アゥ~ッ!!、俺たちが初登場第1位だ!!
と、かいじゅうたちが勝利の雄叫びです!!
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル興行成績 の順です。
第1位(初) 第2位(初) 第3位 第4位 第5位(初)
第1位「かいじゅうたちのいるところ」(2010年1月公開)
$32,470,000-(3,735館)-$32,470,000
第2位「ロー・アバイディング・シチズン」
$21,250,000-(2,890館)-$21,250,000
第3位「パラノーマル・アクティビティ」
$20,163,000-(760館)-$33,717,000
第4位「カップルズ・リトリート」
$17,949,000-(3,009館)-$63,339,000
第5位「ステップファーザー」
$12,300,000-(2,734館)-$12,300,000
第6位 第7位 第8位 第9位 第10位
第6位「くもりときどきミートボール」(公開中)
$8,100,000-(3,037館)-$108,284,000
第7位「ゾンビランド」
$7,800,000-(3,171館)-$60,823,000
第8位「トイストーリー 1&2 3D」
$3,011,000-(1,489館)-$28,594,000
第9位「サロゲート」
$1,922,000-(2,326館)-$36,332,000
第10位「インベンション・オブ・ライング」
$1,905,000-(1,624館)-$15,495,000
★すいません…!!、今週は今日中に全部書けそうにありません…、
できれば、追って書き足すので、後日またチェックしてみてください…!!
★サマーシーズン終了後の9月の閑散期を乗り越え、10月から徐々に上向きを見せてきた全米映画興行ですが、超低予算の1万5,000ドル=約136万円で作られたホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」が、ついに第3位にまで上がってきた第3週は、新作映画3本もそれぞれ好調なスタートを切ったことから、上位12本の売り上げを足したトータルがサマーシーズン後半の8月第2週並の約1億2,982万ドルにまで達し、先週の前回(9日~11日)との比較で約36%の売り上げ増を達成しました!!、マーク・ウォールバーグが主演した「マックス・ペイン」が初登場第1位だった昨2008年10月第3週の上位12本の売り上げは約8,476万ドルでしたから、その前年同時期との比較では、およそ4割近い業績アップとなるので、ハリウッドはまさに実りの多い秋を迎えたようです…ッ!!
★ひとが想像力により、自分で生み出した恐怖は、一旦、心の中に拡がってしまうと、おいそれとかき消すことはできす、その“疑心暗鬼”に勝る恐ろしさはない…という、怪談話や、ホラー映画の真髄となる心理状態を、ド素人が見事に映画で表現しきった超低予算映画「パラノーマル・アクティビティ」が、先週第5位だった160館から、さらなる拡大を遂げたものの、それでも今だ、たった760館という小規模公開なのに、ついにBEST3にまで食い込んできました…ッ!!、1館あたりのアベレージの売り上げは約2万6,530ドルと断トツなので、映画館を満席にし続けている本作が今週も実質的には全米№1ヒット作と言ってあげて差し支えないでしょう…!!
生まれて始めて作った自主製作映画が、ハリウッド・メジャーのパラマウント映画の配給で全米大ヒット!!という、まさにミラクルな幸運を手にした、本職はゲーム・デザイナーのオレン・ペリ監督(↑ 写真右端)は、マスコミのインタビューで“映画史に残る恐ろしいホラー映画を作ったあなたが、この世で最も恐ろしいと思うものは何ですか?!”と訊ねられ、迷わず、「ぼくが怖いの野菜だよ~ッ!!」と、野菜が大キライで食べられないことを白状していました…!!
ならば、その発言から察すると、次回作は、ジョージ・クルーニーも出演した「キラー・トマト」シリーズみたいなコメディ・ホラーか?!とふざけてみたいところですが、そうではなくて、有名なロズウェル事件で墜落したUFOの機体や、エイリアンの遺体が保管されているのではないか?!などといった噂の空軍基地をテーマにした矢追映画の「エリア51」です。「パラノーマル・アクティビティ」で大儲けのパラマウント映画が製作する「エリア51」の内容は一切、極秘とされていますが、やはり、本作と同じような擬似ドキュメンタリーのモッキュメンタリー・スタイルの映画になる見込みで、UFOや、エイリアンの存在を裏付ける極秘フィルムの存在がストーリーの核になるようです。
しかし、すでに同様のテーマをモッキュメンタリー・スタイルで描いた今夏の全米大ヒット作「ディストリクト9」や、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の矢追映画「ザ・フォース・カインド」(来月11月6日全米公開/日本12月23日公開)が先行してあるだけに、果たして、「エリア51」が「パラノーマル・アクティビティ」ほどのインパクトを発揮できるのか?!、ド素人のオレン・ペリ監督の腕が本格的に試されることになりそうですね…!!、ちなみに、オレン・ペリ監督は、「パラノーマル・アクティビティ」を買い付けてくれたドリームワークスのスピルバーグ監督とは、まだ会ったことがないそうです。怖がらせすぎてしまったんでしょうか…?!
なお、パラマウントはこの週末、「パラノーマル・アクティビティ」をさらに拡大公開する予定なので、今週末封切りの「SAW Ⅵ」はまったく油断できません…!!
★いよいよファイナル・シーズンを迎える人気テレビ・シリーズ「LOST」のジョン・ロックことテリー・オクィンが主演し、1987年に公開された同名ホラー映画を、ソニー・ピクチャーズ傘下のジャンル映画レーベル、スクリーン・ジェムズがリメイクした「ステップファーザー」が第5位に初登場しました…!!
配給のソニー・ピクチャーズが公開前にプレス試写を行なわず、映画ジャーナリストらに観せるのをはばかったほど、目新しい点が何もない本作にとっては、オープニング成績が1,000万ドルを超えた約1,230万ドルというのは、同じホラー映画で今週第3位の話題作「パラノーマル・アクティビティ」を相手に、まぁまぁの悪くない出だしを切ったと言えそうです。
1971年に自らの手で子ども3人と妻に加え、母親の計5人を皆殺しにして、家族をきれいサッパリと清算し、ロバート・クラークという別の人物になりすました結婚で新たに家庭を築いて、18年間もまじめな会計士の仮面を被りとおした末、1989年に逮捕された異常な殺人犯ジョン・リストの猟奇事件を下敷きにした本作は、理想の家庭を追い求め、一家惨殺をくり返すサイコな男が主人公の物語です。
「ゴシップガール」のペン・バッジリーが演じる息子のマイケルが仕官学校から自宅に戻ると、母親のスーザンは一緒に暮らし始めた新しい恋人のデヴィッドと熱々で、幼い弟と妹もデヴィッドになついていたが、あまりにも理想の父親すぎるデヴィッドに、マイケルはうさん臭いものを感じ、恋人のケリーとデヴィッドの過去を調べることに…。が、デヴィッドの秘密の過去にたどり着いた時には手遅れで、継父はその狂気の素顔を露わにするのだった…ッ!!
と、いかにも平凡な展開が予想できる本作は、映画の格付けサイト RottenTomatoes で、わずかに13%の支持率しか得られていませんが、出演者らは堂に入った演技をしており、脚本もそれぞれのキャラクターを無理なく描いていることから、まぁ、レンタルで借りて、ヒマつぶしに観るにはお手ごろなホラー映画…といった、多くは望まない評価が妥当なところのようです。ただし、1時間41分の上映時間は少し長すぎで、展開の間の何も起きない時間が退屈なことから、後10分少々をトリムして、90分ぐらいにすれば、もう少し評価はよかったのかも…?!といった声もあがっています。
今後はそうした意見を参考にしてほしい監督は、リメイク版「プロムナイト」(2008年)のネルソン・マコーミック。頭のおかしなお義父さんは、テレビ・シリーズ「ニップ/タック」のディラン・ウォルシュ。かわいそうなお母さんは「逃亡者」(1983年)でも、夫のハリソン・フォードに殺されていたセーラ・ウォードですが…、もちろん、ハリソン・フォードは妻を殺してませんッ!!
今週第7位のホラー・コメディの大傑作「ゾンビランド」にもカメオ出演してくれている、人気のマンディ・レインがマイケルの恋人ケリーを演じているのが、ホラー映画好きのスケベ野郎にとっては、この「ステップファーザー」の最大の魅力かもしれませんね…!!、オープニング成績の約1,230万ドルの多くはアンバー・ハード(↑)が稼いでくれた?!と言っても過言ではないかも…??、と思いたいところですが、ソニー・ピクチャーズの調べによれば、この週末の「ステップファーザー」の観客の約54%は女性だったそうなので、パートナーの男性選びの参考にでもするのか?!、女性の方が、本作に興味を示していたようですね。また、全体の約55%が21歳以下だったそうです。
で、本作の製作費は、たったの約2,000万ドルですから、理想の家庭を目指す「ステップファーザー」の家計簿の帳尻はバッチリと合いそうで、デヴィッドはまた新たに孤独なシングルマザーを物色することになりそうです…!!
それにしても、孤児の少女を主人公にした「エスター」(公開中)といい、家族をテーマにしたホラー映画の続くのが不気味な感じですね…。
「ステップファーザー」のTVスポット
★最後は次回の予告となる今週末の全米封切り映画ですが…、果たして、ホラー映画界に新風を吹き込んだ「パラノーマル・アクティビティ」の勢いを止めることができるのか?!、残酷ポルノ・ブームを巻き起こした人気シリーズの最新作「SAW Ⅵ」が約3,000館規模の拡大公開で、新人の挑戦を受けて立ちます!!
また、そのヒートアップするハロウィンのホラー映画戦線の真っ只中に、少年サンデーに連載されていた人気コミック「ダレン・シャン」の原作を映画化したダーク・ファンタジー「シルク・ド・フリーク/ザ・ヴァンパイア・アシスタント」をユニバーサル映画が公開!!、シリーズ化の試金石となるオープニング成績が大注目の本作には、ハリウッドの名優のひとりに仲間入りした渡辺謙さんも出演しています!!
そして、漫画の神さま=手塚治虫先生に恥をかかせる目的の陰謀としか思えないハリウッド版「鉄腕アトム」の「アストロボーイ」を、サミット・エンターテインメントがバチ当りにも、3,000館規模もの拡大公開でリリースしてしまうほか、ヒラリー・スワンクが伝説の女性飛行家アメリア・イアハートを演じた伝記映画「アメリア」を、20世紀FOX傘下のFOXサーチライトが、まずは800館程度の小規模公開からスタートします!!、昨2008年は「スラムドッグ・ミリオネア」を大ヒットさせ、アカデミー賞8部門受賞に導いたFOXサーチライトが、ヒラリー・スワンクに3つめのオスカー最優秀主演女優賞を獲らせることができるのか?!に期待がかかりますね!!、それでは、「シルク・ド・フリーク/ザ・ヴァンパイア・アシスタント」から、主人公のダレン・シャンと親友のスティーヴがシルク・ド・フリークを訪れ、入場券を買おうとする場面をご覧ください。奇妙なサーカス団の公演だけに、おいそれとカンタンにチケットは買えないようです…?!、では、次回もお楽しみに…ッ!!
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