************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************

「マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT」が首位!!

でも、期待ハズレの成績で、上映延長決定!!

期間限定公開は集客の為の大嘘だった?!


マイケル・ジャクソン-THIS IS IT-第1位

*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル興行成績 の順です。

 第1位(初)  第2位    第3位    第4位     第5位
全米映画興行ランキング-第1位~第5位

第1位マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT」(公開中)
   $21,300,000-(3,481館)-$32,509,000
第2位パラノーマル・アクティビティ」(2010年公開)
   $16,540,000-(2,404館)-$84,780,000
第3位ロー・アバイディング・シチズン
   $7,303,000-(2,764館)-$51,385,000
第4位カップルズ・リトリート
   $6,097,000-(3,026館)-$86,663,000
第5位SAW Ⅵ」(11月6日公開)
   $5,560,000-(3,036館)-$22,824,000


 第6位     第7位     第8位     第9位    第10位  
全米映画興行ランキング-第6位~第10位

第6位かいじゅうたちのいるところ」(2010年1月公開)
   $5,081,000-(3,645館)-$61,800,000
第7位ステップファーザー
   $3,400,000-(2,346館)-$24,748,000
第8位アストロボーイ」(公開中)
   $3,035,000-(3,020館)-$10,891,000
第9位アメリア
   $3,000,000-(1,070館)-$8,306,000
第10位シルク・ド・フリーク/ザ・ヴァンパイア・アシスタント
   $2,809,000-(2,754館)-$10,521,000


新作映画の解説はこちら。と言っても、1本だけですが…。→




多くの人たちが映画鑑賞よりも、家族や友人とパーティで過ごすことを選ぶため、例年、数字が落ち込むハロウィン興行となった、この10月末日から11月に跨った週末の成績は、先週の前回(10月23日~25日)との比較で約25%ものマイナスとなり、今年2009年中でワースト2の惨憺たる結果となってしまいました…。
それを見越して、映画各社が新作の公開を差し控える中、唯一封切られた「マイケル・ジャクソンのThis Is It」が当然のように初登場第1位の座に着きましたが、やはり、期待には及ばなかったようです…。
その他に今週のランキングで目立ったところと言えば…、素人の作ったホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」だけでなく、「ロー・アバイディング・シチズン」にも観客を奪われて散々の「ソウ6」が、先週の第2位から、成績を約6割落として第5位に転落したものの、トータルの売り上げを約2,282万ドルとし、製作費=約1,100万ドルの倍を稼いで、キッチリと元手の回収に成功していますね。
その「ソウ6」のお株を奪った、ほとんど残酷ポルノみたいなジェラルド・バトラーとジェイミー・フォックスの復讐スリラー「ロー・アバイディング・シチズン」は先週の第4位から、今週は第3位にワンランク・アップしています!!、しかし、ジェラルド・バトラーが男女の関係の次は、法律の不都合な真実?!に挑んだ本作は、あまりにも辻褄のあわない描写や展開ばかりで、そのツッコミどころ満載ぶりが大ウケし、大爆笑できるコメディ映画?!としての口コミが広がってのヒットのようなので、果たして、アクション・スターに返り咲くことが課題だったジェラルド・バトラーにとってはそれでよかったのか…?!、ま、とりあえず、「ゲーマー」、「男と女の不都合な真実」、そして本作と、ジェラルド・バトラーは今年は大活躍ですね!!



