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超オタクのギレルモ・デル・トロ監督が、マイク・ミニョーラの人気コミックを映画化した大ヒット・シリーズについて、ひとまとめレビューでおなじみのマレードさんが語ってくれています…!!



ヘルボーイ」シリーズの最大の見どころは、登場人物たちの魅力的な造形だと思います。
全身が真っ赤で右腕が石でできている主人公ヘルボーイをはじめ、半漁人で知的なエイブや、念動発火能力を持つリズなど、さまざまな特徴を持つキャラクターたちが大活躍します。

ストーリーの構成が彼らの個性を存分にアピールすることに特化していて、またそうした視覚的な刺激が、この作品を大きく支えているので、その独特な容姿や能力が好みでしたら大満足していただけるシリーズだと思います。
なるほどな、と感心させられたのは、それぞれの個性的な能力が意外な場面でうまく重なる点です。
特に第1作め(2004年)で“耐熱仕様”の肌というヘルボーイの能力が戦闘場面だけでなく、ドラマチックな場面でも生かされていたのには驚きました。
先述したとおり、このシリーズの見どころは登場人物たちの造形ですが、時に美しさすら感じるそれらが作品の中に違和感なく溶け込んでいるからこそ、それを作品の良さといえるのだと思います。
また日常生活の中では、そんな生物はいないに決まっている、と思っていても、映画を観賞している間は、そのキャラクターに思わず感情移入してしまう事は、素晴らしいことだと思います。

第2作め「ヘルボーイⅡ/ゴールデン・アーミー」(2008年)の途中で、ヘルボーイとエイブが酒を交わしながら愛を語る場面など、絶対にあり得ない光景だ、と思いつつも、彼らの見た目とは裏腹な、あまりに純情な姿にクスッとさせられてしまいます。

アクションについてですが、こちらは見た目通り、それぞれが能力を生かした戦い方を見せてくれるので全く飽きが来ません。
第1作めの「ヘルボーイ」では少しおとなしめだったかな、という印象を持ちましたが、2作めの「ゴールデン・アーミー」では見ごたえのあるアクションをたっぷりと見せてくれます。キャラクターの数も、その特徴的な容姿はそのままに一気に増えるので、前作よりも多少期待値を上げても十分満足していただけると思います。
本人たちはいたって真面目にやっているつもりなのでしょうが、彼らが随所で思わず笑ってしまうような行動を見せてくれるのも、このシリーズの良さでしょうね。
“任務”だと主張して、異性と2人きりで出かけるリズを追いかけたり、鏡を見ながら角の手入れをしたりするヘルボーイや、危険な仕事も好物の腐った卵のために納得して引き受けるエイブなど、彼らの生き生きとした姿が見ていて楽しいです。力強くて、どこか可笑しいヘルボーイたちの活躍を、ぜひ一度ご覧になってみてください。 by Mairead


↓ それでは、「ヘルボーイⅡ/ゴールデン・アーミー」から、肉体を持たず、その幽体を昔の潜水服みたいなスーツに封じ込めている、とても生真面目で大人な性格のキャラクター、ヨハン・クラウスと、いくつになっても悪ガキみたいなヘルボーイが口論する、おかしな場面をご覧ください!!





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