************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


キャリー・マリガンが「エデュケーション/17歳の肖像」で第82回アカデミー賞最優秀主演女優賞に選ばれなかったことに、世界中の映画ファンが納得できず、オスカーはその価値をまたまた地に落としてしまいましたが、キャリー・マリガンは21世紀のオードリー・ヘップバーンなんですよ…と言うのなら、今だに怒っている人もきっと納得できるでしょう…!!



ひとりの女優と言うよりは、もはや、その存在した痕跡がひとつの文化であるような伝説的女優オードリー・ヘップバーンの代表作であるミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」(1964年)を、ぼくの twitter のフォロワーであるソニー・ピクチャーズがリメイクするプロジェクトに、主演女優として、歌が上手すぎるキーラ・ナイトレイがアタッチされた…!!というニュースを、2年前の2008年6月7日にお伝えしました。

このリメイク版「マイ・フェア・レディ」の企画は、ケイト・ウィンスレットがアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した「朗読者」(2008年)のスティーブン・ダルドリー監督、「ムーラン・ルージュ」(2001年)のバズ・ラーマン、そして、「スラムドッグ・ミリオネア」(2008年)のダニー・ボイル監督らが過去に打診を受け、検討していたものですが、ベラ・スワンではなくベス・スワンの主演が内定するのに伴い、彼女とのコンビで「プライドと偏見」(2005年)、「つぐない」(2007年)を完成させた天才的な映画監督ジョー・ライトが起用されることになり、その「プライドと偏見」の脚本を仕上げたほか、同じジェーン・オースティン原作のアン・リー監督作品「いつか晴れた日に」(1995年)のシナリオも担当した脚本家のエマ・トンプソンがリメイク版「マイ・フェア・レディ」を執筆することになりました。
しかしながら、あえて脚本家と呼び続けてみるエマ・トンプソンの「マイ・フェア・レディ」執筆こそは事実でしたが、イギリスのテレグラフが伝えたジョー・ライト監督の話はデマで、追って同監督本人が、そんなの聞いちゃいねえよッ!!と否定することになりました。
そして現在は、ワインスタイン・カンパニーの買収に応じて、「プライベート・ライアン」(1998年)ではなく、この映画に最優秀作品賞を与えたことを多くのアカデミー会員たちが後悔し、恥だと思っている「恋におちたシェイクスピア」(1998年)のジョン・マッデン監督が、昨2009年12月から、このリメイク版「マイ・フェア・レディ」の監督に落ち着いていますが、キーラは降板してしまい、第2のオードリーとなる主演女優が不在となってしまいました…。

そのキーラ・ナイトレイの抜けた穴を埋める代役として、先の「プライドと偏見」(2005年)のほか、天才と呼ぶしかないマーク・ロマネク監督がカズオ・イシグロの傑作文学を完全映画化する「わたしを離さないで」でもキーラ・ナイトレイと共演している、青春映画の新しい金字塔「エデュケーション/17歳の肖像」で一躍、現代最高の女優の座に昇りつめた超新星キャリー・マリガンの名前は当然のように、すでに以前から浮上していたのですが、キャリー本人が自分はイライザ・ドゥーリトルを演じません…と言っていたので、こうした「マイ・フェア・レディ」の件について、CIAではひとまず静観していました。
ところが、「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(2005年)の続編となる「ナニー・マクフィーとザ・ビッグ・バン」(イギリスで今週末26日公開)が、イギリスでは昨夜(24日)に行ったプレミア上映会を取材したBBCが、ナニーの言葉を伝えたところによれば、「エデュケーション/17歳の肖像」で共演した天才女優が「マイ・フェア・レディ」に主演することはすでに決定している…ッ!!と、公けにキャリー・マリガン=イライザを認めてしまいました!!
また、リメイク版「マイ・フェア・レディ」の脚本を執筆したナニー・マクフィーは、キャリー・マリガンのイライザ・ドゥーリトルを教育するヒギンズ教授役として、前述の自作自演の「いつか晴れた日に」で共演したヒュー・グラントを視野に入れていることも明らかにし、今年2010年後半には撮影が始められる予定であることも報告してくれました!!


冒頭に記した第82回アカデミー賞に先がけて、様々な映画サイトやニュース・サイトが行った世論調査のほぼ全部で、最優秀主演女優賞に価する女優の第1位に選ばれ、サンドラ・ブロックが受賞した後に行われた、誰が受賞すべきだったか?!という問いのアンケートでも当然、やっぱり第1位に選ばれた、まぼろしのオスカー女優キャリー・マリガンは、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ヴァシコウスカとふたりで、将来の映画界を牽引する2大女優になる可能性が高い…と、多くの映画ジャーナリストが予想していますが、まだ一般には、キャリー・マリガンが現代最高の女優と見込まれていることは、まるで浸透していないでしょう。
けれど、「マイ・フェア・レディ」の主演が正式に決定したらしいとなれば、まさにオードリー・ヘップバーンの後継者にふさわしい魅力のキャリー・マリガンは以後、“第2のオードリー”と称され、老若男女に愛されていくことになりそうですから、超新星の本当のビッグ・バンはこれから見られることになるのかもしれません…ッ!!


キャリー・マリガンが秘めていた真価を発揮し、世界がア然とした「エデュケーション/17歳の肖像」は、日本では来月4月17日(土)から公開です。



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