************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************

「ダークナイト」のキングは揺るがずッ!!

海賊船が沈んだ!!、「ニュームーン」が、

映画史上第3位のオープニング大ヒット!!



*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル興行成績 の順です。

第1位(初)  第2位(初)  第3位    第4位(初)  第5位


第1位トワイライト・サーガ/ニュームーン」(今週末28日公開)
$140,700,000-(4,024館)-$140,700,000
第2位ザ・ブラインド・サイド
$34,510,000-(3,110館)-$34,510,000
第3位2012」(公開中)
$26,500,000-(3,408館)-$108,221,000
第4位プラネット51
$12,600,000-(3,035館)-$12,600,000
第5位クリスマス・キャロル」(公開中)
$12,230,000-(3,578館)-$79,791,000


第6位    第7位     第8位    第9位    第10位  


第6位プレシャス:ベースド・オン・ザ・ノヴェル“プッシュ”バイ・サファイア
$11,008,000-(629館)-$21,403,000
第7位実録・アメリカ超能力部隊/ヤギを見つめる男たち
$2,773,000-(2,056館)-$27,624,000
第8位カップルズ・リトリート
$1,952,000-(1,712館)-$105,001,000
第9位ザ・フォース・カインド/第4種接近遭遇」(12月23日公開)
$1,730,000-(1,648館)-$23,343,000
第10位ロー・アバイディング・シチズン
$1,615,000-(1,327館)-$70,027,000


主な映画の解説はこちら…!! → 





良識のある?!映画ジャーナリストから、こんな粗大ゴミに人が群がり、大ヒットするなんて、世も末だ…ッ!!、アメリカ映画は完全にオワタ…と、ため息をつかれている、先週末20日(金)に全米で封切られた女子高生ミーツ吸血鬼の青春メロドラマ「トワイライト・サーガ/ニュームーン」が、あの「ハリポタ」のミッドナイト興行の記録を打破し、歴史的大ヒット作「バットマン/ダークナイト」(2008年)よりも初日に観客を集めてしまったミラクル連続の新記録ラッシュについては、すでにお伝えしてきましたが、その注目のヴァンパイア映画史上最低の粗大ゴミ?!のオープニング成績の結果がついに出ました…ッ!!
その数字はなんとッ!!、約1億4,070万ドルという、目まいがしそうな巨額だったわけですが、やはり、映画ジャンルの定義を書き変えた革命作「バットマン/ダークナイト」(2008年7月18日公開/4,366館)の史上最大のオープニング・ヒット=約1億5,841万ドルにはおよばず、「スパイダーマン3」(2007年5月4日公開/4,252館)のクモの巣=約1億5,111万ドルにも手が届かなかったことで、「トワイライト」なんて大キライのまっとうなジャンル映画ファンはザマーミロッ!!と勝どきの雄たけびをあげていますが、世界一セクシーなジョニー・デップの海賊船「パイレーツ・オブ・カリビアン2/デッドマンズ・チェスト」(2006年7月7日公開/4,133館)=約1億3,563万ドルは沈められ、「トワイライト・サーガ/ニュームーン」は堂々、映画史上第3位のオープニング・ヒット作となってしまいました…ッ!!
しかも、「バットマン」、「スパイダーマン」、「パイレーツ」の3本はすべて、映画興行の稼ぎ時の繁忙期である夏場に封切られたサマームービーのイベント映画でしたから、そうしたサマーシーズン以外に封切られた映画として見れば、「トワイライト・サーガ/ニュームーン」は全米映画興行史上、つまり映画史上最大のオープニング・ヒットを達成した№1大ヒット映画ということになります!!
と、いうことは…、爆発マイケル・ベイ監督の今夏の大ヒット作「トランスフォーマー2」(6月24日公開/4,234館)のオープニング成績=約1億896万ドルはゆうゆうと、ヴァンパイアたちに抜かれてしまったわけで、約4億211万ドルを稼いで、とっくに今年2009年の№1ヒットのチャンピオンベルトは腰に巻いたものとばかり思っていたオプティマスは、ちょっと安心していられなくなりました…ッ!!
残るはジェームズ・キャメロン監督の次世代3D-CGの映像革命のSF超大作「アバター」が、いったい、どれだけのオープニング・ヒットの数字を叩き出すのか?!に期待が集まりますが、その「アバター」は来月12月18日の全世界公開(日本を除く)に先がけて行われる10日(木)のワールド・プレミア上映まで、残り3週間を切ったというのに、上映時間の約2時間30分(エンドクレジットを含めると2時間36分)のうち、まだ約30分ぶんが完成していません…ッ!!
果たして、「アバター」がベストのコンディションで「トワイライト・サーガ/ニュームーン」に立ち向かえるのか?!が心配ですが、今年の№1ヒットの栄冠は年末の最後の最後までもつれそうで、目が離せません…ッ!!

