新作に観るべき映画なく、公開3週めのアニメ
「ノメオ・アンド・ジュリエット」が初の第1位 ! !
ニック・ケイジが3D映画史上ワースト記録 ! !
*順位の後の()は先週のランキング。数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績です。
第1位(3) 「ノメオ・アンド・ジュリエット」
$14,213,000-(3,037館/$4,680)-$75,147,000
第2位(初) 「ホール・パス」
$13,420,000-(2,950館/$4,549)-$13,420,000
この映画のプロモーションのため?!、主演のオーウェン・ウィルソンがテレビ番組にゲスト出演するも、くだらない映画なので相手にされず、過去のヒット作「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」や、「ウェディング・クラッシャーズ」といった、もうとっくに上映されていない映画しか紹介してもらえなかったことが話題に…!!
監督は「メリーに首ったけ」や、「2番目のキス」のファレリー兄弟。イマ時の観客に映画館で、SEXコメディ系の作品を観させるには、相当にお色気の女優や、モデルを前面に打ち出した、スケベ心をモロに刺激する宣伝を展開しないと動員の望みは薄いですね。第4位の「ジャスト・ゴー・ウィズ・イット」は、その点をよくわかっていたから初登場第1位にもなれたが、この映画は何もわかっていないTVスポットを続きを読むのあとでご覧ください。
第3位(1) 「アンノウン」
$12,435,000-(3,043館/$4,086)-$42,840,000
第4位(4) 「ジャスト・ゴー・ウィズ・イット」
$11,100,000-(3,544館/$3,132)-$79,355,000
第5位(2) 「アイ・アム・ナンバー4」
$11,036,000-(3,156館/$3,497)-$37,744,000
★第6位から第12位までは、続きを読むの後です!!
「ホール・パス」 テレビスポット
第6位(6) 「ジャスティン・ビーバー:ネバー・セイ・ネバー 3D」
$9,200,000-(2,810館/$3,274)-$62,776,000
“ディレクターズ・ファン・カット”??などと称する、さらに秘蔵映像?!を追加した内容に、パラマウント映画がフィルムを差し替え、ジャスティン・ビーバー信者のビリィィーバーズをもう1回、映画館に来させる、あざとい戦略に打って出たことで、順位を維持。また、ディズニーが「ハンナ・モンタナ」の同様のコンサート・ドキュメンタリーをヒットさせることができたのは、1週間しか上映しない…という嘘の宣伝を展開した詐欺商法?!で社会問題になったのを、ようやく思い出したらしく、この“ディレクターズ・ファン・カット”も1週間しか上映しない…とふれこんでいる…。
いずれにしろ、つまり大人の悪巧みで、ティーンエイジャーのお小遣いを巻き上げているわけですね…!!
第7位(7) PGA賞・DGA賞の2冠なのでオスカー制覇確実「ザ・キングズ・スピーチ」
$7,618,000-(2,386館/$3,193)-$114,509,000
本日この後、第83回アカデミー賞最優秀作品賞を獲る予定の「ザ・キングズ・スピーチ」は、その授賞式の前に、実際に映画を観ておこう…というオスカー効果で、先週から売り上げを約15%アップ!!
第8位(5) 「ビッグ・ママス:ライク・ファーザー、ライク・サン」
$7,550,000-(2,821館/$2,676)-$28,574,000
第9位(初) 「ドライブ・アングリー 3D」
$5,131,000-(2,290館/$2,241)-$5,131,000
もう誰も俳優だなんて思っていないニコラス・ケイジの主演作が、近年の3D映画の歴史において最低となるワースト№1のオープニング成績を記録!!、この映画はフェイク3Dではなく、3Dカメラで撮影した本当の3D映画なので、そうした3D体験を訴える宣伝文句に、もはや何の意味も効果もないことを証明してしまった。
映画評論家のリチャード・ローパーによれば “この映画は意識をなくすぐらい、へべれけに酔っ払ってから観たら、おもしろいと思うだろう…” とのことで、あんたのコメントのほうがおもしろいやん…!!といった感じ。ただし、本作はそもそも、B級ジャンル系映画のスーパーナチュラル・アクションとして作られているので、ハナから、そういう映画と割り切った尺度で観れば、けして、つまらなくはない…といった肯定の意見もなくはない。よって、映画の格付けサイト RottenTomatoes での支持率は45%で、まぁ、中の下?!といったような評価になっています。
なお、この映画の製作費は約5,000万ドルなので、火の車でドライブ・アングリー!!となるのは決定的ですね!!
「ドライブ・アングリー 3D」 TVトレイラー
第10位(8) 「ザ・ルームメイト」
$2,050,000-(1,726館/$1,188)-$35,928,000
第11位(11) 名作西部劇「トゥルー・グリット」(3月18日必見公開)
$1,925,000-(1,222館/$1,575)-$167,110,000
第12位(13) 「ザ・ファイター」
$1,600,000-(668館/$2,395)-$90,393,000
クリスチャン・ベールがこの後、アカデミー賞最優秀助演男優賞をもらうことが“決定済み”であるのに加え、メリッサ・レオも最優秀助演女優賞に輝く可能性が極めて高い映画も、そのオスカー効果で再浮上!!
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!
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