クライム・スリラー「ザ・ツーリスト」(2011年公開予定)のインターポール捜査官役をアンジェリーナ・ジョリーに譲ったシャーリーズ・セロンですが、ヴィゴ・モーテンセンと共演したアポカリプス・ムービー「ザ・ロード」(11月25日全米公開)の道の先には、“ザ・ロード・ウォリアー”として戦う運命が待っていたようです？！
先週の金曜日(16日)に、8年ぶりに主演俳優に復帰したサスペンス・ミステリー「エッジ・オブ・ダークネス」の予告編を初公開し、まだまだアクション･スターとしてガンバれそうな健在ぶりを見せつけてくれたメル・ギブソンの出世作である「マッドマックス」シリーズについては、今夏8月に、女流キャスリン・ビグロー監督の男映画「ザ・ハートロッカー」で緊張感あふれる演技を魅せたジェレミー・レナーに新マッドマックスの白羽の矢が立ったッ！！というニュースをお伝えしました。
しかし、シリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督が、引き続きメガホンをとり、およそ4分の1世紀ぶりにシリーズを復活させる予定の最新作「マッドマックス4/フューリーロード」のオーディションに呼ばれたのは、ジェレミー・レナーだけではなかったようで、ゴシップ・サイトの E! Online が複数の情報ソースにもとづき独占スクープしたところによれば、デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督の刑務所映画「ブロンソン」(2008年)で注目を集め、クリストファー・ノーラン監督の最新作となる謎のSFアクション超大作「インセプション」(2010年夏公開)に出演中のトム・ハーディと、「イーオン・フラックス」(2005年)や、「ハンコック」(2008年)などでアクション女優としての魅力も発揮した、「モンスター」(2003年)でアカデミー賞最優秀主演女優賞受賞のシャーリーズ・セロンに、ジョージ・ミラー監督から声がかかった…ッ！！とのことです。
伝説的なアクション映画スター、チャールズ・ブロンソンにちなんだリング・ネームをつけられたベアナックル・ファイターの青年が、強盗の罪で収容された刑務所の独房の中で、自分の人格を“ブロンソン”に変貌させていく姿を熱演した前述の「ブロンソン」で、格闘シーンを披露したトム・ハーディは、恐らく主役のマックス・ロカタンスキーを打診されたのだろうと思いますが、シャーリーズ・セロンについては、ジョージ・ミラー監督がどういう役柄での起用を思いついたのか？！は、まるでミステリーで、とりあえず、“戦うヒロイン”だろう…といった憶測しかあげられていません。て言うか、シャーリーズ・セロン自身も自分が何の役のために呼ばれたのか？！は知らないようで、 E! Online によれば、「マッドマックス4/フューリーロード」のオーディションでは、キャラクターの名前の最初のひと文字のアルファベットが書かれた便せんが渡されるだけで、人物の設定など役の全体像や、映画の内容は何も教えてもらえないそうです(トム・ハーディは“Ｍ”と書かれた便せんをもらった？！)。それに加えて、このオーディションは“非公式”のもの…ということですから…、う～ん…、ハリウッドの業界の慣例に従えば、つまり、「マッドマックス4/フューリーロード」は企画開発の途上にあって、製作はまだ決定していないけれど、あなたを出演者の候補として想定しているんですよ、そのつもりでいてね…という根回しの声かけが行なわれている段階…ということになります。
よって、新生マッドマックスは、まだまだフューリーロードを迷走しなければならないようで、映画館にたどり着くのは、数年先…、もしかすると10年先？！みたいなことにもなりかねません…。しかし、そんなに先まで、シャーリーズ・セロンが、ホット＆セクシーでいられるのか？！は疑問なので、ジョージ・ミラー監督はもっと若い戦うヒロインを探したほうがよいのかも？！、ま、シリーズ最新作「マッドマックス4/フューリーロード」について、今のところ確実に言えるのは、もうオッチャンのメル・ギブソンが主役を張ることはない…ということだけのようですね…。
マッドマックスの復活は、気長に見守ることにしましょう…！！
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