どうやら、「(500)日のスパイダーマン」は実現しないようです…ッ？！ →
閲覧が有料化されて、フツーの映画ファンはもう読めないに等しい Variety に見切りをつけ、これまで Variety で発表してきたようなスクープを、無料で読めるニッキ・フィンケ女史の DEADLINE．Com に執筆することにした元 Variety のメイン・ライター、マイケル・フレミングが、サム・ライミ監督の「スパイダーマン4」をスクラップにしたソニー・ピクチャーズが、新たに学園アクション映画の路線に切り換える新「スパイダーマン」シリーズの監督として、ジョセフ・ゴードン＝レヴィットとゾーイ・デシャネルが共演した、とてもオシャレな恋愛映画「(500)日のサマー」の新鋭マーク・ウェブを抜擢し、すでに両者が準備の話し合いに入って、今年2010年末から3D映画として、新「スパイダーマン」の撮影を開始する予定だ…ッ！！というスクープを飛ばしていたのですが、“映画ジャーナリズムなんてクソ食らえ！！、映画はおもしろければ、それでいいッ！！”がモットーのジャンル映画サイト QUIET EARTH がそれに待ったッ！！をかけました。
マイケル・フレミング記者に劣らず、ハリウッドの業界に強力なコネを持つ QUIET EARTH のスクープによれば、新「スパイダーマン」の監督は、グラインド家のロバート・ロドリゲスとコンビを組んで、大ヒットSFアクション映画シリーズを復活させる20世紀FOXの今夏のブロックバスター「プレデターズ」(7月全米公開)のニムロッド・アーントルだ…ッ！！とのことです。
QUIET EARTH によれば、ニムロッド・アーントル監督が2003年にハンガリーで発表したスリラー映画「コントロール」の成功(カンヌ映画祭で学生審査員が選ぶアワード・オブ・ザ・ユース受賞)により、ハリウッドでメガホンをとることになった第1作めのソニー・ピクチャーズ製作のホラー映画「モーテル」(2007年)の撮影中に、ソニーのスタジオでサム・ライミ監督と知り合い、意気投合したことから、サム・ライミ監督がプロデューサーをつとめたソニー・ピクチャーズ作品「アーマード/武装地帯」(3月27日公開)にニムロッド・アーントル監督を起用した経緯がある…とのことで、すでに業界内で前述の「プレデターズ」の出来栄えの高評価の口コミが拡がっていることから、サム・ライミ監督とソニーが協議して、ニムロッド・アーントルを新「スパイダーマン」の監督に迎える見込みだ…ッ！！とのことです。
もし、 QUIET EARTH のスクープの方が正しい場合、サム・ライミ監督は引き続き、「スパイダーマン」シリーズに関与し、プロデューサーか、あるいは製作顧問のコンサルタントをつとめるものと思われます。また、ロバート・ロドリゲスがやりたい放題の限りを尽くしていると評判の超暴力主義の「プレデターズ」のニムロッド・アーントル監督が起用される？！ということは、サム・ライミが製作する？！新「スパイダーマン」は、ウワサされているような「トワイライト・サーガ」を意識した学園もの青春アクション映画ではなく、コミック・ヒーローの闘いをド迫力で描く本格的なアクション映画の可能性の方が高いような感じがします。
果たして、「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督がスパイダーマンの青春をミュージック・ビデオのように描く学園アクション映画なのか？！、武闘派の男映画「アーマード/武装地帯」のニムロッド・アーントル監督によるバイオレンスなヒーロー映画なのか？！、新「スパイダーマン」の行方が混迷を極めてきましたッ！！
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