SF映画の金字塔「エイリアン」(1979年)が公開から30年以上の時を経て、今なお人気なのは、リドリー・スコット監督の映画の描き方が斬新だったのに加え、スイス出身のシュルレアリスムのアーティスト、H・R・ギーガーが造型したエイリアン・クリーチャーの姿が、前代未聞のおどろおどろしさで異彩を放っていたからですが、その両者が再びコンビを組み、また「エイリアン」の世界に舞い戻ることになった「プロメテウス」の撮影現場から、ご覧のように、確かにH・R・ギーガーが手がけたらしい…と想像できるセットの写真が流出しました…!!
リドリー・スコット監督が、代表作「エイリアン」と世界観を共有し、その映画の原点が一部に描かれるらしいことから、エイリアン・ユニバース最新作と呼んでいるSF映画「プロメテウス」のセットフォトは、先月6月上旬にもご覧いただきましたが、新たに流出した写真は、本作をテーマにしたブログ Alien Prequel News が、どこからか独自に入手したもので、映画を製作・配給する20世紀FOXの弁護士がすかさず、同ブログに警告を与え、テイクダウンを求めたものを、削除される前に RopeofSilicon が保存しておいてくれました…!!
20世紀FOXの弁護士がメールで怒鳴り込んでくるからには、上 ↑ 下 ↓ の写真が正真正銘、リドリー・スコット監督のエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」のセットフォトであることに疑いをはさむ余地はありませんが、しかし、これらのセットがどういう場所なのか?!というのは、まるで見当もつきません…。しかし、雰囲気から察して、先月の坑道?!、トンネル?!の写真と同じく地下の施設?!のような感じなので、元祖ドラゴン・タトゥーの女ノオミ・ラパスの演じる主人公の科学者エリザベス・ショーをはじめとする惑星改造船プロメテウス?!の乗組員らがたどり着くことになる惑星エリックス?!で発見する?!エイリアンの遺跡?!のような場所なのかもしれません。
と、何を書くにしろ、?の疑問符をつけなければならないほど、映画の内容が一切、極秘にされているエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」について、SFの専門サイト io9 が先月末日に、人類を誕生させた生命の創造主である“神”のエイリアンと、そのエイリアンの言わば、子どもである人類とが、ついに邂逅し、恐れを知らない人物が、惑星を改造して生命を誕生させるエイリアンの極度に進んだ超科学の技術を奪おうとしたことから、“神”の怒りを買うことに…といった詳細な物語のプロットをスクープしたのですが、それは速攻で、20世紀FOXのパブリシストに完全否定され、代わりに同社は、“科学者と探検者のチームが、肉体と精神を極限にまで試されることになる彼方の世界への危険な旅に赴く。そこで彼らは、このうえなく深遠にして、究極の生命の謎を解き明かすことになる…。”といった曖昧なシノプシスのあらすじを公表しました。
io9 のデマのフェイクのあらすじ?!も、公式のシノプシスも、「プロメテウス」が生命の誕生についての映画であるらしい点では共通しているので、もしかすると、新たに流出したセットフォトは、恐ろしいクリーチャーばかりか、人間の創造主?!でもある未知の“神”のエイリアンの施設なのかもしれませんね。
そして、以上のような憶測をもとに、昨2010年春にリドリー・スコット監督が「新・エイリアン」の構想について語った“スペースジョッキーは何者だったのか?!という謎を突き止める映画になる”というコメントを関連づければ、オリジナル映画で、ミイラになった死後も信号を発し続け、シガーニー・ウィーバーのリプリーらの乗った宇宙貨物船ノストロモ号を、惑星LV-426に招いて、エイリアンのクリーチャーに遭遇するキッカケを作った謎の異星人が、“神”だった…ということになりそうなのですが、CIAリーダーの「エイリアン」ファンのみなさんはどのように思われるでしょう…?!
20世紀FOX製作・配給のエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」は来年2012年6月8日から全米公開です!!
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