************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************



昨2009年は、全米映画興行の年間を通しての売上げ総額が史上初めて、100億ドルを突破した(約105億9,310万ドル)、まさに映画ビジネスの当たり年だったわけですが、ニューイヤーのホリデイが終わった新年2週めは、日本で言う三が日にあたった先週の前回(1日~3日)から、全体で約30%マイナスの収入減となってしまいました。しかし、絶好調の昨年同時期と比べれば、むしろ約18%の売上げアップとなっており、今年2010年もまた、もしかして100億ドルを突破しちゃう…ッ?!という期待に満ちた、映画界にとっては幸先のいいスタート・ダッシュの状態が続いています!!、その好調がひとえに、「アバター」の連続4週第1位の快記録に現れているのは言うまでもありません…ッ!! → 





昨日のプレ・レポートで、すでに決定的…ッ!!とお伝えしたように、ジェームズ・キャメロン監督が構想するSF超大作トリロジーの第1作め「アバター」が、昨年末12月18日の初公開からの4週連続第1位を達成し、国内でのトータル興行収入を約4億2,904万ドルとして、「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」(2006年)=約4億2,331万ドルを抜き、全米映画史上第7位のヒット作となりました!!、また同時に、昨2009年の№1ヒット作「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」の記録=約4億211万ドルを抜いてしまったので、先週、紹介した2009年映画興収TOP10映画ランキングは書き直さなければならないことになってしまいました…ッ!!
ランキングの見出しで示したように、おととし2008年の大ヒット作「バットマン/ダークナイト」の連続第1位記録に並んだ「アバター」ですが、と言っても、バットマンは4週めで約4億4,162万ドルと、実は「アバター」よりも多く稼いでいたので、その動員の勢いの差を考慮した順位としては、同じ4週連続でも「アバター」は「ダークナイト」よりも下となってしまいます。全世界でのトータル興行成績では「アバター」に追い抜かれてしまった「ダークナイト」ですが、同映画が3D作品ではなく、割増し料金を徴収せずに、「アバター」よりもヒットしていた…ッ!!ことを踏まえると、やっぱり、「ダークナイト」は歴史的大ヒット作だったことがあらためてわかりますね。その「ダークナイト」をしのぐには、「アバター」は次週も第1位をキープして、連続記録を5週に伸ばさなければならないわけですが、1週めから2週めにかけての売上げダウン率が約-2%、そして、2週めから3週めにかけてが約-9%と、驚異的な集客力を維持してきた「アバター」も、この週末は約30%のマイナスと少し大きく落ち込み、公開館数も減少に転じて、39館が上映を終了してしまいました。



そうしたマイナス傾向がさらに勢いを減じていった場合、今週末15日(金)にワーナー・ブラザースが封切るデンゼル・ワシントンVSゲイリー・オールドマンの「ブック・オブ・イーライ」(3,000館以上の超拡大公開)に首位を奪われてしまう可能性は充分にあり、あまたの記録を塗り替えてきた「アバター」も苦戦を強いられることになりそうです。それにしても、すでに2009年の映画興行チャンピオンの座を手中におさめた「アバター」が、このまま2010年の映画興行チャンピオンとなり、スンナリと2連覇を達成してしまってはつまらないので、全米映画興行史上の歴代ヒットの記録では、現時点で「アバター」よりも上位の第5位に位置しているドリームワークス・アニメの大ヒット作「シュレック2」(2004年)=約4億4,122万ドルの続編「シュレック・フォーエバー・アフター」(5月21日公開)の健闘に期待しましょう!!


初公開から3週連続で第3位の実写とCGアニメのハイブリッド映画「アルビン/歌うシマリス3兄弟 2」は、やはり、3週連続第2位の「シャーロック・ホームズ」と同じく、「アバター」のおかげで、その大ヒットが霞んで注目されていませんが、トータルの興行成績を約1億7,818万ドルとし、製作費の約7,500万ドルの倍以上を稼いで、国内の売上げだけで、元手を回収することに成功しています。3週めで約1億5,363万ドルの売上げだった前作(2007年)よりも早いペースで収入を上げている続編ですが、その前作の記録=約2億1,732万ドルをキッチリとしのげるか…?!が、今後の課題ですね。本作の監督は、80年代の人気テレビシリーズ「ヒルストリート・ブルース」で、ルーシー・ベイツ巡査を演じていたベティ・トーマスです。声の出演者は以下の通りです。名前は写真にカーソルを置いて、表示して下さい…!!