トワイライトーニュームーン-9

なお、ついに映画の金脈を掘り当てた製作・配給のサミット・エンタテインメントの調べによれば、この「トワイライト・サーガ/ニュームーン」の史上3番めの大記録樹立に貢献した観客の約8割は女性で、全体の約半数が21歳以下のティーン・エイジャーだったそうなので、前作よりも女性ファンがさらに拡大したのと同時に、その支持が、低年齢層にまで広がっていることが明らかとなりました。
また、この週末に世界の25の地域で、トータル6,681のスクリーンで封切られた「ニュームーン」は、特にオーストラリアとニュージーランドのオセアニア圏で記録破りの大ヒット・デビューを飾ったほか、各地で映画興行ランキングの第1位を奪取し、この週末だけで、海外でしめて1億1,810万ドルを売り上げ、先ほどの国内での収入を足すと、その合計は約2億5,880万ドルとなり、全世界で約3億8,449万ドルを稼いだ前作「トワイライト」(2008年11月公開)の売り上げのおよそ3分の2を、オープニング興行だけで集めてしまったことになります…ッ!!
と、さて、これだけの大記録を連発されれば、気になるのは、すでに撮影が終了済みのシリーズの次回作となる第3章「トワイライト・サーガ/エクリプス」ですが、11月の秋公開だった前2作とは異なり、来年2010年6月30日にサマームービーとして全米で封切られる最新作は、「アイアンマン2」を筆頭に、ディズニーのエキゾチック・アドベンチャー超大作「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」、現代のエド・ウッド=M・ナイト・シャマラン監督がチーム・スピルバーグとタッグを組んだ人気アニメの映画化「アバター/伝説の少年アン」、「グラインド・ハウス」のロバート・ロドリゲスが「プレデター」シリーズをウルトラ・バイオレンス映画として再生する「プレデターズ」のほか、ディズニー・ピクサーが約10年ぶりに発表する大人気アニメの第3弾「トイ・ストーリー3」、そして、王冠を守り抜いた「バットマン/ダークナイト」の天才クリストファー・ノーラン監督のSFアクション「インセプション」といった、強力なラインナップが剣を研いて待ち構える興行バトルに参戦することになります…ッ!!、「トワイライト」が、それらのブロックバスター映画と互角に渡り合い、勝利をおさめることができるのか?!、ヴァンパイア版“ロミオとジュリエット”の真価は、次の第3弾で問われることになりそうですね…ッ!!