マイケル・ジャクソン-THIS IS IT今年6月に急逝してしまったマイケル・ジャクソンが、ロンドンのO2アリーナで今夏から来年2010年春までの長期公演を予定していたコンサート・イベント“This Is It”のリハーサル風景を記録したフィルムの権利を、およそ6,000万ドルで手に入れたソニー・ピクチャーズが、その舞台裏の様子も合わせてまとめ、「マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT」として、先週の水曜日(10月28日)に全米の3,481館で封切った音楽ドキュメンタリー映画が、見事に初登場第1位に輝きましたが…、2週間だけの限定公開という嘘のふれ込み?!で勢いづいた前売りの盛況などから、当初の予想では水曜日から日曜日までの公開5日間で5,500万ドルから6,000万ドルといったビッグヒットのオープニング成績が見込まれていましたが、結果はご覧のように、5日間で約3,250万ドルと期待の半分ほどになってしまいました…。
この「マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT」の週末3日間の成績=約2,130万ドルを1館あたりの平均売り上げに置き換えると、約6,119ドルとなり、先週第1位だった第2位の超低予算自主製作ホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」の単館アベレージ=約6,880ドルに負けてしまっています…。
冒頭にも記したように、ハロウィンには興行が落ち込むことから、公開をくり上げ、水曜日から封切ったソニー・ピクチャーズですが、マイケル・ジャクソンの死のスキャンダルに便乗したハイエナ商法?!は、今ひとつ成功しなかったようで、同社の国際宣伝配給部門の代表ジェフ・ブレイク氏は、全米では11月26日の感謝祭の週末までの約3週間の上映延長を決定し、その他の世界の各地域でも、それぞれの状況に応じて上映を続けることを、早々と発表しました。
ジェフ・ブレイク氏は、その発表のステイトメントの中で、“全世界ですでに約1億100万ドル以上を売り上げた「マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT」が、コンサート・フィルムとしては歴代№1ヒットの王座に着いた…”と述べています。
それはまぁ、確かにその通りなのですが、先ごろ、青少年に悪影響を与えているセレブの№1ビッチに選ばれ、いよいよ本格的に世間からのバッシングが始まったマイリー・サイラスの「ハンナ・モンタナ/マイリー・サイラス:ベスト・オブ・ボースワールズ・コンサートツアー」(2008年2月公開)が、わずか687館で稼いだ週末3日間のオープニング成績は約3,111万ドルでしたから、3,481館もの超拡大公開なのに、5日間でそれを少し上回われただけの「THIS IS IT」が、本当に大ヒットしてると言えるのか?!には、やはり疑問符をつけざるを得ません…。
また、アイドル人気がほとんど全米限定と言っていいようなハンナ・モンタナ=マイリー・サイラスのコンサート・フィルムの全世界での売り上げが約7,064万ドルだったことを思えば、「THIS IS IT」が1億ドルを少し超え、ビッチを抜いて歴代№1ヒット作になったッ!!とは言うものの、全世界的な知名度を誇るスーパースターのマイケル・ジャクソンにしては、その金額は少々、物足りないのでは…?!
しかし、まぁ、ディズニーの№1アイドルなのに、子どもによくない影響ばかり与えてくれる…と親たちが眉をひそめるマイリー・サイラスのコンサート・フィルムも、期間限定公開の大嘘による荒稼ぎでしたから、どっちもどっちな訳ですが、それにしても、ディズニーが叩きまくられた詐欺商法を、ソニピがあからさまに真似するとは、呆れて開いた口がふさがらない…と思っている人は少なくないようです…。
マイケル・ジャクソンのお姉さんのラトーヤ・ジャクソンが、“真のエンターテイナーとして完璧主義だった弟は、リハーサルの練習段階にある不充分な自分の姿を、ファンの皆さんに観せるのは失礼だと考えていました。そんなマイケルの遺志に背き公開された、恥さらしの映画なんて観ないでください…”と呼びかけたのに呼応した?!熱心なマイケル・ジャクソンのファンたちのボイコット運動を無視して、「THIS IS IT」を封切ったソニー・ピクチャーズの調べによれば、このマイケル・ジャクソンのコンサート・フィルムを観に来ている観客の約6割が25歳以上で、男女比は女51%、男49%と、ほぼ半々だったそうです。
やっぱり、かつてのマイケル・ジャクソンの活躍を知っている年長の世代が、マイケルとの別れを惜しみに来てくれた…ということですかね…。

マイケル・ジャクソン-THIS IS IT-ケニー・オルテガ

なお、本作の監督であり、コンサートの演出を担当していたケニー“ハイスクール・ミュージカル”オルテガ(↑ メガネのおっちゃん)は、長年、準備してきたリメイク版「フットルース」の監督を降りてしまいました…。やっぱり、主演がチェイス・クロフォードで、ザック・エフロンじゃないのが気に入らなかった?!


バックダンサーたちと振り付けをあわせるマイケル・ジャクソン!!





さて、今週末に封切られる11月最初の全米公開映画は、ロバート・ゼメキス監督がジム・キャリーをモーション・キャプチャし、ディケンズの名作に取り組んだCGアニメ「クリスマス・キャロル」(11月14日公開)を筆頭に、主演女優のキャメロン・ディアスが、“この映画は…エイリアンによる人間の実験を描いたSFなの…”(←読みたい人だけ、ハイライトしてください)と、今夏のサンディエゴ・コミック・コンでオチのネタを堂々とバラしてしまい、その場にいた関係者一同がア然となった、リチャード・ケリー監督の不条理映画「ザ・ボックス」、そして、ミラ・ジョヴォヴィッチが矢追純一の世界に挑んだ、エイリアン・アブダクションの実話?!を描くSFスリラーのモッキュメンタリー「ザ・フォース・カインド」(12月23日公開)が登場!!
また、ジョージ・クルーニーの社会派ブラック・コメディ「実録・アメリカ超能力部隊/ヤギを見つめる男たち」のほか、来年2010年の次回アカデミー賞最優秀作品賞の受賞は決定的…と最有力にあげられている「プレシャス」が、いよいよ限定公開で封切られます!!、実に多彩なラインナップの中でトップを獲るのが、ディズニー=「クリスマス・キャロル」なのは決定的ですが、ワーナー・ブラザース=「ザ・ボックス」、ユニバーサル映画=「ザ・フォース・カインド」、オーバーチュア・フィルムズ=「実録・アメリカ超能力部隊/ヤギを見つめる男たち」の三つ巴の第2位以下の争いが見ものですね…!!、それでは、うさん臭い「ザ・フォース・カインド」から、催眠術を施されたミラ・ジョヴォヴィッチが、消された記憶?!の“エイリアンの実験”を思い出す場面をご覧ください…!!、では、次回をお楽しみにッ!!






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