↑ チャックは声じゃなく、生身で出演です…!!





アルビン-歌うシマリス3兄弟-クリスティーナ・アップルゲート

ビヨンセのヒット曲シングル・レディーズを歌うシマリス娘たち!!





ロサンゼルス・タイムズのインタビューで、“ヴァンパイアは怖くなければならない…ッ!!”と当たり前のことを語っていたイーサン・ホークが、女子高生と恋に落ちたりしない吸血鬼のエドワードを演じている近未来SFホラーのヴァンパイア映画「デイブレーカーズ」を、製作・配給のライオンズ・ゲートが2,523館で封切った結果は、オープニング成績=約1,500万ドルで初登場第4位となりました。新作ながらBEST3にランクインできず、オープニング成績が2,000万ドルにも届かなかったのは、少し心もとない感じですが、強力なBEST3の大ヒット作3本はいずれも、本作よりも約1,000館も多い、3,400~3,600館超で上映されています。その大差のギャップに加え、R指定という不利な条件の「デイブレーカーズ」が、第2位の「シャーロック・ホームズ」=約1,661万ドルと第3位の「シマリス3兄弟」=約1,630万ドルに大きく水をあけられなかったどころか、単館のアベレージでは約5,945ドルを稼いで、4週連続第1位の「アバター」=平均売り上げ約1万4,173ドルに次ぐ、第2位の成績をおさめたのは、大成功の上出来ッ!!と賞賛してあげていいのではないでしょうか…ッ!!



この「デイブレーカーズ」の内容は、現在から約10年後の2019年の近未来、「トワイライト・サーガ」の大ブームのおかげで?!、人類の約95%が吸血病にかかり、ヴァンパイアに生まれ変わってしまった…ッ!!という設定の物語です。
残りのたった5%の人間の血液だけで、大多数の95%のヴァンパイアの渇きが満たせるわけないじゃないか…ッ?!と容易に察しがつくように、深刻な食料危機に陥ったヴァンパイアたちは、渇きの飢餓が進行すると、人間性?!を失い、モンスターに変身し、自我を失ってしまうことに…ッ!!



社会秩序の崩壊につながるモンスター化を食い止めるためにも、渇きを癒さなければならないヴァンパイアたちは人間を生け捕りにして、血液を供給する家畜として拘束し、ファームで養殖を開始する…。そうした人間の捕獲をおもしろがって、ヴァンパイア・アーミーに加わった弟のフランキーとは反対に、いつものようにナイーヴなイーサン・ホークが演じる兄の科学者エドワードは人間に同情し、ヴァンパイアの食料となる代替血液の開発を急ぐのだが、実験は失敗してしまう…。そうした折り、エドワードは生き残りの人間のレジスタンスであるオードリーや、エルビスらと出会い、吸血鬼と人間が共に繁栄するための究極の治療法を見つけ出そうとするのだったが…ッ!!



近未来のヴァンパイア社会を、クールなビジュアルでスタイッリシュに描いたのは、ゾンビ映画「アンデッド」(2003年)で、ホラー映画バカには人気のスピエリッグ兄弟(↑)で、脚本も兄弟が執筆しました。イーサン・ホークの弟のフランキーを演じているのは、ニュージーランド出身のマイケル・ドーマン。人間のレジスタンスのオードリーは、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)のクローディア・カーヴァン。「オーメン」シリーズの大人になったダミアンのサム・ニールが、エドワードの上司で、「トランスフォーマー2」(2009年)のイザベル・ルーカス(↓写真)がサム・ニールの娘です。そして、過去にバットマン役を断った結果、「スパイダーマン」(2002年)のグリーン・ゴブリンになってしまったウィレム・デフォーが人間のレジスタンス、エルビスに扮し、重要な役柄を演じています。





この「デイブレーカーズ」の製作費はおよそ2,000万ドルの低予算なので、オープニング成績が約1,500万ドルでも、製作費の4分の3に相当する数字をすでにはじき出しているわけですから、本作が赤字に陥ることはまざなさそうですが、ホラー系映画にありがちの急激な集客の落ち込みにだけは要注意です…ッ!!



