さて、カボチャちょうちんと、酔っ払いイウォークに続く、ハロウィン特集?!の第3弾です!!、かつてのロバート・デ・ニーロに代わる、新たな名コンビのパートナーであるレオナルド・ディカプリオとの最新作のサイコ・ホラー「シャッターアイランド」の全米公開を、来年2010年2月に控えた巨匠マーティン・スコセッシ監督が、このハロウィンにお薦めのホラー映画11本を、THE DAILY BEAST に寄稿してくれました…ッ!!、映画への徹底的なこだわりで知られるマーティン・スコセッシ監督が恐ろしいと思ったホラー映画とは、果たして、どういった作品なのか?!、映画ファンなら誰でも興味津々かと思いますが、さすが本格派だけに、玄人向けの通なホラー映画のクラシックのラインナップを組んでくれていますッ!!
古い映画が多いので、レンタル屋さんで見つけるのは少し難しいかもしれませんが、マーティン・スコセッシ監督お薦めのホラー映画で、この週末のハロウィンを過ごすのも、乙なものかもしれません…ッ!!、最後に、「シャッターアイランド」の予告編の最新版もつけておくので、お楽しみに…ッ!!
「ウエスト・サイド・ストーリー」(1961年)や、「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)といったミュージカル映画の大傑作のほか、「砲艦サンパブロ」(1966年)などの名作で知られる名匠ロバート・ワイズ監督のホラー映画で、ヤン・デ・ボン監督の「ホーンティング」(1999年)のオリジナル…、て言うか、どちらも同じシャーリイ・ジャクスンの「山荘奇談」が原作。幽霊屋敷に“パラノーマル・アクティビティ”の調査に訪れた一行が恐ろしい目に遭ってしまいます…ッ!!
ちなみにホラー映画ではありませんが、ぼくは同じロバート・ワイズ監督のひと文字ちがいの恋愛ロードムービー「ふたり」(1972年)が好きです。「バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナーが出ていますッ!!
チャールトン・ヘストンが主演したパニック映画「大地震」(1974年)や、「トコリの橋」(1955年)のマーク・ロブソン監督が、フランケンシュタインのイメージを決定づけた怪奇スター、ボリス・カーロフを主演に起用し、RKOで製作したホラー映画。
1912年のバルカン戦争下のギリシャの島で疫病が流行し、次々と人が死んでしまう原因として、島の若い女性が伝説の吸血鬼ボボラカだ…ッ!!という迷信が広まってしまう…。
ビリー・ワイルダー監督の名作「失われた週末」(1945年)で、アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した名優レイ・ミランドが演じる音楽家の兄と、ルース・ハッセイの妹が移り住んだ海辺の家は…ッ!!というゴーストハウスもの。監督はルイス・アレンです。
マーティン・スコセッシ監督がキリストをひとりの人間として、その生涯を描いた問題作「最後の誘惑」(1988年)で、ウィレム・デフォー演じるキリストの嫁さんとなるマグダラのマリアを演じていたバーバラ・ハーシーが、霊体にレイプされちゃうホラー映画。この「エンティティー」を気に入ったマーティン・スコセッシ監督が、天使の受胎告知で、処女なのにキリストを身ごもったマリアの妊娠も、言いかえれば、神さまによるレイプだよ…とでも言いたくて、バーバラ・ハーシーを起用した?!
「エンティティー/霊体」の監督は、クリストファー・リーヴの「スーパーマン」シリーズ最終作「スーパーマン4/最強の敵」(1987年)のシドニー・J・フューリーです。
マーヴィン・ジョンズ演じる建築家のウォルターが招かれたパーティに集った、見知らぬ4人のゲストたちが、順番に世にも奇妙な物語を語っていく…という、4話で構成されたホラー・アンソロジー。しかし、奇怪な話に耳を傾けるうちにウォルターは、実は見知らぬはずのパーティの来客たちと自分は、すでに夢の中で出会っていたことに気づき、驚きのドンデン返しが…ッ!!といったオチが待っています。監督は、アルベルト・カヴァルカンティほか…です。
アンジェリーナ・ジョリーが息子を誘拐される、クリント・イーストウッド監督の映画ではなくて、ジョージ・C・スコット演じる音楽家が移り住んだ古い屋敷で、子どもの霊と遭遇するピーター・メダック監督の映画の方ですね。要するに、どちらの映画も、子どもがすり替えられるお話なので、“Changeling”=“取替え子”です。
もはや、映画ファンの方に説明はいらないジャック・ニコルソン主演のスタンリー・キューブリック監督作品ですが、原作者のステーィヴン・キングは気に入っていないものの、キューブリック監督の没後も、その評価が上がり続け、今や、ホラー映画の堂々たるクラシックです…。
マーティン・スコセッシ監督も、“原作は読んでいないけれど、キューブリックがすごい映画を作ったことは間違いない…”といった風におっしゃっています。
ウィリアム・フリードキン監督が悪魔祓いを描いて大ヒットした本作は、マーティン・スコセッシ監督が指摘するように、際限なくパロディのネタとして、笑いものにされてしまっていますが、それはこの映画が、近代のホラー映画の表現のスタイルを確立したから…ということですね。
「キャット・ピープル」(1942年)のジャック・ターナー監督による、スーパーナチュラル・ホラーの傑作です。悪魔崇拝のカルト集団の調査に乗り出した大学教授ヘンリーが謎の死を遂げたことから、ダナ・アンドリュース演じる友人の心理学者ジョンと、ヘンリーの妹ジョアンナは、カルトのリーダー、ドクター・ジュリアンに危険な接近を試みる…ッ!!、ところで、「キャット・ピープル」の続編「キャット・ピープルの呪い」(1944年)を作ったのは、先に紹介した「たたり」のロバート・ワイズ監督でしたね…!!
名作「華麗なるギャツビー」(1974年)のジャック・クレイトン監督が、文豪ヘンリー・ジェイムズが1898年に発表した怪談小説「ねじの回転」を映画化した心理ホラー。“フレディ・フランシスの撮影が素晴らしく、ヘンリー・ジェイムズの原作をキチンと映像化できた、まれな映画…”と、「ケープ・フィアー」(1991年)でフレディ・フランシスをカメラマンに起用したマーティン・スコセッシ監督は評価しています。
主演は、「めぐり逢い」(1957年)のデボラ・カー。トルーマン・カポーティが脚本を執筆しました。
トリを飾るのは、ホラー映画の話題となれば絶対に出てくる、サスペンスの神さま、アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作の元祖サイコ映画ですが、マーティン・スコセッシ監督がおっしゃるように、“誰でも知ってる、この映画はもう、そんなに怖くはないのだけれど、様々な面で偉大なアート作品である”のは、まさにその通りですよね…ッ!!
マーティン・スコセッシ監督のホラー映画オールタイム・フェイバリエット11本はいかがだったでしょう…?!、それではさて、こうしたホラー映画がお気に入りのマーティン・スコセッシ監督がホラー映画に挑戦すると、どうなるのか…?!
その答えとなるのが、下 ↓ に最新版の予告編を用意した「シャッターアイランド」ですッ!!、マーティン・スコセッシ監督ファンの映画マニアの方は、上記のホラー映画からの影響や、また引用を、「シャッターアイランド」の中に、いずれ探してみてください…ッ!!
レオナルド・ディカプリオが孤島の怪しい精神病院の秘密に挑む、パラマウント映画の「シャッターアイランド」は、2010年2月19日から全米公開です!!
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