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シャロン・ストーンが強い印象を残した主人公の妻ローリー役には、これまで「イングロリアス・バスターズ」(2009年)のダイアン・クルーガー、「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)のケイト・ボスワース、また、「特攻野郎Aチーム」(2010年)のジェシカ・ビールといった女優の名前が候補にあげられていましたが、女優と映画監督がなんで結婚しているのか?!という意味を踏まえれば、いずれ、こうなることを予測されていた方は多いかもしれませんね…!!





業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングが入手した情報によれば、ソニー・ピクチャーズが今年2011年後半にクランクインを予定しているリメイク版「トータル・リコール」で、コリン・ファレルが演じる主人公ダグラス・クエイドの妻の座を、ケイト・ベッキンセールがオファーされた…!!とのことです!!
ポール・バーホーベン監督がアーノルド・シュワルツェネッガーを主演に起用し、フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」を映画化して、1990年に発表したオリジナル映画の大ヒット・SFカルト作「トータル・リコール」で、その妻ローリーを演じたのは、その後、「氷の微笑」(1992年)や、「硝子の塔」(1993年)でトップスターに昇り詰めることになるスケベ女優のシャロン・ストーンでした。そのシャロン・ストーンが成功のキッカケをつかんだ大役を、リメイク版では、果たして、誰が射止めることになるのか?!が注目を集めていたわけですが、結局は、メガホンをとるレン・ワイズマン監督が自分の妻にプロポーズ!!という落着に、意外なキャスティングや、ニューフェイスの登場を期待していた人には呆気ない配役となってしまいました。
しかしながら、自社の「トータル・リコール」をセルフ・リメイクするソニー・ピクチャーズで、ヴァンパイアと狼男の戦いを描いた「アンダーワールド」シリーズを成功させたレン・ワイズマン監督が起用された経緯を考えれば、同シリーズに主演し、夫唱婦随でヒットに貢献したケイト・ベッキンセールが起用されるのも物の道理ですね。
それに、ソニー・ピクチャーズとしては、ケイト・ベッキンセールが主演するのは最後になる予定のシリーズ最新作「アンダーワールド4/ニュー・ドーン」の全米公開を来年2012年1月20日に控えていますから、その後、夏に封切るリメイク版「トータル・リコール」にもケイト・ベッキンセールを出演させておけば、両映画のプロモーションにおいて相乗効果が得られることになる一石二鳥な面もありそうです。


ただし、オリジナルの「トータル・リコール」をご覧になった方はご承知のように、主人公の妻ローリーは真の主演女優ではなく、アーノルド・シュワルツェネッガーと最終的に行動を共にし、ヒロインとなるのは、夢の中から出現してきた
メリーナ(レイチェル・ティコティン)でした。マイク・フレミングによれば、そのメリーナ役の候補としては、「バッド・ルーテナント」(2009年)のエヴァ・メンデス、「アンストッパブル」(2010年)のロザリオ・ドーソンの両者が有力候補にあがっているそうです。


人気テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンが悪役のヴィオス・コーヘイゲンに扮し、コリン・ファレルの主人公ダグラス・クエイドと対決することになるリメイク版「トータル・リコール」では、オリジナル映画や、原作のように火星が物語の舞台になるといった大胆な展開はみせず、ユーロメリカという、どうやら、西側らしき大国と、新上海という東側の大国との対立を前提に、新上海の工場で働く主人公のダグラスが、自分の真の素性はスパイらしい…と察するものの、果たして、西側だったか東側だったか?!、自分がどっちのスパイだったか?!、わからない…といった混乱から、新上海への侵略を目論むユーロメリカの指導者のヴィオス・コーヘイゲンと関わることになるようです。

ポール・バーホーベン監督がオリジナル映画でカリカチュアしたのとは、また別のアングルから現代社会を皮肉った要素が盛り込まれていそうな、レン・ワイズマン監督のリメイク版「トータル・リコール」は、来年2012年8月3日全米公開の予定です…!!、続報をお楽しみに…!!

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