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2011年7月14日木曜日

Godzilla: ハリウッド版の新しい「ゴジラ」のシナリオを仕上げるリライターに、レジェンダリーが自社の「バットマン」シリーズを担当する脚本家のデヴィッド・ゴイヤーを投入!!


完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)を撮影中の「バットマン」シリーズの…と書けば、大変によいニュースに聞こえますが、不評につき、アッという間の1シーズンで終わったドラマシリーズ「フラッシュフォワード」の…と書けば、悪いニュースとしても伝えられますから、ひとまず、どちらとも言い切れない微妙な人事だ…と結論をにごしておくしかないかもしれません…。





ワーナー・ブラザースと業務提携するレジェンダリー・ピクチャーズが企画開発の製作準備を進めているハリウッド版の新しい「ゴジラ」の脚本家に、前述のように、クリス・ノーラン監督の「バットマン」シリーズや、クリス・ノーラン監督が製作総指揮の新生スーパーマン映画「マン・オブ・スティール」(2012年12月全米公開)の脚本を執筆したデヴィッド・ゴイヤーが起用されたことを、業界メディア Deadline の編集長のニッキ・フィンケ女史が伝えてくれました…!!

ウルトラ低予算のわずか約1万5,000ドル=約120万円で製作した自主映画のモンスター・ピクチャー「モンスターズ」(2010年)が、カンヌ国際映画祭で話題になるなど、才能が注目された新人ギャレス・エドワーズ監督が大抜擢されたハリウッド版3D超大作の新しい「ゴジラ」は、そのギャレス・エドワーズ監督が就任した今年2011年1月の時点で、新たに脚本家を起用する旨が伝えられていますから、その未知のライターが、ワーナー/レジェンダリーお気に入りのデヴィッド・ゴイヤーだったことになります。

ニッキ・フィンケ女史によれば、「エクスペンダブルズ」(2010年)の脚本家 デヴィッド・キャラハムの書いた初稿の草稿をもとに、デヴィッド・ゴイヤーがリライトして、新生「ゴジラ」のシナリオを完成させることになるそうですが、ギャレス・エドワーズ監督が過去の半年ほどの間に企画を練り直した成果も当然、そこに盛り込まれるはずと思われます。
デヴィッド・ゴイヤーが起用された理由については、「バットマン」シリーズの大ヒットや、ブライアン・シンガー監督が「スーパーマン・リターンズ」(2006年)の失敗で墜落させたヒーローが再浮上できるキッカケの原案を練ったことなどが高く評価されたのは述べるまでもありませんが、それらの実績において、特にシリーズ化を前提とした世界観や、キャラクターの人物像を作っていける才能が着目され、「ゴジラ」のシリーズ化にも手を貸してほしい!!ということになったようです。


しかしながら、前述のように、デヴィッド・ゴイヤーが単独で進めたドラマシリーズの「フラッシュフォワード」は惨憺たる結果で、早々に打ち切られてしまったことを踏まえると、必ずしも、シリーズ化の達人とは言い切れませんし、過去に監督した「臨死」(2007年)、「ブレイド3: トリニティ」(2004年)、「アンボーン」(2009年)は、いずれも失敗作と見なされています…。よって、デヴィッド・ゴイヤーの株が近年急上昇を果たした真の理由は、本人ひとりの実力ではなく、クリス・ノーラン監督とコンビを結成することができたからじゃないの…?!といった、ちょっとイジワルな言い方になってしまうかと思うのですが、CIAリーダーのみなさんは、そうしたデヴィッド・ゴイヤーがハリウッド版3D超大作の新しい「ゴジラ」をシリーズとして立ち上げるための脚本家に起用されたことについて、どのように思われたでしょう…?!

なお、ニッキ・フィンケ女史の書き方によれば、ワーナー/レジェンダリーは、できるだけ本来の東宝のゴジラ映画の伝統によりそった新生ゴジラを目指しているようですが、“できるだけ…” なので、そうじゃない部分もあるのか?!というツッコミができる点が気になりますね。しかし、まぁ、ワーナー/レジェンダリーはコロムビア・ピクチャーズ(=ソニー・ピクチャーズ)が、ローランド・エメリッヒ監督に作らせたゴジラ風映画「イグアナ」(1998年)を完全否定し、アタマがおかしいんじゃないか…といった風に言及していますから、あれほどまでにはひどいことにはならないと思いますが…。
果たして、デヴィッド・ゴイヤーがどういった「ゴジラ」の世界観を新たに作り出すのか?!、続報を待ちましょう…!!

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