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アメリカの良心的な映画ジャーナリストからは、“アメリカの恥”と唾を吐きかけられている「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」について、CIAの常連リーダー、Cardhuさんが、サイテー映画賞のラジー賞の話題とからめて語ってくれています…!! → 





ラジー賞のノミネート作品が発表されましたが、その中で最多の7部門で候補となった作品が『トランスフォーマー:リベンジ』です。
というわけですでにご覧になっている方も多いと思いますが、どんな作品だったか改めてレビューしたいと思います。

典型的なハイウッド超大作でありながらわりと高評価(amazonでの評価平均☆4つ!)な本作ですが、実際のところ楽しませる対象にしっかり狙いをつけた作りで、なかなか楽しませてくれます。個人的には本作に次ぐラジー賞6部門ノミネートの『G.I.ジョー』よりはるかに面白いと感じました。

この映画のお楽しみポイントは大きく2つ。
「兵器」と「ミーガン・フォックス」…標準以上の評価をしている方は大抵どちらかがツボにはまってる様子。
軍がらみのシーンはいつものことながら格好よく描いているので軍もの好きでなくてもちゃんとそれなりに燃えますが、私は兵器好きではないので、まさかあの機体が映画で見られるとは!という感慨も興奮もありません。
一方のミーガン・フォックス。正直なところこちらもあまりビビっときません。「最もセクシーな女優」とか言われていますが、いったいどこがセクシーなのか?
むしろ敵の女トランスフォーマー・アリスが主人公に乗りかかりパンティの中から触手を…というのはちょっとツボ、笑
アリスを演じたイザベラ・ルーカス(↓)の今後の活躍にも期待しています。



…とまあ、そんなわけでこの映画の大きな武器は2つとも私には大して効果なしなのですが、むやみやたらに熱いのがすばらしい!
子ども向けの内容をハリウッドの大御所・スピルバーグとヒットメイカー・マイケル・ベイが本気で実写化したことで、見ごたえのある作品に仕上がっています。

前作の方がよかった点としては、今回は肝心の変形があまりにスムーズにすばやくすんでしまうので「変形している」というよりは「変身した」という印象になってしまっていること。そして世界レベルの問題が起きているのに主人公はロボットが親にみつからないよう四苦八苦するという日常感が失われてしまったこと。
逆に悪ノリ具合はエスカレート。前作でもユーモラスなシーンは多かったけど、今回は進化というか退化というか…ユーモアというより小学生レベルの悪ふざけ、当然下寄り・・・。寝返った敵トランスフォーマーがヒロインに発情した犬のようななつき方をしたり、マリファナ入りクッキーを食べた主人公の母親が奇行に走ったり・・・まあ嫌いじゃありませんが!

147分もあるわりに、それほど退屈もせず楽しめます。
こういう頭をからっぽにさせてくれるような映画を作るのも実はけっこう難しいんだろうな~と・・・しかもこれだけの予算を使いこなしてそれができるというのは・・・マイケル・ベイ、『チーム★アメリカ』でさんざんバカにされてましたが、これはこれでもうひとつの芸だと思います。脱帽!
ちなみにマイケル・ベイ、ラジー賞常連、などと言われていますが監督作品がノミネートされたのは(見落としていなければ)第19回に『アルマゲドン』と第22回に『パール・ハーバー』での2回のみで、いずれも受賞には至っていません。今回は初の受賞に至るのでしょうか?
この作品より「最低映画」と言うのにふさわしい作品は山のようにあると思いますが…。

3月6日にはラジー賞も発表。
本作の受賞結果も気になりますが、アレック・ボールドウィンと共にアカデミー賞の司会を務めることになっているスティーブ・マーチンが『ピンクパンサー2』の演技で最低主演男優賞にノミネートされているのも気になるところ。オスカー像を手にラジー賞会場に現れたハル・ベリーとは逆に、ラジー像を手にアカデミー賞の会場に現れるスティーブ・マーチンの姿を見ることができるのかどうか、発表を待つばかり!ちなみにこの『トランスフォーマー:リベンジ』は録音賞でアカデミー賞にもノミネートされていたりします。 Cardhu

↓ 『トランスフォーマー:リベンジの音作りを紹介したメイキング・ビデオ…!!




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