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マーベルのコミックヒーロー映画「ファンタスティック・フォー」シリーズで、岩石のような異様な姿となり、周囲から恐れられて落ち込むベン=ザ・シング(マイケル・チクリス)の慰めとなる盲目のアーティストを演じていたのが、ケリー・ワシントンでしたね…!!





クエンティン・タランティーノ監督が19世紀のアメリカ南部を舞台に、奴隷として、その身柄を売り買いされる妻を再び、自分の元に取り戻すため、戦いに挑む元奴隷の夫と、決死の特攻を手助けする賞金稼ぎの姿を、スパゲッティ・ウエスタン風に描く最新作「ジャンゴ・アンチェインド」で、主演女優となる妻のブルームヒルダ役を、アメリカでは昨日となる10月25日の夜に、製作のワインスタン・カンパニーが正式にケリー・ワシントンに依頼したことを、業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングが独占スクープとして伝えてくれました…!!

ケリー・ワシントンは、前述の「ファンタスティック・フォー」シリーズのほか、フォレスト・ウィテカーがオスカーの最優秀主演男優賞に選ばれた問題作「ラストキング・オブ・スコットランド」(2006年)で、独裁者の妻ながら、実態は奴隷と大差ないような立場のヒロインを演じ、ジェームズ・マカヴォイの青年医師と不倫の関係に陥った末、トンデモない仕打ちを受けてしまい、強烈な印象を残した人ですが、クエンティン・タランティーノ監督は、最新作「ジャンゴ・アンチェインド」を構想するにあたり、ハナから、そのケリー・ワシントンを想定して、過酷な試練に晒されるブルームヒルダのキャラクターを創りあげたそうです…!!
なので、タランティーノ監督としては、当初の予定どおりのキャスティングを、まんまと果たしたわけですが、実際にケリー・ワシントンにオファーするまでには一応、その他に適役の女優がいないか?!、様々な可能性を模索し、人材の発掘を試みたそうです。しかし、“女の奴隷” という設定から、たやすくお察しいただけるような下世話で赤裸々なシーンの多々ある役を引き受けてくれる女優を探すのは困難につき、結局のところ、遠回りの末、ケリー・ワシントンに大役が戻りつくことになりました。



それに加えて、人間のクズの極悪人ムッシュ・カルバン・キャンディ役に挑むレオナルド・ディカプリオの汚れた手から、妻のブルームヒルダを救おうとするタイトルロールのジャンゴに起用されたジェイミー・フォックスとケリー・ワシントンは、伝記映画の「Ray/レイ」(2004年)で、すでに共演した間柄ですから、その辺りの経歴も考慮にいれ、やっぱり、ケリー・ワシントンにしておこう…!!ということになったのかもしれませんね…!!、いずれにしろ、ケリー・ワシントンはタランティーノ監督最新作の主演女優という世間から注目の大役を手に入れ、しかも、スキャンダラスで劇的な運命のヒロインに体当たり!!ということで、ひょっとするとオスカーを狙えることになるのかもしれません…!!

クエンティン・タランティーノ監督最新作「ジャンゴ・アンチェインド」のその他のキャストとして、奴隷だった主人公のジャンゴを、いっぱしのガンマンに育て上げる元歯医者の賞金稼ぎ Dr. キング・シュルツに扮するのは、前作「イングロリアス・バスターズ」(2009年)に引き続き、映画を引き締めるキー・ロールを託されたクリストフ・ヴォルツ!!
レオナルド・ディカプリオの右腕の部下として、「デスプルーフ」(2007年)のカート・ラッセルが再登場するのに加え、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996年)で、タランティーノ監督と共演した特殊メイクアップ・アーティストのトム・サヴィーニや、映画オタクがサイコの殺人鬼になっていくカルト映画「フェイド・トゥ・ブラック」(1980年)のデニス・クリストファーといった、いかにもタランティーノ映画らしいマニアックな人たちや、シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)を撮影中のジョゼフ・ゴードン=レヴィットも顔を見せてくれることになるようです…!!

クエンティン・タランティーノ監督が過去の歴史の過ちを、再び強引に軌道修正する「ジャンゴ・アンチェインド」は、ワインスタイン・カンパニーの製作・配給により、来年2012年12月25日から全米メリー・クリスマス公開!!、諸外国では、お抱えスターのウィル・スミスが主演すると思って出資した、ウィル・スミスの奴隷のソニー作品として公開されることになります…!!

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