全米で今春公開され、大ヒットになった「ワイルドスピード」シリーズ第5弾「ファスト・ファイブ」の DVD/Blu-ray 発売(10月4日全米リリース)に先がけ、セールス・プロモーションとして、The Playlist のインタビューに応じたジャスティン・リン監督が、T-800に隠し子発覚!!のスキャンダルにより製作が一時棚上げされている「新・ターミネーター」について、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーのみならず、シリーズの生みの親のジェームズ・キャメロン監督も一緒に、充実した会談のブレインストーミングを行ったことを明らかにしました…!!、“「ターミネーター」は、ぼく自身がとても楽しんできたシリーズです” と語るジャスティン・リン監督によれば…、
“つい今週のことなんだけど、アーノルドと一緒に、ジェームズ・キャメロン監督をまじえ、非公式に対話する素晴らしい機会を持つことができました。ジェームズは「新・ターミネーター」の製作を手がけるわけでもないし、プロジェクト・メンバーに入ってもいないのに、時間を割いてくださり、本当に親切だと思います。こうしたミーティングに気軽に参加し、創造的な意見を交わしてくれるのが、ジェームズの映画人として、真に偉大なところだと感じました…”…といった次第で、「T1」(1984年)&「T2」(1991年)のジェームズ・キャメロン監督と、「新・ターミネーター」の構想を話し合うことができたジャスティン・リン監督は、以前にも増して、シリーズ復活のやる気がみなぎってきたそうですが、先月7月半ばにお伝えしたように、アーノルド・シュワルツェネッガーは映画界への本格復帰にあたり、長らく政界に身を置いたことで、自分は映画スターとして、もう過去の人ではないのか?!といった懸念や、隠し子スキャンダルの影響によるイメージダウンの度合いを測るため、まずは韓国の新鋭キム・ジウン監督がハリウッド・デビューを飾るアクション映画と言っても、製作費が安く、スケールの小さい「ザ・ラスト・スタンド」に主演することになっていますし、
ジャスティン・リン監督も2013年5月24日の全米公開が決定している「ワイルドスピード」の最新第6弾に着手するほか、いくつかの企画を抱えていますから、即座に「新・ターミネーター」に取り組むわけにはいかず、これから製作のタイミングを推し測っていかなければなりません…。なので、ジャスティン・リン監督は…、
“この先どうなっていくのかは、ぼくにもまだわかりません。けれど、ジェームズ・キャメロン監督と席を並べることができる段階にたどり着けるなんて、思ったこともなかったし、その洞察や、励ましを得られると思ってもいませんでした”…とのことで、やはり、ターミネーターを発明?!したジェームズ・キャメロン監督との出会いは、かなりの刺激だったようで、あらためて「新・ターミネーター」への道のりが確実に前進してきたことを実感し、今のところ、言うなれば、「ターミネーター」シリーズを預かった立場の自分が、適切にシリーズを立て直していくことを目指しながら、その過程を楽しんでいきたいそうです。
「ターミネーター4: サルベーション」(2009年)のマックG監督は、自分の人気とりのために、ジェームズ・キャメロン監督の名前を勝手に持ち出して祀りあげながら、実際には協力の助言を断り、失敗に終わりましたから、ジャスティン・リン監督が、まずはキャメロン監督の意見を聞こう…!!という素直で正面切った行動に出たのは、当のジェームズ・キャメロン監督のみならず、「ターミネーター」ファンを裏切りたくない…という誠意の表れとして、評価することができるのではないでしょうか?!、ただし、アーノルド・シュワルツェネッガーの映画俳優本格復帰作「ザ・ラスト・スタンド」の全米公開は、再来年2013年1月18日ですから、同映画を試金石として、「新・ターミネーター」に取りかかるのであれば、具体的な続報が聞かれるのは、かなり先のことになりそうですが…。
ジェームズ・キャメロン監督が、あくまでも一人の個人として、何ら包み隠すことなく、フルに助言を与えてくれたのは、映画監督人生にとって、常に忘れることのできない感銘として、この先ずっと記憶されることになるだろう…といった風に語り、すっかり師弟関係?!を築いたようなジャスティン・リン監督の「新・ターミネーター」に期待しておきましょう…!!
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