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先週の水曜日(1月12日)に発表された、新たにオーディションに加わった4人の女優、ジェシカ・ビール、ケイト・マーラ、シャーロッテ・ライリー、ジェマ・アータートンを寄つけず、昨2010年11月から役を争ってきた最大ライバルのキーラ・ナイトレイをついに駆逐して、来月2月27日に第83回アカデミー賞授賞式の司会を取り仕切ってくださる白の女王さま、アン・ハサウェイが、バットマン・シリーズ完結編を彩る主演女優に正式決定しました…!!






「バットマン」シリーズを製作・配給するワーナー・ブラザースが、アメリカでは今日となる1月19日付けで、下記のようなプレスリリースを発行し、昨年秋から続いてきた完結編の最新作「ザ・ダークナイト・ライズス」の主演女優をめぐる憶測と、トム・ハーディの演じる悪役についてのデマ報道のくり返しに、終止符のピリオドを打ってくれました…!!
冒頭に記した前述の5人の女優のほか、ナオミ・ワッツ、ナタリー・ポートマン、ブレイク・ライヴリー、レイチェル・ワイズと、合計で9人の錚々たる女優たちを下して、世界中の映画ファンが注目の「バットマン」シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」の主演女優の座を正式に獲得したアン・ハサウェイの演じる役柄はセリーナ・カイルで、つまり、ティム・バートン監督の「バットマン・リターンズ」(1992年)で、ミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンです!!

この「バットマン/ザ・ダークナイト・ライズス」の主演女優の役柄についてはこれまで、シリーズ第1作め「バットマン・ビギンズ」(2005年)で、ケン・ワタナベが演じた悪役ラーズ・アル・グールの娘タリア・アル・グールや、ティム・バートン監督の旧シリーズでキム・ベイシンガーが演じたジャーナリストのヴィッキー・ベール、バットマンAKAブルース・ウェインの最初の恋人の女優ジュリー・マディスン、ゲイリー・オールドマンのゴードン警部補と不倫することになる女刑事サラ・エッセン…など、様々なキャラクターが憶測にあげられてきましたが、結局のところは、そのいずれもがハズレで、あまりにもポピュラーなため、ウワサにはのぼっても、実際に登場の可能性は薄い…と思われていた人気キャラクターのキャットウーマン=セリーナ・カイルが復活を遂げることになったようです。
ただし、気になるのは、その「バットマン」シリーズでは超有名な女性キャラクターを、アン・ハサウェイが演じることになった…!!と発表した、下 ↓ のワーナー・ブラザースの声明では、役柄がセリーナ・カイルとは書かれてあっても、それがキャットウーマンと同一人物である…ということが示唆されていませんし、クリス・ノーラン監督も…、
“アン・ハサウェイと一緒に仕事する機会を持つことができ、とてもワクワクしています。
「バットマン」シリーズを完結するにあたり、彼女がキャストのアンサンブルに加わることで、素晴らしい存在の役割を果たしてくれるはずです。”
…としか、コメントしていません。

となれば、ハル・ベリーが主演したスピンオフ映画「キャットウーマン」(2004年)がバカバカしい…として、大失敗に終わった前例を踏まえても、リアリズムを重んじるクリス・ノーラン監督のゴッサム・シティにはそぐわない感じのするキャットウーマンに、もしかするとアン・ハサウェイのセリーナ・カイルは変身しない可能性も窺えます…。
しかしながら、シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」では、ふたりの女優がヒロインと悪役の座をわけあって、ダブル主演する…と、ずっと言われてきたことを振り返ると、今回、発表された名前がアン・ハサウェイひとりであり、彼女がセリーナ・カイルを演じるのであれば、ヒロインと悪役の両方を、アン・ハサウェイがひとりで受け持つ…と考えることもできるわけで…、果たして、白の女王さまのアン・ハサウェイが、漆黒のコスチュームに身を包んで、キャットウーマンに変身するのか…?!が、今後は新たな憶測とスクープ合戦の焦点となりそうですね。


また、先にも記したように、ワーナー・ブラザースのプレスリリースでは、トム・ハーディの演じる悪役が、これまで堅く信じられてきた、偽バットマンに変身する Dr. ヒューゴ・ストレンジではなく、覆面レスラーのような外見のベイン(↓)であったことも、正式に明らかにされました…!!
“またトムと仕事ができるのをうれしく思っていますし、私たちが新解釈で蘇らせるバットマンの恐ろしい宿敵のひとりに、彼が生身の命を吹き込む様を観られることに、大変、エキサイトしています…!!”
…と、クリス・ノーラン監督がコメントしたように、同監督の前作の大ヒットSFパズラー「インセプション」(2010年)で、いなせな偽造師イームスの役どころで存在感を発揮したことが評価されたトム・ハーディの演じる悪役ベインは、1993年に初めてコミックに登場した、70年間の歴史を持つ「バットマン」シリーズの中では比較的にかなり新しいキャラクターと言える存在で、ジョージ・クルーニーがバットマンを演じた「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」(1997年)でも、脇の悪役として姿を見せていました(↓動画)。



筋肉増強剤のドラッグ“ヴェノム”を自らに注入することで、並外れた怪力の鋼のボディへと変身するベインは、その見かけとは裏腹に、6ヶ国語をあやつり、極めて抜きん出た映像記憶力を有する、知性の高いサイエンティストの一面もあわせ持ち、時にはバットマンの味方として協力することもあるキャラクターですが…、ショッキングなことに、原作のコミックでは、最終的にはバットマンとの戦いにベインが勝利し、ベインに背骨をへし折られたブルース・ウェインは身体不随となって、コスチュームを脱いで引退し、ダークナイトの役割を後継者に託すことになってしまいます…。


クリス・ノーラン監督は何とも、恐ろしいキャラクターをシリーズのクライマックスに選んでくれたものですが、クリスチャン・ベールはトム・ハーディにボコボコの病院送りにされて、ジ・エンドを迎えてしまうのか…?!、
バットマンが戦闘不能の身体障害者になって終わる…という、信じられない結末のかいま見えた「ザ・ダークナイト・ライズス」の行方に乞うご期待です…!!

BURBANK, CA, January 19, 2011 – Warner Bros. Pictures announced today that Anne Hathaway has been cast as Selina Kyle in Christopher Nolan’s “The Dark Knight Rises.” She will be starring alongside Christian Bale, who returns in the title role of Bruce Wayne/Batman.
Christopher Nolan stated, “I am thrilled to have the opportunity to work with Anne Hathaway, who will be a fantastic addition to our ensemble as we complete our story.”
In addition, Tom Hardy has been set to play Bane. Nolan said, “I am delighted to be working with Tom again and excited to watch him bring to life our new interpretation of one of Batman’s most formidable enemies.”
Nolan will direct the film from a screenplay he wrote with Jonathan Nolan, from a story by Christopher Nolan and David S. Goyer. Nolan will also produce the film with his longtime producing partner, Emma Thomas, and Charles Roven.
“The Dark Knight Rises” is slated for release on July 20, 2012. The film will be distributed worldwide by Warner Bros. Pictures, a Warner Bros. Entertainment Company.






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