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シャーロック・ホームズ-1

J・J・エイブラムス監督の新生スター・トレック」(5月29日公開)は、言うなれば、お父さんの世代から、俺たちの時代へのバトンタッチですが、ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」は、さしずめ、おじいちゃんから孫へのたすきの受け渡しですね…!!




シャーロック・ホームズ-2

シャーロック・ホームズ-3イギリスの作家コナン・ドイルが19世紀末に生み出した世界①有名な名探偵を、現代的な視点からインディ・ジョーンズや、ジェームズ・ボンドのようなヒーローとして見直した、最新作「シャーロック・ホームズ」の写真を、製作・配給のワーナー・ブラザースが、USAトゥデイで公開しました!!
本作は、「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られる映画プロデューサーのライオネル・ウィグラムによる原作コミックを映画化したもので、野蛮なベアナックル・ファイターとして拳にモノを言わせる主人公のシャーロック・ホームズを演じるのは、「アイアンマン」シリーズでもコミック・ヒーローとして大活躍のロバート・ダウニー・Jr。ホームズの相棒のドクター・ワトソンは、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(2007年)のジュード・ロウ、ホームズの恋人アイリーン・アドラーに起用されたのは、最新作のポリティカル・サスペンス「消されたヘッドライン」が今月5月22日(金)から日本公開になるレイチェル・マクアダムス(写真左上)です。そして、監督は前述のように、マドンナの元ダンナで、「ロックンローラ」(2008年)のガイ・リッチーです。

シャーロック・ホームズ-6

シャーロック・ホームズ-5

ホームズの相棒、ドクター・ワトソンを、ガイ・リッチー監督は当初、ラッセル・クロウに打診しましたが、断られてしまい、ジュード・ロウが演じることになりました。
その代役ワトソンのジュード・ロウによれば、この映画でのホームズとワトソンとの関係はエキセントリックで、例えれば、ニール・サイモン原作の「おかしな二人」(1968年)におけるジャック・レモンウォルター・マッソーや、「明日に向って撃て!」(1969年)のポール・ニューマンロバート・レッドフォードのようだと、印象を語っています。仲が良いんだか、悪いんだか、よくわからないけれど、お互いに切っても切れない腐れ縁で結ばれた、ちょっとコミカルな相棒同士といった感じですか?!

シャーロック・ホームズ-7

シャーロック・ホームズ-8

シャーロック・ホームズ-4

ロバート・ダウニー・Jrの背後の鉄格子の向こうにいるのは、最近のガイ・リッチー映画の常連俳優マーク・ストロングが演じる悪役のブラックウッド卿です。
表の顔は実業家ながら、裏では神秘主義のカルトに傾倒しているブラックウッド卿は超自然的な能力を操れると騙っているキャラクター。モデルとなっているのは、19世紀の終わりから20世紀の半ばにかけて世の中を騒がせた神秘主義者の魔術師で、“死の番人”として知られた実在のアレイスター・クロウリーです。
同時代を生きたホームズと、アレイスター・クロウリーを対決させようというアイディアは、J・H・ワトスンとランダル・コリンズの共著のパロディ小説「シャーロック・ホームズ対オカルト怪人」(河出文庫)でも採用されているようです。

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この娯楽要素満点の最新作「シャーロック・ホームズ」は、12月25日のクリスマスに全米公開の予定。年末年始のホリデイ映画の目玉作品ですね!!



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