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ディストリクト9-トップ

ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督がプロデューサーをつとめ、完全秘密主義で作られてきた、第2のクローバーフィールド?!とも言われている、謎のSF映画ディストリクト9」が、ついに予告編を公開しました!!






ディストリクト9-ポスター昨2008年夏のサンディエゴ・コミック・コンの会場のいたる所に、← 左のような“人類以外立ち入り禁止”のユーモラスな標識を貼りめぐらし、なんだ、これ?!と口コミを誘う宣伝を行っていた謎のSF映画「ディストリクト9」が、アメリカでも日付けが変わり、今日となった5月1日全米超拡大の「X-MEN/ウルヴァリン」の冒頭で初公開した予告編(↑)です。
監督をつとめたのは、南アフリカ出身で、カナダに拠点を置いている29歳のCMディレクター兼映像作家のニール・ブロムカンプで、本作が長編映画監督デビュー作となります。
二ール・ブロムカンプ監督は、本当は人気ゲーム「HALO(ヘイロー)」の映画化で監督デビューを飾る予定で、実写のショートフィルム「ヘイロー/アームズ・レイス(Halo: Arms Race)」を作るなどしていましたが、製作費の都合がつかず、「ヘイロー」のプロジェクトを没と断念せざるを得なくなったプロデューサーのピーター・ジャクソンが代わりに、二ール・ブロムカンプ監督が2005年に発表し、大評判となったSF短編映画「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」(Alive in Joburg)を長編化することにした結果が、上 ↑ の「ディストリクト9」です。ま、何はともあれ、下 ↓ にオリジナルの「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」を用意したので、観比べてみてください。



ご覧のように二ール・ブロムカンプ監督の作品は、手持ちカメラを使ったドキュメンタリー・タッチが特色で、そうしたことから“第2の「クローバーフィールド」?!”などとも言われていますが、要するに、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)や、スパニッシュ・ホラーの「REC/レック」(2007年)などと同じモッキュメンタリーに属する作品な訳ですね。しかし、ドキュメンタリー・タッチの風合いのリアルさでは、二ール・ブロムカンプ監督のセンスは郡を抜いていると言えそうです。
さて、上 ↑ の「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」を長編化した最新作「ディストリクト9」の内容は、30年前にUFOが飛来し、エイリアンが地球に住み着いてしまいますが、人類はエイリアンを嫌い、南アフリカのスラムをエイリアンの居住区=ディストリクト9と定め、そこにエイリアンを押し込んでしまった…という世界観が前提となっています。その世界では、肌の色や文化の違いどころか、完全に種が異なるエイリアンと、ディストリクト9周辺の住民らとの間での不協和音は絶えず、そうしたトラブルを監視するため、多国籍組織のMNUが配置されています。
本作の主人公となるヴィッカス(↓)は、そのMNUのエージェントでしたが、彼はエイリアンのバイオ技術で作られた菌か?何かに感染してしまい、伝染を防ぐことを理由に仲間の人類に殺されることを恐れ、ヴィッカスは仕方なく、エイリアン居住区のディストリクト9に逃げ込むことに…。

ディストリクト9-3

上 ↑ の写真の片目の色が変わってしまったヴィッカスを演じているのは、「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」のプロデューサーをつとめ、出演もしたほか、自分でもインディーズ映画の監督をしているシャルトロ・コプリー(Sharlto Copley)という無名の人で、ブロムカンプ監督の友人です。モッキュメンタリーとしてのリアリティを高めるためでしょうが、本作には有名俳優はまったく出演していないようです。

ディストリクト9-2

どういった展開やオチが待ち受けているのか?!、中身やテーマが大変、気になる、この矢追映画?!の「ディストリクト9」は、ソニー・ピクチャーズの配給により、8月14日から全米拡大公開の予定です。予告編でモザイクをかけられているエイリアンの素顔を暴くのが、新たな流出ネタとしてネットを騒がせそうですね!!



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