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2009年1月に行われたサンダンス・フィルム・フェスティバルでプレミア上映され、大好評を博した本作について、主演の月に囚われたサム・ロックウェルは、「がんばれ!ベアーズ」(1976年)と、「ハーフ・ネルソン」(2006年)と、「勝利への旅立ち」(1986年)を一緒にしたような映画だよ…と語っていますが、確かにそのまんまの映画です…!!、でも、サム・ロックウェルが主演なら、それらとはきっと、ひと味ちがうはず…と、映画マニアのあなたはお見通しですよね…?!







クリント・イーストウッドが音楽を担当してくれた、ジョン・キューザック主演の感動作「さよなら。いつかわかること」(2007年)で、デビューを果たしたジェームズ・C・ストラウス監督の第2作めとなるスポ根感動コメディ「ウイニング・シーズン」の配給権を、前述のサンダンス映画祭で取得したライオンズ・ゲートが、ようやく、来月9月3日からニューヨークとロサンゼルスで限定公開に踏み切ることを決め、初公開した予告編です…!!

酒に溺れ、今や、レストランの給仕係に成り下がったサム・ロックウェルが演じる元バスケ・コーチのビルが、友人である地元インディアナの高校の校長テリーから、我が校の代表チームを指導してほしいとの依頼を受けますが、代表チームとは名ばかりで、実際はイケてない下手クソな女子ばかりが集まったダメ・チームだった…!!、こんな女の子たちの相手なんかしてられない!!とばかりに、せっかくのコーチへのカムバックを断りかけるビルだったが、妻から離婚され、週に一度しか会えない娘との間柄も気まずい孤独な彼は申し出を引き受けることに…。
という訳で、ダメ親父と、屁タレでも、やる気はある女の子たちが初めはギクシャクし、仲たがいしながらも、絆を深めて、勝利にまい進し、女の子たちは自信を身につけ、おっさんは人生をやり直すキッカケをつかむことになる…といったスポーツ映画ではおなじみの感動的な展開が待ち受けているようです。


そのように、物語のアウトラインだけをなぞれば、「がんばれ!ベアーズ」+「ハーフ・ネルソン」+「勝利への旅立ち」といった、ありきたりなものですが、主演が、「コンフェッション」(2002年)や、「ムーン(月に囚われた男)」(2009年)で、カリスマ的な演技を披露したサム・ロックウェルという辺りからして、単にお涙ちょうだい風に感動をあおる大衆迎合のスポ根モノとは似て非なる、映画ファンにとって観るべき、ウィットに富んだドラメディに仕上がっていることは、ご想像いただけると思います。


で、そんなマニアックな存在の俳優サム・ロックウェルが、悪役のジャスティン・ハマーを演じた、今夏の「アイアンマン2」(2009年)の大ヒットで、広く世の中に認知されたタイミングを受けて、ライオンズゲートは温存していた「ウイニング・シーズン」をリリースすることにした…!!ということでしょうね。
また、チームのキャプテン、アビーを演じるエマ・ロバーツ(↓)が、約10年ぶりに復活する人気ホラー映画シリーズの最新作「スクリーム4」(2011年4月全米公開)に、主演あつかいで登場することで注目が高まってることも、本作の一般公開決定に向けての追い風だったかもしれません。


サム・ロックウェルをコーチにカムバックさせる親友の校長は、やっぱり、バスケのスポーツ・コメディ「俺たちダンクシューター」(2008年)に出演していたロブ・コードリー。
バスケット・ボールが盛んなインディアナの郊外で育ったジェームズ・C・ストラウス監督(↓)の半自伝的な思いがつまった「ウイニング・シーズン」のIMDBでのユーザー・レイティングは10分の7.8★で、レビューはAからBの最上級の部類に入る高い評価を集めています。今後、観るべき映画として、チェックしておいてください…!!




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