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流れよわが涙、と警官は言った-フィリップ・K・ディック-トップ

このところおもしろそうな映画の企画ニュースがなかったのですが、これは少し興味を持てるかもしれません…




本日13日(水)から、ついに映画祭が開幕するカンヌで、最新作「ターミネーター4/サルベーション」(6月13日公開)の製作会社であるザ・ハルシオン・カンパニーの共同創業者でCEOをつとめるヴィクター・キューブリックとデレク・アンダーソンが発表したところによれば、同社は次回作として、フィリップ・K・ディックの「流れよわが涙、と警官は言った」を映画化することに決定したそうです。
ハヤカワ文庫から邦訳本が出版されている「流れよわが涙、と警官は言った」の内容は、「BOOK」データベースによれば…、

流れよわが涙、と警官は言った-フィリップ・K・ディック 3千万人のファンから愛されるマルチタレント、ジェイスン・タヴァナーは、安ホテルの不潔なベッドで目覚めた。昨夜番組のあと、思わぬ事故で意識不明となり、ここに収容されたらしい。体は回復したものの、恐るべき事実が判明した。身分証明書が消えていたばかりか、国家の膨大なデータバンクから、彼に関する全記録が消え失せていたのだ。
友人や恋人も、彼をまったく覚えていない。“存在しない男”となったタヴァナーは、警察から追われながらも、悪夢の突破口を必死に探し求めるが…。
現実の裏側に潜む不条理を描くディック最大の問題作。キャンベル記念賞受賞。

…とのことで、物語の時代設定は1988年ですが、世界観としては、警察国家の恐ろしい政府の監視下で、人々が隣人の密告に怯えながら暮らしている…といったディストピアものとなっていて、ラストはア然とするようなオチがあるそうです。
フィリップ・K・ディックと言えば、今さら述べるまでもないSF映画の金字塔「ブレードランナー」の原作者であり、ポール・バーホーベン監督+アーノルド・シュワルツェネッガーの「トータル・リコール」(1990年)や、スピルバーグ監督+トム・クルーズの「マイノリティ・リポート」(2002年)、また、最近もキアヌ・リーブスが主演した「スキャナー・ダークリー」(2006年/監督リチャード・リンクレイター)といった大傑作がありましたが、ハルシオンは、そんな優秀なSF映画の原作の宝庫であるフィリップ・K・ディックの著作全作の権利を2007年に丸ごと買収し、フィリップ・K・ディック映画の製作に力を入れる姿勢を見せています。
とは言え、この「流れよわが涙、と警官は言った」の監督や、出演者などはこれから検討される見込みで、すぐにプロジェクトが動き出すようではない感じですが、ハルシオンは「ターミネーター4/サルベーション」で見事にシリーズを復活させた…!!と称賛されているので、そのセンスのよさから、フィリップ・K・ディックの世界の映画化も、例に上げたようなサスペンスに満ちたSFテイストの感じられる作品に仕上げられるのでは?!と期待を集めています。
ま、くれぐれも「ペイチェック/消された記憶」(2003年)や、「ネクスト」(2007年)の轍だけは踏まないでほしいと思いますが、みなさんはフィリップ・K・ディックの世界を、映画監督の誰に映画化してほしいと思われるでしょう?!



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