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「ニュームーン」が、サンドラ・ブロックの

猛追をかわして2連覇のタッチダウン!!

史上4番めの早さで2億ドル超えを達成!!



*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル興行成績 の順です。

第1位    第2位    第3位    第4位(初)  第5位


第1位トワイライト・サーガ/ニュームーン」(公開中)
$42,500,000-(4,042館)-$230,674,000
第2位ザ・ブラインド・サイド
$40,125,000-(3,140館)-$100,250,000
第3位2012」(公開中)
$18,000,000-(3,444館)-$138,776,000
第4位オールド・ドッグス
$16,846,000-(3,425館)-$24,085,000
第5位クリスマス・キャロル」(公開中)
$16,003,000-(3,013館)-$105,373,000


第6位(初)  第7位     第8位    第9位    第10位  


第6位ニンジャ・アサシン
$13,135,000-(2,503館)-$21,010,000
第7位プラネット51
$10,200,000-(3,035館)-$28,487,000
第8位プレシャス:ベースド・オン・ザ・ノヴェル“プッシュ”バイ・サファイア
$7,090,000-(663館)-$32,461,000
第9位ファンタスティック・ミスター・フォックス
$7,020,000-(2,033館)-$10,108,000
第10位実録・アメリカ超能力部隊/ヤギを見つめる男たち
$1,533,000-(1,119館)-$30,552,000

感謝祭興行の解説はこちら…!! → 





先週末の土曜日(28日)にお伝えしたように、感謝祭の26日(木)に興行ランキングでトップに立ったサンドラ・ブロックのスポーツ感動映画「ザ・ブラインド・サイド」ですが、翌金曜日(27日)にはまた僅差で「トワイライト・サーガ/ニュームーン」に首位を獲り返され、結局、吸血鬼たちの2連覇をブロックすることができませんでした…。しかしながら、記録破りの大ヒットの「ニュームーン」に加え、ワーナー・ブラザースの「ザ・ブラインド・サイド」が思いがけない大当たりとなったことから、今年2009年の感謝祭興行は、2000年に記録された約2億4,400万ドル(首位はジム・キャリーの「グリンチ」、第2位はM・ナイト・シャマラン監督の「アンブレイカブル」でした)を抜く、史上最高額の約2億7,800万ドルの売り上げ新記録を打ち立てることができました…ッ!!、それではここで、感謝祭のロング・ウイークエンド5日間(25日~29日)の興行ランキングBEST10もチェックしておきましょう…!!

第1位  「トワイライト・サーガ/ニュームーン」 $65,999,682
第2位  「ザ・ブラインド・サイド」 $57,530,347
第3位  「2012」 $25,549,508
第4位  「オールド・ドッグス」 $24,085,000
第5位  「クリスマス・キャロル」 $22,557,631
第6位  「ニンジャ・アサシン」 $21,010,000
第7位  「プラネット51」 $13,899,974
第8位  「ファンタスティック・ミスター・フォックス」 $9,499,685
第9位  「プレシャス=プッシュ」 $9,419,745
第10位実録・アメリカ超能力部隊」 $2,187,672

…と、順位は週末3日間のランキングと変わらないように見えて、25日(水)から拡大公開に切り替わったウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメ「ファンタスティック・ミスター・フォックス」と、次回アカデミー賞作品賞最有力の感動映画「プレシャス」とが、わずか約8万ドルの差で上下が入れ替わっています。
まぁ、この下位の辺りの微妙な差は、実際の現金の集計でハッキリするのでしょうが、いずれにしろ、大した違いはありません。


この感謝祭の週末興行の注目は何と言っても、サンドラ・ブロックを主演に、NFLのボルチモア・レイブンズのマイケル・オーア選手の実話を映画化したスポーツ感動作「ザ・ブラインド・サイド」で、本来は公開2週めともなれば、売り上げはダウンして当たり前なのにもかかわらず、本作は逆に約18%近いプラス成長を達成しています!!、映画の内容に感動した観客の口コミが自然に大きく広がり、映画スタジオ各社も死角の“ブラインド・サイド”を突かれてビックリのサプライズ・ヒットなわけですが、公開から10日めで1億ドルの大台突破を果たし、製作費=約2,900万ドルはとっくに回収して、黒字となっているはずです。アメリカでは知名度ゼロに近い韓国のスター、Rain(ピ)を主演に起用するという賭けに打って出た、製作費=約4,000万ドルの「ニンジャ・アサシン」が初登場第6位のオープニング成績=約1,313万ドルという、予想通りに?!パッとしないスタートを切ったワーナー・ブラザースとしては、そのニンジャの赤字を補ってくれそうな「ザ・ブラインド・サイド」のうれしい大ヒットと言えそうです…!!




