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「ザ・ファースト・アベンジャー:キャプテン・アメリカ」から、「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」に題名が改められた…て言うか、映画の内容がわかりやすいように、前後をひっくり返して、ヒーローの名前を先に持ってきた最新作で、主役のタイトルロールに抜擢されたクリス・エヴァンスが扮するスーパーヒーローの姿が明らかとなりました…!!


映画サイト AICN の映画ジャーナリスト、メリックが読者から入手し、スクープ公開した、マーベルのコミックヒーロー映画「キャプテン・アメリカ」のコスチュームのコンセプト・デザインです…!!
先週、同映画の関係者にコスチュームの資料を見せてもらい、映画版のキャプテン・アメリカはどういった姿で登場するのか…?!、先に文字だけでレポートしていた JOBLO のライター、マイク・サンプソンが、自分が見たのはこれだ…!!と認めたことで、これらは人騒がせなマニアがこしらえたフェイクではなく、正真正銘まちがいなく、ジョー・ジョンストン監督が準備を進めているパラマウント映画配給の「キャプテン・アメリカ」で、クリス・エヴァンスが身につけるコスチュームとして検討されているデザインの本物であることが確認されています…!!

マーベル・コミックの本来のキャップと、流出したコンセプト・アートの映画のキャップとで、一見して、その違いがわかるのは、マスクの頭の左右に付いているはずの小さな白い羽が、映画のキャップには見当たらないことで、どうやら、映画のスタッフたちは、実写となれば、頭にちょこんと羽がついているのは、ちょっとバカバカしく見えてしまう…と考えたのかもしれません。
それ以外は概ね、コミックのキャラクター・デザインをベースに、胸の星を控えめに小さくするなど、ともすると派手すぎる、星条旗をイメージしたコスチュームのキャプテン・アメリカが、現実の風景になじむよう、細部にリアリティが感じられるデザインの改良が行われたようです。


しかし、先ほど、身につける…と書きましたが、DCコミックスのヒーローを映画化するワーナー・ブラザースの「グリーン・ランタン」に主演するライアン・レイノルズは、撮影現場ではコスチュームを一切、着ることはなく、ヒーローのコスチュームはモーションキャプチャのCGで、後から俳優の体の上に描き足す手法が採用されています。
実写映画のヒーローを、CGの…、いわば、アニメとして描いてしまう…というのは、「スパイダーマン」シリーズで、スパイダーマンがビルの谷間を振り子のように飛ぶ姿や、戦闘場面の多くが、実はコスチュームを身に着けたトビー・マグワイアや、スタントマンによって演じられたものではなく、すでにとっくに“CGアニメ”であったことからして、今さら、それほど違和感もないと思うのですが、このコスチュームを現実には俳優は身に着けず、CGで描く…というやり方の利点のひとつとして、そのデザインを容易に変更していける…という効率のよさが考えられます。

今のところ、「キャプテン・アメリカ」も「グリーン・ランタン」のように、主人公の青年スティーブ・ロジャースを演じるクリス・エヴァンスはヒーローに扮装せず、コスチュームはすべてCGで処理する…といった報告はされていませんが、DC/ワーナーがそうした便利な手法を採用するのなら、マーベル/パラマウントも当然、それに倣うことを考えるでしょう。そうした作り手の側の視点に立って考えていくと、もしかすると、この「キャプテン・アメリカ」のコスチュームのコンセプト・デザインが流出…!!というのは、前述のように、下手に実写化すると、バカらしくなってしまう派手派手しいキャプテン・アメリカの姿を、コミック・ファンの期待を裏切らない範囲で、いったい、どこまでリアルにデザインの変更が可能なのか…?!、その感触を事前に探りたい…といった思惑で仕組まれたものでは…?!と、ちょっと疑りたくなったりもしますね…。
ヒーローのコスチュームを実際にどう処理していくのか?!、ここで見られたデザインが、果たして、そのまま使われるのか?!、「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」の撮影は今夏、ヨーロッパでクランクインの予定ですから、近日中にさらに詳細がわかってくるかもしれません。


同じマーベル・コミックスの「ファンタスティック・フォー」シリーズでは、ヒューマン・トーチだったほか、DCコミックスを映画化した「ルーザーズ」(2010年)でも活躍のクリス・エヴァンスが主演する「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」で、ヒロインのペギー・カーターを演じるのは、ウディ・アレン監督の「カサンドラ・ドリーム」(2008年)のほか、キーラ・ナイトレイの「ある公爵夫人の生涯」(2008年)に出演していたヘイリー・アトウェル。
スーパーヒーローのキャプテン・アメリカの相棒バッキーは、「ゴシップガール」に出演していたセバスチャン・スタン。
メインの悪役レッドスカルを演じるのは、「マトリックス」シリーズでは、キアヌ・リーブスの宿敵のエージェント・スミスで、「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーでは、エルフのリヴ・タイラーのお父さんだったヒューゴ・ウィーヴィング。
仲間の悪役アルニム・ゾラは、オリバー・ストーン監督の「W.」(2008年)で、次席補佐官のカール・ローブに扮していたトビー・ジョーンズです。


また、「マンマ・ミーア!」(2008年)で、アマンダ・セーフリードと結ばれる婚約者だったドミニク・クーパーが、ロバート・ダウニー・Jrのお父さん役、つまり、アイアンマン=トニー・スタークのお父さんのハワード・スタークとして登場するほか、役柄はまだ不明ですが、「ノーカントリー・フォー・オールドメン」(2007年)のトミー・リー・ジョーンズが出演し、コミックヒーロー映画の雰囲気を引き締めて、緊張感を持たせてくれることになります。


ジョー・ジョンストン監督の前作「ウルフマン」(2010年)が大失敗だったことや、クリス・エヴァンスはどちらかと言うと、お笑い系のコミカルな演技が得意な俳優であることなどを考えると、第二次大戦を背景とする戦場のヒーロー映画の主人公に本当にふさわしいのか…?!など、いくつかの不安材料が見え隠れもする「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」は、来年2011年7月22日から全米で公開の予定です…!!




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