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恋に勝つルールでラスベガスをぶっつぶした男と女の不都合な真実を描いたラブコメです…ッ!! → 







「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)のロバート・ルケティック監督が、前作「男の女の不都合な真実」(2009年)に続き、ヒロインにキャサリン・ハイグルを起用して、「ベガスの恋に勝つルール」(2008年)のアシュトン・カッチャーとドタバタ・カップルを演じさせたロマンチック・コメディらしからぬタイトルの最新作「キラーズ」が初公開した予告編です!!

本作でキャサリン・ハイグルが演じているのは、恋に破れて、両親なんかとリゾートのニースを訪れるハメになってしまったコンピューター技術者のジェン。しかし、恋愛運にとことん見放されたわけでなかった彼女は、旅先で自分の理想のタイプの男性スペンサーと出会い、ふたりはたちまち恋に落ちて、結婚することに…ッ!!、しかし、アメリカの大澄賢也?!ことオバサン・キラーのアシュトン・カッチャーが演じるスペンサーが実は、元は政府に雇われる殺し屋だったことから、ふたりは何人もの刺客から次々と命を狙われてしまう…ッ!!
…というのが、ケヴィン・ベーコンが主演し、様々に切羽詰った人たちが登場するクライム映画「ジ・エアー・アイ・ブリーズ(The Air I Breathe)」(2007年)でデビューした新米脚本家ボブ・デローザが書き上げたオリジナル脚本を、「オーシャンズ11」(2001年)や、リドリー・スコット監督のあまり語られない傑作「マッチスティック・メン」(2003年)などを執筆したベテラン脚本家テッド・グリフィンがリライトした本作の内容なのですが、何だか昨2009年末のクリスマスのイヴイヴに紹介した、トム・クルーズとキャメロン・ディアスの遅すぎた再共演作「ナイト&デイ」(7月2日公開)や、あるいは、やはり昨年末に紹介したジェラルド・バトラーとジェニファー・アニストンが共演のアンディ・テナント監督作品「バウンティ・ハンター」(3月19日全米公開)に印象がそっくりで、どうやら、ハリウッドの映画スタジオは、フツーのラブコメはもう飽きられた?!とでも考えているのか、ラブコメにアクションの要素を足すのが、いまの流行りのようです。
そうした路線を押し進めたいのか?!、20世紀FOXは「ナイト&デイ」だけに飽き足らず、この記事の見出しにも引用した、ブラピとアンジーの元祖ロマンチック・アクション・コメディ「Mr.&Mrs.スミス」(2005年)を、「Mr.&Mrs.ジョーンズ」としてリメイクするプランまで発表しています。


果たして、恋とスタントのあわせ技で、ひたすらハッピーになれるラブコメを観たい女性と、アクションで手に汗握りたい男性のカップルを、まんまと集客できればよいのですが、ラブコメにアクションはいらないわと思う女性だけでなく、アクション映画に恋愛はいらない…!!と思う男性も少なくないのでは…?!

キャサリン・ハイグルの母ちゃんを演じているのは、お母さん女優として有名な、ケビン・マカリスター豚鼻娘ペネロピの母ちゃん、キャサリン・オハラ。そして、父ちゃんを、「ミスター・ベースボール」(1992年)で高倉健さんと共演した、幻のインディ・ジョーンズ?!ことトム・セレックが演じているあたりが、何かオチがありそうで、ちょっと怪しいですね。
最初は「ファイブ・キラーズ」だった題名から、“GONIN”をとって、シンプルに「キラーズ」にした、ライオンズゲート製作・配給のロマンチック・アクション・コメディの本作は6月4日から全米公開!!
ところで、上 ↑ の写真で、何気にシラジラしく置いてあるエヴィアンのペットボトルが目立っていますね…。
映画にさりげなく…ではないですが、商品を登場させる“プロダクト・プレイスメント”の宣伝なんでしょうか…?!


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