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来年2011年にアメリカでも公開される予定のアルゼンチン映画「カランチョ」(Carancho)の英語の題名は “Vulture” で、その意味はハゲワシです。この映画の主人公の中年オヤジは、弁護士の資格を剥奪されてしまったようで、仕方がなく、タチの悪い法律事務所の手先として、事故があれば、病院や警察に駆けつけ、場所もわきまえずに、裁判で大金をふんだくりましょう…!!と、ケガ人や瀕死の患者にもちかける、いわゆる、“アンビュランス・チェイサー”をしていることから、他人の不幸をネタにして生きているので、そういった卑しい様が死肉を貪るハゲワシそっくりだ…ということを、題名は暗示しているわけですね…。








DEADLINE NY のマイク・フレミングが伝えたニュースによれば…、来春行われる第83回アカデミー賞の外国語映画賞部門に、アルゼンチンから公式出品された傑作スリラー映画「カランチョ」を、ジェフ・ブリッジスが悲願のオスカー最優秀主演男優賞に輝いた「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー監督がリメイクすることになったそうです…!!

パブロ・トラペロ監督が、今年2010年5月にアルゼンチンで公開した「カランチョ」の内容は、冒頭に記したような、やさぐれた弁護士くずれのソーサと、本来ならば、アンビュランス・チェイサーをうとましく思って当然のはずの女医ルハンが恋に落ちたことから、男女が底なし沼のようなトラブルの深みにはまっていく過程を描いた作品で、ドジを踏んだソーサは次々とヤバイ仕事に手を出さなければならなくなり、ルハンはあろうことか、医師として絶対にしてはいけない診断書の偽造といったことまで、ソーサのために行い、抜き差しならない立場に追い込まれることになります…。


上 ↑ にアタッチした予告編でご覧のように、この迫力に満ちた人間ドラマのスリラー映画「カランチョ」を、ハリウッドでリメイクするプロダクションは、ロン・ハワード監督のイマジン・エンタテインメントで、アメリカ版のシナリオを執筆するのは、こうしたクライム・ドラマの名手として知られるベン・アフレック監督とコンビを組み、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)、「ザ・タウン」(2011年2月公開)を成功させてきた脚本家のアーロン・ストッカードです。

マイクによれば、イマジン・エンタテインメントは、このリメイク版「カランチョ」の製作母体となる出資社の映画スタジオを求めるプレゼンを、明日、行うようなので、実際にプロジェクトが軌道に乗って、映画が完成すれば、裏道を歩くはめになってしまった男のハードな生き様を描いた、こうしたタイプの映画の好きな野郎のみなさんには、大変、期待の作品に仕上がるのではないでしょうか?!、落ちぶれた弁護士と一緒に転落していく女医の主演カップルを、誰が演じるのか?!も注目を集めそうですね…!!




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