ところで、その第3弾「エクリプス」については、シリーズから突然、一方的に降板させられ、自分の代役として、「ターミネーター4/サルベーション」(2009年)で、シャルロット・ゲンズブールの代役を果たしたブライス・ダラス・ハワードが起用されたことに怒った吸血鬼ヴィクトリアのレイチェル・レフィブレ(←)が、自分をクビにしたサミット・エンタテインメントを非難する声明を発表し、一女優が映画スタジオに真っ向からケンカを売るッ!!というスキャンダルがありましたね。
サミット側の言い分としては、レイチェル・レフィブレが「エクリプス」の撮影中に、ダスティン・ホフマンの新作「バーニーズ・ビジョン」にかけ持ち出演する旨の報告が遅かった…とのことで、翻って自己責任を問われたレイチェル・レフィブレは、“「エクリプス」の撮影は約3ヶ月間、その間に私が「バーニーズ・ビジョン」の撮影に参加するのは、たった10日間なのよ…ッ!!”と反論しています…。
このトラブルをどう解釈するかは、人それぞれでしょうが、サミットは前作を大成功させ、「トワイライト」の映画シリーズを立ち上げた女流監督キャサリン・ハードウィックの人格を非難して更迭し、「ニュームーン」で唯一の収穫?!とも言える、魅力的にたくましく成長して、今後が楽しみな人狼ジェイコブのテイラー・ロートナー(↓)さえクビにしようとしていました…ッ!!



個々の件でのサミット・エンタテインメントの見解はさておき、外部の第三者からは、レギュラー・キャストや、スタッフの労をねぎらい、映画のヒットに見合うだけのギャラアップをするのが、同社はイヤなだけなのでは…?!という風に見えなくもありません…。なんだか、「トワイライト」の映画を真面目に作る気なんて、初めからなさそうなサミット・エンタテインメントですが、次回作の第3章「トワイライト・サーガ/エクリプス」の監督は、「トワイライト」なんて、アホらしくて興味なかったはずなのに、打診されると態度を翻し、メガホンをとることにした、ロリコン退治のスリラー映画「ハードキャンディ」(2005年)で知られるデイヴィッド・スレイドです…。
「トワイライト」シリーズが粗大ゴミとバカにされてしまうのには、こうした経緯も無視できないのでは…?!、みなさんは「トワイライト」の今後を、どのように思われるでしょう…?!、とりあえず、レイチェル・レフィブレのファンの方は、彼女のシリーズでの見納めとなる最新作「ニュームーン」をお観逃しなく…ッ!!
それでは最後に、先週末から「トワイライト」の話題ばかりで、ロブ・パティンソンや、クリステン・スチュワートの顔もそろそろ見飽きてきた?!かもしれないので、ボクも大好きな超かわいいカントリー・シンガーの全米№アイドル、テイラー・スウィフトが、長寿コメディ番組「サタデーナイト・ライヴ」でやった「トワイライト」のパロディ「ファイアーライト」でも、ご覧ください…!!、女子高生と吸血鬼ではなく、女子高生とフランケンシュタインのメロドラマです…ッ!!





ライアン・レイノルズと組んで、女性上位のカップルを演じたロマンチック・コメディ「あなたは私の婿になる」が、この夏、国内だけで約1億6,395万ドルを売り上げる大ヒットのブロックバスター映画となり、スターダムに返り咲いたサンドラ・ブロックが主演するスポーツ感動映画「ザ・ブラインド・サイド」が、まるで期待されていなかったのにもかかわらず、その「あなたは私の婿になる」のオープニング成績=約3,362万ドルを上回る約3,451万ドルを売り上げ、2週めの大災害映画「2012」をおさえて、初登場第2位に着けてしまいました…ッ!!
現在はNFLのボルチモア・レイモンズに所属するマイケル・オーア選手の不幸な生い立ちを見るに見かね、赤の他人なのに、彼を家族として迎え、プロのフットボール選手として成功するまでの道のりを支えた白人一家とのふれあいの実話を描いた本作を封切ったワーナー・ブラザースの発表によれば、観客の約6割は女性で、全体の4分の3が25歳以上のアダルト層だった…とのことですから、つまりは、「トワイライト」なんてガキの観る映画よ…ッ!!という大人の女性たちが、こっちのハートウォーミングな人間ドラマを選んだ…ということでしょうか…ッ?!

映画のモデルになった本人さんたちも出てくる実話紹介の動画!!




