・クロウ」に主演して、悪役から、ヒーローの側に、立場を翻すことができるのか…?!、にわかに面白くなってきたリメイク版「ザ・クロウ」の続報をお楽しみに…!!
ところで、F・ハビエル・グティエレス監督て、誰やねん…?!という方もいらっしゃるかもしれませんが、同監督は約5年前の2008年に紹介したアントニオ・バンデラス製作のスペイン発のパニック・スリラー「トレス・ディアス」を作った人です!!、同映画は、日本では「アルマゲドン・パニック」という題名で、DVDがリリースされています…!!
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