少しどころか、かなり遅くなってしまい、もはや週末ですが、これまで月曜アサ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10の興行レポートの一番最後に、次回予告のような格好で記していた週末公開の最新全米映画の紹介を、今後はこのように単独の記事として、別にアップしたいと思います…!!
来週の水曜日(25日)に、ランダムハウス講談社から「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟」のタイトルで邦訳本が出版される、ノンフィクション作家マイケル ルイスの同著書を、サンドラ・ブロック主演で映画化した最新作。
NFLのボルチモア・レイブンズに所属するマイケル・オーアが、タウヒー夫妻との出会いにより不幸な生い立ちから救われ、プロのフットボール選手として成功する感動の人間ドラマの実話が描かれる。マイケル・オーアを演じているのは、ジャック・ブラックの「ビー・カインド・リワインド」(2008年/邦題「僕らのミライへ逆回転」)に出演していたクィントン・アーロン。サンドラ・ブラックのリー・アン・タウヒーの夫シーンを演じてるのは、やはり、実話を映画化したフットボール映画の人気作で、テレビシリーズにもなった「フライデー・ナイト・ライツ」(2004年/邦題「プライド/栄光への絆」)に出てたカントリー・シンガーのティム・マッグロウ。成績不振を理由にフットボールの夢が断たれようとしたマイケル・オーアに勉強を教えてくれるのは、オスカー女優のキャシー・ベイツ。「ミザリー」(1990年)のアニーに指導されたら、そら、誰だって成績が上がります?!、監督は、中年のデニス・クエイドがメジャーリーグの夢に挑戦する野球映画の感動作「オールド・ルーキー」(2002年)のジョン・リー・ハンコック。クリント・イーストウッド監督の傑作「パーフェクト ワールド」(1993年)と、クリント・イーストウッド監督の失敗作「真夜中のサバナ」(1997年)の脚本家として知られている人ですが、どうやら、スポーツ感動ものに活路を見い出したようです?!、約3,100館で公開される本作のオープニング成績の予想は約1,600万ドル。(PG-13/2時間6分)
↑ 撮影開始直前にソダーバーグ監督がクビになって製作中止…。
スペインのCGアニメ・スタジオ、イリオンが長編アニメ映画に挑んだ第1弾を、事実上消滅したニュー・ライン・シネマの代わりに、ソニー・ピクチャーズが配給し、およそ2,600館で全米公開!!、NASAの宇宙飛行士チャックがたどり着いた“プラネット51”は、前人未到の惑星のはずだったが、そこには1950年代の豊かなアメリカ式の暮らしをおくるミドリ色のエイリアンたちがいて、空気もあるという、地球のパラレルワールドのような変テコな場所だった…ッ!!という訳で、ミドリ色のアニメ・キャラと言えば「シュレック」ですから、本作の脚本は、そのドリームワークス・アニメの大ヒット・シリーズを執筆したジョー・スティルマンです。監督は、ジョージ・ブランコという新人。
声の出演は、主人公の宇宙飛行士チャックに、ディズニー映画「ウィッチマウンテン」でも、エイリアンらしくないエイリアンと遭遇していた、プロレスラー兼映画スターのドゥエイン“ザ・ロック”ジョンソンのほか、ジェシカ・ビール、ジャスティン・ロングに、名優ゲイリー・オールドマンも…ッ!!、製作費に約6,000万ドル超が費やされている本作ですが、予想されているオープニング成績は、まぁ、せいぜい1,200万ドル程度で、きびしいスタートとなりそうです…。(PG/1時間31分)
(ファーストルック)
お宝を盗むのが得意なトレジャー・ハンターのベン・ゲイツが、自分を追ってきたFBI捜査官のゼダスキーから、まんまと彼の代表作のお宝映画を横取りしてしまった贋作映画…??
と、また、映画バカな書き方で放置すると恐縮なので、つまりは大根役者ニコラス・ケイジが「ナショナル・トレジャー」シリーズで共演している名優ハーヴェイ・カイテルの代表作中の代表作である大傑作「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリス」(1992年)を、恐れ多くもリメイクしてしまったクライム・ドラマ。
アベル・フェラーラ監督のオリジナルではニューヨークだった舞台が、ニューオーリンズに移され、ニック・ケイジの主人公テレンスはハリケーン・カトリーナでの勇敢な活躍により警官から刑事に昇進するが、その際に負った傷の痛みから薬物に溺れ、悪徳刑事へと堕落していく…。
共演は、エヴァ・メンデス、ヴァル・キルマー、ブラッド・ドゥーリフ、ほか…。
監督は、「地獄の黙示録」(1979年)の元ネタ映画「アギーレ/神の怒り」(1972年)や、映画史上の屈指の大傑作の超カルト映画「フィツカラルド」(1982年)のほか、最近ではクリスチャン・ベール主演の「戦場からの脱出」(2006年)を作った、ニュー・ジャーマン・シネマの巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク。先ほど贋作映画とバカにしましたが、実際のところ、さすがはヘルツォーク監督だけに?!、映画の格付けサイト RottenTomatoes では支持率90%の高い評価が与えられています。
ただし、大根役者が主演でヒットしそうにないことから、あわやDVDスルーになりかけた危機を脱し、どうにか27館の限定公開で封切られることに…。
リメイク映画の製作に不満を示したアベル・フェラーラ監督に、巨匠ヘルツォーク監督が大人気なく、“アベル・フェラーラって、誰…?!”とか、“オリジナル映画は観ていない…”などと発言し、ケンカになったことも話題!!(R指定/2時間1分)
ウディ・アレンの「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセロナ」(邦題「それでも恋するバルセロナ」)で、今年の第81回アカデミー賞の最優秀助演女優賞に選ばれたペネロピ・クルスが、「オール・アバウト・マイ・マザー」(1998年)、「ボルベール <帰郷>」(2006年)に続き、スペインのカルト映画作家ペドロ・アルモドバル監督と組んだ最新作が限定公開で登場!!
かつてマテオ・ブランコという本名で映画監督だった作家ハリー・ケインが、14年前の交通事故で視力と共に失った最愛の女性レナとの封印した過去の追想を、アルモドバル監督が1950年代のフィルム・ノワールのタッチで描いた必見のロマンス・スリラー。日本では来年2010年2月6日(土)から松竹配給で公開なので、詳細は日本語公式サイトでど~ぞ!!、前売り券買うと年賀状にも使える?!オリジナル・ポストカードがもらえます!!(R指定/2時間8分)
最後は先日、チケットのプリセールスがすごいことになっていると伝えた「トワイライト・サーガ/ニュームーン」ですが、アメリカでは今夜となる木曜深夜の20日(金曜日)に日付けが変わる午前0時1分から、全米の約3,500館でスタートするミッドナイト興行の売り上げで、ライバル?!の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が記録した約2,220万ドルをしのげるか?!が注目のポイントとなりそうです。初日から4,024館の超拡大公開で封切られる本作の、今のところ予想されているオープニング成績は約8,500万ドル前後です。今夏のサマーシーズンの開幕映画「X-MEN/ウルヴァリン」(オープニング成績=8,505万ドル)と同じぐらいの大ヒットですね!!(PG-13/2時間10分)
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