先々週の封切りで、前回の初登場首位を飾ったローランド・エメリッヒ監督の大災害映画の集大成となるディザスター・ポルノのバニックコメディ映画「2012」は、約60%の大きな売り上げダウンで第3位に降格ですが、オープニング成績が約6,523万ドルと大きかったので、それでもまだ、並のオープニング成績に匹敵する約2,650万ドルを、この週末も稼いでしまっています…ッ!!
その内容の評価については、第1位の粗大ゴミ?!「トワイライト・サーガ/ニュームーン」と似たり寄ったりの本作ですが、少なくとも最先端のCGによるスペクタル場面のド迫力を楽しめるだけ、まだ、こっちの「2012」の方がマシ…と、映画ファンは判断しているようです。では、先ほどの「トワイライト/ニュームーン」のパロディに引き続き、2012年になぜ、世界が崩壊するのか?!、その真の理由を「サタデーナイト・ライヴ」が解き明かしてくれたパロディの予告編をご覧ください…!!、自伝がベストセラーの“あの人”を、バカなアメリカ国民が次の2012年の選挙で大統領にしてしまったら…?!という、ポリティカル・ジョークですッ!!





サモアとブラックのハーフのドゥエイン“ザ・ロック”ジョンソンが、金髪で青い目の白人の主人公の声を吹き替えているのも変?!ならば、そもそも、アメリカのNASAの宇宙飛行士のお話を、スペインのアニメ・スタジオが製作したというのも変?!な「プラネット51」は、おおむね予想通りの約1,260万ドルのオープニング成績で初登場第4位のパッとしないスタート…。
配給のソニー・ピクチャーズの出口調査では、観客の約86%が12歳以下の子どもを連れたファミリーで、全体の男女比はほぼ半々だったそうです。
「トワイライト」はまだ早い…という、幼いお子さんのいるご家族は、こっちに来てくれたようですね…ッ!!

宇宙飛行士チャックの記念すべき“プラネット51”着陸の場面!!
  エイリアン犬も登場します…ッ!!





先週の第3位から、新作映画3本に上乗りされて第6位にダウンしてしまった、次回アカデミー賞最優秀作品賞の栄冠への最短距離にいる感動映画「プレシャス=プッシュ」は、629館という少ない上映館数での週末売り上げ=約1,100万ドルを、1館あたりにブレイクダウンすると、約1万7,501ドルとなり、初登場第2位の「ザ・ブラインド・サイド」のアベレージ売り上げ=約1万1,096ドルを上回っています…ッ!!、さすがに1館あたりで約3万4,965ドルを稼いだ「ニュームーン」には敵いませんでしたが、実質的には本作がこの週末の№2ヒット映画ということになり、その人気の勢いは衰えていません…ッ!!、下 ↓ は、この「プレシャス=プッシュ」が賞レースのプロモーションとしてリリースした新しいポスターです。

プレシャス=プッシュ-ポスター



大根役者のニック・ケイジを主演に、巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督が、アベル・フェラーラ監督の不道徳な代表作「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」(1992年)をリメイクした新作「バッド・ルーテナント/ポート・オブ・コール・ニューオーリンズは、27館で約25万7,267ドルを稼ぎ、平均売り上げは約9,519ドルでした。


そして、最後に…、スペインのカルト映画作家ペドロ・アルモドバル監督が、ペネロピ・クルスと組んだロマンス・ノワール「ブロークン・エンブレイセス(抱擁のかけら)」のオープニング成績は約10万7,597ドルですが、たった2館での公開なので、ふたつに割ると約5万3,799ドルになるので…、
アララ…ッ?!、実は「ブロークン・エンブレイセス」が「トワイライト・サーガ/ニュームーン」よりも完璧に映画館の座席を埋めた、この週末の№1ヒットでした…!!
と、最後に映画マニア納得のオチがついたところで、今週はここまでですッ!!
それでは次週もお楽しみに…ッ!!

【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA