映画芸術科学アカデミーが以下のように、プレスリリースを発行し、来年2012年2月26日(日)に行う第84回アカデミー賞授賞式の司会者に、「デイブは宇宙船」(2007年)のエディ・マーフィが正式に決定したことを発表しました。






このエディ・マーフィの司会決定は、先の日曜日(9月4日)にお伝えしたように、次回授賞式の演出を手がけるプロデューサーのブレット・ラトナー監督(↑写真)の要望を、エディ・マーフィ本人と、映画芸術科学アカデミーが承諾したもので、同監督はプレスリリースの中で、以下のようにコメントしています。

“エディはお笑いの天才です。史上最も偉大にして、多大な影響を与えたパフォーマーのひとりです。
エディの映画への愛情や、彼が創りあげてきた忘れえぬキャラクターたち、そして、とりわけ、舞台においての印象的なパフォーマンスなどからして、エキサイティングで、ごく自然にナチュラルな、大らかなハートを、私とドンが2月に提供したいと思っているショーに、エディはもたらしてくれるものと確信しています。”

…とのことで、共にプロデューサーをつとめるドン・ミッシャーも同様なコメントをプレスリリースで発表しています。

アカデミー賞の司会は例年ならば、年明けに発表されるので、今回は異例の早さで決定され、なおかつ、それが世間に告知されたわけですが、この緊急な事の運び方によって、何とも偶然に幸運な棚からボタモチとして？！、今秋11月4日からユニバーサル映画が全米公開するブレット・ラトナー監督とエディ・マーフィがコンビを組んだアクション・コメディ映画「タワー・ヘイスト」は、多大なパブリシティ効果を得て、ヒットの可能性が高まったことになります。また、エディ・マーフィが死ぬまでに残り1,000の言葉しか喋れないというドラメディ「ア・サウザンド・ワーズ」を、来年2012年1月に全米で封切るドリームワークスも有利な宣伝材料を得たことになりますが、こちらの場合は、いつも通り、新年に発表してくれれば、ちょうど映画の公開直前だったのに…といった、やや残念な思いはあるかもしれません。

ブレット・ラトナー監督とエディ・マーフィのコンビなら、もう授賞式そのものは観なくていい…、各賞の結果と、受賞者のスピーチなどのハイライト動画だけを、ネットでチェックしよう…と、ボイコットを決めた方は、例年どおり、当日はライブ速報する予定のCIAをご利用ください。芸風からして、オスカーには全くふさわしくないと言える、エレガントさを欠くキャラクターのエディ・マーフィの司会決定で、次回のオスカーは注目度を増したのか？！、それとも、もう盛り下がることが決定したのか？！、CIAリーダーのみなさんはどのように思われたでしょう…？！、ご意見のある方は、フォーラムに “第84回アカデミー賞” のトピックを作ったので、そちらにコメントしてください！！

ちなみに、ブレット・ラトナー監督は、エディ・マーフィの “映画への愛情” などと述べていますが、エディ・マーフィは2008年に “自分にとって映画は金儲けの道具になってしまった”、“映画はもう、たくさん作ったから、これ以上はいらないので、引退しようと思う” といった、映画には関心がないといった、観客を小バカにしたコメントを発し、舞台のパフォーマンスの方に専念したい…といった意向を語っています。ま、その舞台の芸に取り組みたい…という思いからすれば、オスカーの司会は打ってつけなわけですが…。


Beverly Hills, CA — Oscar® nominee Eddie Murphy, whose performing career spans movies, television and the stage, will host this year’s Academy Awards show on Sunday, February 26, 2012, telecast producers Brett Ratner and Don Mischer announced today. This will be Murphy’s first hosting stint on the Oscars®.

“Eddie is a comedic genius, one of the greatest and most influential live performers ever,” said Ratner. “With his love of movies, history of crafting unforgettable characters and his iconic performances – especially on stage – I know he will bring excitement, spontaneity and tremendous heart to the show Don and I want to produce in February.”

Commented Mischer, “Eddie is a truly ground-breaking performer, whose amazingly diverse array of roles has won him a devoted audience of all ages. His quick wit and charisma will serve him very well as Oscar host.”

“I am enormously honored to join the great list of past Academy Award hosts from Hope and Carson to Crystal, Martin and Goldberg, among others,” said Murphy. “I’m looking forward to working with Brett and Don on creating a show that is enjoyable for both the fans at home and for the audience at the Kodak Theatre as we all come together to celebrate and recognize the great film contributions and collaborations from the past year.”

Murphy began his career at the age of 15 as a stand-up comedian. In 1980, at the age of 19, he joined the cast of “Saturday Night Live,” becoming the show’s youngest cast member to that point, and bringing to life many of the show’s most memorable characters. His 1983 album “Eddie Murphy: Comedian” won a Grammy Award for Best Comedy Recording. It included portions of his groundbreaking HBO special “Eddie Murphy Delirious.” In 1987, “Eddie Murphy Raw” was theatrically released and went on to gross over $50 million. Murphy made his feature film debut in 1982 with the classic “48 Hrs.” and would go on to star in such box-office hits as “Beverly Hills Cop” and the “The Nutty Professor” and “Shrek” franchises. All told, movies in which he has performed have earned in excess of $7 billion worldwide during their theatrical releases.

Murphy earned an Oscar nomination in 2006 for his supporting role in “Dreamgirls.”

Academy Awards for outstanding film achievements of 2011 will be presented on Sunday, February 26, 2012, at the Kodak Theatre at Hollywood & Highland Center, and televised live on the ABC Television Network. The Oscar presentation also will be televised live in more than 200 countries worldwide.





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