上 ↑ の写真のように、クリステン・スチュワートのベラを奪い合ってるように見せかけて、実は愛し合ってたのはエドワードとジェイコブで、本当は吸血鬼と狼男が種を超えた同性愛のホモ映画だった…ッ!!という、隠されたメッセージが暴かれた?!「トワイライト・サーガ/ニュームーン」は、見出しのように、史上4番めの早さとなる、封切りから8日間での2億ドル超えを達成してしまいました…ッ!!
この2億ドル超え史上第4位というのは、タンブラーで駆け抜けた「バットマン/ダークナイト」(2008年7月18日公開/4,366館)が約2億377万ドルを、たったの5日間で売り上げたのを最速の第1位とし、以下は、やはり、5日間で約2億ドルを集めた「トランスフォーマー2」(2009年6月24日公開/4,234館)が第2位、そして第3位は8日間で約2億1,456万ドルを売り上げた「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」(2006年7月7日公開/4,133館)と続き、「スパイダーマン2」(2004年6月30日公開/4,152館)が同じ8日間で約2億212万ドルを稼いだ記録を、「ニュームーン」が金額面の約2億587万ドルで破った…ッ!!ということです。
それにしても、2億ドル超えスピード記録のBEST3は、いずれもサマーシーズンのイベント・ムービーであり、また、これまでの11月公開映画における最速記録は、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005年11月18日公開/3,858館)の10日間で約2億101万ドルでしたから、「ニュームーン」が、いかに大ヒットしてるか、あらためて驚かされてしまいますね。
なお、前作の「トワイライト」(2008年)は、2億ドルに届かなかった国内での最終的な興行収入の約1億9,277万ドルを稼ぐのに、約21週間=147日間もかかりましたから、続編の「ニュームーン」は恐るべきことに、その記録を139日間も短縮してしまったことになるので、もはや、同じシリーズでも第2章と、第1章とでは比べものになりません…。


オッサン映画「団塊ボーイズ」(2007年)で、ひとやま当てたウォルト・ベッカー監督とディズニーが、同映画に引き続き、再びジョン・トラヴォルタを主演に起用して、ロビン・ウィリアムズとオッサン・コンビを組ませた、柳の下のオッサン狙い??のバカバカしすぎる低脳なファミリー・ムービー「オールド・ドッグス」は、オープニング成績=約1,684万ドルで初登場第4位となりました…。
当初の予想では、感謝祭のロング・ウイークエンドだけで3,000万ドルを超えられる…と見込まれていた本作ですが、5日間のトータルでも約2,408万ドルしか稼げず、ディズニーとしては、少し目論見がハズレてしまったのかもしれません…。
しかしながら、本作の製作費は約3,500万ドルなので、この出足からして、ひとまず赤字になることはなさそうです…。ところで、下 ↓ の写真はディズニーがマスコミに配布した本作の宣伝用のプロモーション・フォトの1枚ですが、マイクらしきものを持ったスタッフの姿が反射して、車体に写りこんでいます…。



こんなのフォトショでカンタンに消せるだろうに、その手間さえかけずに、テキトーな写真をリリースしたディズニーが、いかに、オッサン映画の本作なんて、どうでもいい…と思っているか?!、どころか、スタッフもかなりいい加減に、この映画を作ったことがよくわかりますねッ!!、こんな手抜き映画、観たいですか…??

ゴルフボールがキンタマを直撃する、時代錯誤で恥ずかしいギャグ…。





名優ヴィゴ・モーテンセンが主演した、コーマック・マッカーシー原作のアポカリプス文学映画「ザ・ロード」は、週末の売り上げが約152万3,000ドルで、第10位の「実録・アメリカ超能力部隊」に約1万ドルおよばず、惜しくも初登場第11位でBEST10入りを逃してしまいました…。ただし、「ヤギを見つめる男たち」は1,119館での上映なのに、「ザ・ロード」は111館だけ。1館あたりでは約1万3,721ドルを売り上げている「ザ・ロード」は、実は第2位のサプライズ・ヒット作「ザ・ブラインド・サイド」のアベレージ=約1万2,779ドルを上回っています…ッ!!

ザ・ロードテレビスポット





…でも、しかし、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのトロイ・ボルトンこと、超男前のザック・エフロンが主演した、リチャード・リンクレイター監督の切ない青春映画「ミー・アンド・オーソン・ウエルズ」は、「ザ・ロード」より遥かに少ない、わずか4館で約6万4,800ドルを稼いでいるので、1館あたりにブレイクダウンすれば、約1万6,200ドル!!、よって、「ザ・ブラインド・サイド」や、「ザ・ロード」より、ザック・エフロンの方が映画館を満員にしてるわけですが、さらにビックリするのは、ディズニーがたったの2館だけで先行公開した、お姫さまアニメの最新作「プリンセスと魔法のキス」(2010年3月6日公開)が、週末興行成績=71万2,000ドル、感謝祭5日間トータル=114万2,000ドルを売り上げていることです…ッ!!、71万2,000ドルを2で割って、半分にすれば、35万6,000ドルですから、う~ん…、これはもう1館あたりのアベレージとしてはケタちがいで、首位の「ニュームーン」の単館平均=約1万515ドルの、単純に言って、35倍です…ッ!!、来月12月11日から全米拡大公開になる「プリンセスと魔法のキス」ですが、いったい、どういったことになってしまうのか?!、再来週のランキングが気になりますが、その前に次週のランキングをお楽しみに…ッ!!



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