この約10分間のショートフィルムを発表した新人のベン・ハウディシェル監督は、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「バイオハザード」シリーズや、ジェイソン・ステイサム主演のリメイク版「デス・レース」（2007年）といったジャンル系映画で、編集のアシスタントや、VFXに関わってきた人なので、言わば、ポール・W・S・アンダーソン組の出身といった経歴ですし、主人公の戦うヒロイン、ジルに扮したジュリア・ヴォス（「ビッチ・スラップ」2009年）は、ゲームキューブ版でジル・バレンタインの声優をつとめた人ですから、あぁ、「バイオハザード」が出発点として下敷きにされているのか…！！と解釈されてもよいのかもしれませんね…！！









ジャンル系映画の戦うヒロインとして、将来性に期待の持てるジュリア・ヴォスとのコンビで、昨2011年に発表した、やはり短編の「Alone」に続く、ベン・ハウディシェル監督の第2作め「プロジェクト: S.E.R.A.」は…、CIAリーダーの浅井監督のクールなSFアクション「SOURCE」や、これまでに紹介した他のショートフィルムの多くもそうであったように、長編映画の一部を切り取って、披露したサンプルのような内容となっています。
物語としては、ま、英語のセリフがよくわからなくても、ご覧になれば、おおよそ理解できるかと思いますが…、

どうやらゾンビ感染をひろめるバイオ兵器の陰謀を察した軍人のイームズ将軍が、果たして、企ての全貌をどこまで知っているのか？！、首謀者に身柄を拉致され、尋問を受けるものの、容易には口を割らないことから、娘のジルが人質として連れてこられることに…！！といった発端から、戦うヒロインとして、実の父を自分の手で葬らねばならなかったジルが、この先の物語で、どのように活躍することになるのか？！、期待を持たせた作りとなっています！！


果たして、ゾンビがはびこる終末世界で、ジルがサバイバルを試みることになるのか？！、それとも、ジルがゾンビ感染を食い止めて、陰謀を打ち砕くことになるのか？！ベン・ハウディシェル監督が、「プロジェクト: S.E.R.A.」の全体をどう構想しているのか？！はわかりませんが、「バイオハザード」シリーズや、「28日後…」（2002年）といったゾンビ・シリーズの好きな方は、あれこれ展開を想像すると楽しいのではないでしょうか…？！、ベン・ハウディシェル監督とジュリア・ヴォスのコンビに期待しましょう…！！






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