デイブレーカーズ」 テレビスポット



関連記事
近未来ヴァンパイア社会のクールなディストピアを描いたSFホラー映画「デイブレーカーズ」が予告編を初公開!!(09.06.27)
ココにもポスターと動画があります…!!



スパイグラス・エンタテインメントが製作し、ユニバーサル映画が約2,000万ドルで買い取って配給した、第6位に初登場の「リープ・イヤー(=うるう年)」は一見、ディズニーのお姫さまのプリンセス・エイミー・アダムスが出演するのにふさわしいロマンチック・コメディのようでいて、実際は全くつまらないサイテーの映画だ…と酷評されています。映画の格付けサイト RottenTomatoes では、74件のレビューのうち、61件がダメの“腐敗してる”の評価で、13件だけがよいの“フレッシュ”を与え、総合的な支持率はたったの18%です。そのように、あらかじめ多くの映画ジャーナリストが、こんな映画にお金を払って観てはいけませんよ…!!と警告してくれた結果が、1000万ドルにも満たない、わずか約916万5,000ドルのオープニング成績となって現れてしまったようです…。
で、その鑑賞に価しないとされる本作の内容は、プリンセス・エイミーが演じる、ボストンで暮らす都会的な主人公のアンナが、長年、交際しているのに、いつまでたってもプロポーズをしてくれない恋人のジェレミーに業を煮やしていたところ、父ちゃんのジャックから、アイルランドではうるう年の2月29日に女性の方から男性にプロポーズするのが認められていて、その日に女性から結婚の申し出を受けた男は、必ず、それを受け入れなければない…という、好都合なしきたりを聞かされます。すると、すごい偶然で恋人のジャックがうるう年の2月29日にアイルランドのダブリンに出張で滞在することになり、アンナはこれが千載一遇のチャンスとばかり、ジェレミーを追って、アイルランドに向かうことに…ッ!!(今時の女性がそんなしきたりだけを信じて、わざわざ飛行機代を払って、外国まで行くか?!)、ところが、すごい偶然で悪天候に見舞われたアンナの飛行機は、目的地のアイルランドではなく、海峡をはさんだウェールズのカーディフに着陸してしまう…。
何とか、すごい偶然でボートをチャーターできたアンナはアイルランド海を渡り、アイルランド島にたどり着き、すごい偶然で出会った地元のパブ兼宿で働く田舎者の青年デクランの申し出に応じ、500ユーロを支払って、ジェレミーのいるダブリンまで、デクランの車で向かうことになるのですが、すごい偶然が続き…ッ!!



…というわけで、その後はネタバレなので、オチは書きませんッ!!などと言ったところで、アンナとデクランが共に珍道中で苦労した結果、ふたりの関係がどうなるのか?!は、誰でも大体の察しがつきますよねッ?!
プリンセスらしい存在感で、オスカー女優のメリル・ストリープを包み込んでしまった「ダウト」(2008年)と、その大女優メリル・ストリープと再共演を果たした「ジュリーとジュリア」(2009年)、また、「サンシャイン・クリーニング」(2009年)など、そこそこの映画も、彼女の魅力で傑作にし、「ナイト・ミュージアム2」(2009年)で「ターミネーター4」(2009年)を葬ったプリンセス・エイミー・アダムスですが、この「リープ・イヤー」だけは、どうも救えなかったようです…。
プリンセス・エイミー・アダムスにいつまでたっても婚約を宣言しない大バカ野郎は、「ウエディング宣言」(2005年)のアダム・スコット。田舎者のデクランは、「ウォッチメン」(2009年)のオジマンディアスですが、マシュー・グッドはコリン・ファースの同性愛の恋人を演じた「ア・シングル・マン」(2009年)が高い評価を得ているのに、この「リープ・イヤー」の大失敗でケチがついてしまいました…。そして、娘のプリンセスにうるう年の恋の伝説を吹き込む父ちゃんは、「ガープの世界」(1982年)や、「フットルース」(1984年)、また、ブライアン・デ・パルマ監督の「レイジング・ケイン」のほか、「2010年」(1984年)に出てた名優ジョン・リスゴーです。



まず否定されることがないプリンセス・エイミー・アダムスの主演作なのに、とことんまでけなされている本作を監督したのは、「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」(1999年)のアナンド・タッカー。ご都合主義に満ち、先の展開がすぐに予想できる…と評されている、手に負えない脚本を執筆したのは、スコットランドに旅行に出かけたミシェル・モナハンが地元の野郎と結婚することになり、長年、彼女への思いに気づかずにいたパトリック・デンプシーが焦ることになるロマンチック・コメディ「近距離恋愛」(2008年)のデボラ・カプランとハリー・エルフォントのコンビです。
…と書けば、何だ…ッ?!、「近距離恋愛」の設定を裏返して、ちょっといじくっただけの二番煎じか…ッ!!、どおりでどっかで聞いたようなストーリーだと思った…ッ!!と納得される方もいるのでは…?!、そんなどうしようもない「近距離恋愛2」??をどうにかするべく、「スラムドッグ・ミリオネア」(2008年)でアカデミー賞最優秀脚色賞を受賞したオスカー脚本家のサイモン・ビューフォイがリライトに雇われましたが、やっぱり、手の施しがなかったようですね…。
ただし、本作の製作費は約1,900万ドルで、それをユニバーサル映画は、前述のように約2,000万ドルで買っていますから、まぁ、そのぐらいの金額のハリウッド映画が赤字になることは、幸か不幸か?!、滅多にないでしょう…。
なお、配給のユニバーサル映画の調べによれば、この「リープ・イヤー」の観客の約8割が女性で、全体の約60%が30代以上のアダルト層だそうです。

リープ・イヤー予告編



プリンセス・エイミーが恋人からプレゼントされたルイ・ヴィトンの高価な
スーツケースを、田舎者のデクランが乱暴にあつかう場面。



スーツケースのお返しに?!、プリンセス・エイミーがデクランの車を
壊しちゃう場面…!!



…で、そんなチグハグなふたりが、田舎者のオッサンにキスするよう迫られ、
仕方なく口づけするハメになり…という場面。





ブラピやジョニデを押しのけ、昨2009年のマネーメイキング・スターの№1に選ばれたサンドラ・ブロックの「ザ・ブラインド・サイド」は、公開8週めにして、ようやく下位の第7位にまでランクダウンしてきましたが、本作は女優が主演の映画として、史上初めて2億ドルの超大台を突破した記念すべき作品となっています。女は歳をとってからが華よ…ッ!!という、サンドラ・ブラックがまさにオバチャンは強いことを見せつけ、証明してくれたような?!大ヒットですね!!
左 ← の写真は、先週の水曜日(6日)に行われた第36回ピープルズ・チョイス・アワードで、フェイバリット女優賞の栄誉にも輝いて、人生絶頂のサンドラ・ブロックです。





第8位のジョージ・クルーニー主演の「アップ・イン・ジ・エアー」は、その作品の高評価にしては成績が伸び悩み、公開館数は増え続けているものの、売上げは減少をたどり、どうもジェイソン・ライトマン監督の前作「JUNO/ジュノ」(2007年)のようなブームにまで発展しそうにはなさそうです。総合的にはまちがいなく2009年のベスト①ムービーの本作ですが、主に映画評論家からの熱い支持を集め続けている「ハートロッカー」と、「アバター」のミラクル大ヒットに圧され、次回アカデミー賞最優秀作品賞受賞の可能性も少し減少に転じつつあるようです…。
それでは、大ヒット「ゴーストバスターズ」シリーズを作った父ちゃんの人気監督アイヴァン・ライトマンのサイフをアテにせず、大学生の時に、企業向けの宣伝用オリジナル・カレンダーを製作・販売する会社を立ち上げ、その収益で映画作りを始めたアイデアマンのジェイソン・ライトマン監督が、昨年9月5日から約3ヶ月間にわたって、「アップ・イン・ジ・エアー」のプロモーションのため、北米とヨーロッパを旅してまわり、300件以上もこなしたインタビューを記録したユニークなビデオ「ロスト・イン・ジ・エアー」をご覧ください。ジェイソン・ライトマン監督は、このプレスツアーで、どれだけマイレージを貯めることができたんでしょうね…?!





オープニング成績=約700万ドルで、かろうじて第9位にすべりこんだ「ユース・イン・リボルト」(=“若さゆえの反抗”みたいな感じですね)は、8,000万ドル以上の製作費をつぎ込んだミュージカル風MTV映画の大作「ナイン」が大コケのムービー・ボムの映画爆弾となり、「イングロリアス・バスターズ」(2009年)の大ヒットも爆破の勢いで吹き飛んでしまったような、常に倒産危機?!のワインスタイン・カンパニーと、その傘下のディメンション・フィルムズが出し惜しみしていた作品。近年のアメリカ映画の最高傑作に数えられる「スーパーバッド」(2007年)と、「JUNO/ジュノ」(2007年)で、若手コメディアンの№1に躍り出たマイケル・セラを主演に起用した本作は、1998年にMTVとFOXがテレビドラマ化を試みましたが、うまくいかず、パイロット版だけで終わった、いわくつきのある、不条理小説の作家C. D. ペインが1993年から出版した有名な同名シリーズの原作を映画化したものです。
内容としては、ぶっ壊れた家庭に育ったマイケル・セラのニックが、何事にもおくてな自分に欠ける男らしさを補うため、屁たれ卒業を目指して、フランソワ・デリンジャーという別人格のワイルドなフランス人を創り出し、その自分であって、自分ではないフランソワに導かれるまま、様々なトラブルを引き起こすことに…ッ!!というもので、いわば、ウディ・アレンの「ボギー!、俺も男だ」(1972年)ならぬ、「デリンジャー!、俺も男だ!」といったコンセプトの作品ですね。
監督をつとめたのは、ジェニファー・アニストンとジェイク・ジレンホールが共演したブラック・コメディ「グッド・ガール」(2002年)のミゲル・アルテタ。アントン・イェルチンがブレイクするキッカケとなった青春映画「チャーリー・バートレット」(2008年)のライター、ガスティン・ナッシュが原作に惚れこみ、脚本を執筆しました。
いい歳なのに、離婚して独身なのをいいことに、ヤリマンのニックの母ちゃんは、「24 -TWENTY FOUR-」(4&5)では、大統領夫人のファーストレディー、マーサ・ローガンだったジーン・スマート。その母ちゃんの恋人のヤリ友?!のジェリーは、「ハングオーバー」(2009年)が大ヒットのザック・ガリフィアナキスで、やっぱり、ドスケベの父ちゃんをトップの写真(↑)のスティーヴ・ブシェミが演じています。



そんな変態の両親の影響で?!、ヤリたくて仕方がない童貞のマイケル・セラが、母ちゃんとジェリーのハメハメ旅行に連れられ、出かけた休暇先で出会い、メロメロ…と言うか、ギンギンになってしまう、アタマのいい美少女シーニー・ソンダースを演じてるポーシャ・ダブルデイは、ジョン・カーペンター監督の近未来カルト映画「ニューヨーク1997」(1981年)で、パンク・キャラの悪役ロメロを演じていたフランク・ダブルデイの娘なので、おぉーッ!!、ロメロの娘かーッ!!、すげーッ!!と、カート・ラッセルのスネークを崇拝する我々の尊敬を自動的に集めることになります…ッ!!、なお、ニックの別人格のフワンソワがフランス人なのは、このシーニーが、“私、フランス人と結婚したいな…!!”とか言ったからです。
前述の失敗したTVドラマと違い、不条理な設定の映画化に成功した本作は、レビューで概ね、“B”以上の高い評価を得て、観るべき作品と薦められています。

ユース・イン・リボルト予告編




では最後に、先ほど「アバター」の解説の中でもふれたデンゼル・ワシントンの近未来アポカリプス・ウエスタン「ブック・オブ・イーライ」のテレビスポットCMをご覧ください。本作の監督で、ジョニー・デップの「フロム・ヘル」(2001年)を作ったヒューズ兄弟は、この「ブック・オブ・イーライ」の仕上げに専念するため、ジョニデ主演の「パイレーツ・オブ・カリビアン4」と「ローン・レンジャー」という、ディズニーから依頼された2本のブロックバスター映画の監督を両方とも断ってしまったそうです…ッ!!、何とも、もったいない話ですが、それだけ「ブック・オブ・イーライ」はおもしろいということでしょうか…ッ?!、「ブック・オブ・イーライ」が「アバター」の連続第1位記録を止められるのかッ?!、次回のランキングをお楽しみに…ッ!!





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