************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


UPDATE : やっぱり、速攻で動画が削除されちゃってましたね…。この作品は厳しくて、すぐに消されるんです…。
でも、また探してきました…!!、今朝、観逃しちゃった人、今すぐ観て…!!

As always, 削除されたら、ごめんなさい!!、早く、観てね!!


おとついの第82回アカデミー賞授賞式で、最優秀短編アニメ映画賞を受賞した「ロゴラマ」の全編(約16分)です。
ミュージック・ビデオや、広告で使用するアニメなどのビジュアル・イメージの製作を請け負っているフランスのプロダクション、H5が製作した本作は、すでに昨2009年のカンヌ国際映画祭で、コダックがスポンサーの短編映画賞を与えられているほか、数々の映画祭で高い評価を得て、賞を贈られるなどしている有名な作品です。
内容としては、街中いたるところが企業のロゴで埋め尽くされている架空のロサンゼルスを舞台に、企業や商品のイメージ・キャラクターが登場人物となり、クライム・アクションをくり広げる、まさに企業犯罪モノ?!となっています!!






マクドナルドの人気キャラクター、ドナルド・マクドナルドが、何だか、「バットマン/ダークナイト」(2008年)で故ヒース・レジャーがカリスマ的に演じたジョーカーのような犯罪者として登場しているのが傑作ですが…、う~ん…、こんなことをマクドナルドが許すはずもなく、その他の勝手にロゴや、キャラクターを使われている企業も、このアニメを快くは思わないでしょう…。よって、このアニメを商業的に公開したり、ましてや、DVDで販売するなどというのは、ロゴ使用の権利問題や、その使用料、また、利益の分配も困難であることから、ほぼ不可能なのではないでしょうか…?!
なので、本作が上映される映画祭にでも赴かないかぎりは、こういう非公式な形でしか、なかなか観る機会に恵まれないので、いま観ておくしか、仕方ないですね。




このアニメが伝えたいメッセージが、世界は商業主義で満ち溢れている…というのは、誰の目にも一目瞭然で、消費者とだけ呼ばれる私たちは、その企業同士が互いに利益を奪いあう戦いに、おのずと巻き込まれています…。
そうした資本主義が行き着く先はどこなのか?!、この大不況で就業もままならない人が世界中にわんさかといる不安定な時代を、この「ロゴラマ」はアニメらしく、あえて愉快に描いてくれた…と評せそうです。
さて、みなさんは「ロゴラマ」を観て、どのように思われたでしょうか…?!
ちなみに、プリングルズのおじさんを演じている声の主は、「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2008年)のデヴィッド・フィンチャー監督です!!




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA