困っているから、コールセンターや、サービス窓口の番号に電話しているのに、つながったかと思ったら、機械の音声で、OOOの用件の方は、※の1番、XXXの方は、※の2番を…といったダイヤル操作のまだるっこしい手順を辿らされたり、人間のオペレーターが出るまでに延々と同じ音楽を聞かされて、イライラし、憎々しい思いを味わったことが、どなたでも一度や二度はあるのではないでしょうか…？！、このショート・アニメはそうした、ちょっと困った電話の事情を、SFアクションの危機迫る状況に置きかえて茶化し、風刺しています…！！








主人公の宇宙海兵隊の工作員のコードネームとなる認識番号が4511であることから、その末尾の二桁の番号をとって、タイトルの「イレブン」(Eleven)としたらしい、この3D-CGのショート・アニメは、マサチューセッツ州に拠点を置く、父スティーヴと息子ラフのアンゾヴィン親子が10年前に立ち上げたアニメ・プロダクション Anzovin が製作したもので、同社の仕事のクォリティを示すサンプルとして、インターネットで発表している Web シリーズの最新作です…！！

内容は観てのご覧の通りで、どうやら、潜入した敵地らしい場所で、ロボットの軍団に追いつめられ、危機一髪の4511が応援と指示を求め、本部に連絡するのですが、彼の緊急の要請に応じてくれたのは、切羽詰っているのにもかかわらず、人間ではなく、機械の音声で…！！

はるか未来では、人間同士のコミュニケーションの厄介さが回避され続けた結果、個人的な間柄の通話を除いて、電話の相手はいつも機械になってしまうのかもしれませんね…。






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