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当初は大ヒット「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのケニー・オルテガ監督と、スーパースターのザック・エフロンのコンビで、リメイク・プロジェクトが進められていたのが、ザック・エフロンが同じような青春音楽映画にばかり出ても仕方がないと、キャリアが行き詰ることを懸念して降板し、その代役に、「ゴシップガール」のチェイス・クロフォードが起用されることになりましたが、お次はケニー・オルテガ監督が、リメイクの内容をめぐって、製作・配給のパラマウント映画と意見が衝突して降板した結果、SEX中毒のクリスティーナ・リッチをサミュエル・L・ジャクソンが矯正する、トンデモないカルト映画「ブラック・スネーク・モーン」(2006年)のクレイグ・ブリュワー監督が仕切りなおすことになった「フットルース」の主演が、ようやく決まりました…!!、カンタンにまとめましたが、ここまでたどり着くのは、長い道のりでした…!!

パラマウント映画のプレスリリースによれば、1,000人以上をオーディションした結果、リメイク版「フットルース」の主演に、25歳の無名のダンサー、ケニー・ウォーマルドを抜擢した…!!とのことです。
ケヴィン・ベーコンが主演したオリジナルの「フットルース」が封切られた1984年に、ボストンで生まれたケニー・ウォーマルドは、マドンナや、マライア・キャリーのミュージック・ビデオで、バックダンサーをつとめていた無名のダンサーですが、無名と言っても、プロのダンサーを目指す若者たちを追ったMTVのリアリティ・ショー「ダンスライフ」に出演していたほか、すでに「センターステージ2/ターン・イット・アップ」(2008年)にも主演しているので、ご存知の方もいるかもしれません。
また、振付師としても活動しているケニー・ウォーマルドは、アメリカ進出したBoAちゃんの曲にダンスをつけるなど、BoAちゃんとのコラボで、日本では知られているようです。
そのケニー・ウォーマルドの相手役として、オリジナル映画では、ロリ・シンガーが演じたヒロインのエリエルに起用されたのは、アメリカ版の芸能人社交ダンス部で活躍していた歌手のジュリアン・ハフ
ジョン・リスゴーの当たり役とも言える、エリエルの父親で、ロックやダンスを嫌い、宗教を盾に禁止しようとする厳格な牧師を、新たにリメイク版で演じるのは、「G.I.ジョー」(2009年)のデニス・クエイド。
クリス・ペンが演じていた主人公レンの親友は、やはり、無名の若手俳優マイルス・テラーです。


主演俳優をネットで公募していたリメイク版「フットルース」には、「ターミネーター/サラ・コナー・クロニクルズ」のジョン・コナーとして知られるトーマス・デッカーも名乗りをあげるなどしていたのですが、そこそこの中途半端な知名度のアイドル・スターを起用して、平凡なリメイクの青春映画と受け流されるよりは、13歳の時に「フットルース」を観て、感激した思いを再現したい…!!と願うクレイグ・ブリュワー監督は、思い切って、無名のキャストを中心に、映画の中身で訴えかける作品にしたいようですね。
テレンス・ハワードが主演した、クレイグ・ブリュワー監督の出世作「ハッスル&フロウ」(2005年)、そして、前述の「ブラック・スネーク・モーン」ともに、オリジナルの思いっきり青春映画な「フットルース」とは、かなり趣が異なるとは言え、音楽や、宗教に厳格で、ともすると頑迷な南部の様子など、そのテーマにした要素は共通しているので、クレイグ・ブリュワー監督が自ら書き上げたシナリオで、どのように新しい「フットルース」を観せてくれるのか?!、その仕上がりが、大変、興味深そうです。
80年代映画のリメイクとしては、ウィル・スミスが自分のガキを主演に起用した「カラテ・キッド」で、オリジナル映画を超える大成功を果たしたばかりですが、リメイク版「フットルース」は、その後に続くことができるでしょうか…?!
ケニー・ウォーマルドが主演する、クレイグ・ブリュワー監督のリメイク版「フットルース」は、近日中にも緊急クランクインし、全米公開は来年2011年4月1日の予定です。

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