日本人の海外旅行観光客と言えば、首からカメラをブラ下げてるもんだろーがッ！！とばかりに、たくさんのカメラを身にまとった菊地凛子ちゃんですが、旅の本当の目的は大金をかすめとる詐欺で大儲けをたくらんでいます！！

高校生探偵のクールな活躍を描いた監督デビュー作のハードボイルド映画「BRICK/ブリック」(2005年)が映画マニアの間でカルト作品となり、アメリカ映画界で最も将来性を期待されている新鋭ライアン・ジョンソン監督の最新作のクライム・コメディ「ブラザース・ブルーム」は、1年前の4月に写真を紹介し、その後、7月にココで予告編をご覧頂きましたが、当初、予定されていた昨2008年10月の公開が延期された来月5月15日の新たな封切り日に向け、仕切りなおしで予告編をリリースしたのでチェックしておいて下さい。
「ナイロビの蜂」(2005年)でアカデミー賞助演女優賞のレイチェル・ワイズ、「戦場のピアニスト」(2002年)でアカデミー賞主演男優賞のエイドリアン・ブロディ、「死ぬまでにしたい10のこと」(2003年)のマーク・ラファロ、そして、「バベル」(2006年)でアカデミー賞助演女優賞ノミネートの菊地凛子ちゃんという、才能豊かな俳優たちをメイン・キャストに集めた、この「ブラザース・ブルーム」は、他人の財産を横取りしようとする詐欺グループが世界各地を旅してまわる、コミカルで少しロマンチックなコン・ムービーです。



孤児として幼い頃からお互いを頼りとしてきたエイドリアン・ブロディのブルームと、マーク・ラファロのステファンの兄弟は詐欺師として巧みに金持ちを騙し、荒稼ぎをしてきましたが、いよいよ足を洗うことになり、最後の大勝負に打って出ます。それは莫大な財産を引き継いだ世間知らずのお嬢さまであるレイチェル・ワイズのペネロピが、金と時間を持て余し、無意味な趣味で孤独を紛らわせてるのにつけこみ、危険のともなう儲け話のスポンサーにならないか？と持ちかけ、彼女の身ぐるみを剥ぎ取る計画でしたが…。ブルームは無邪気なペネロピに魅力を感じ、彼女を騙すことに罪悪感を覚えてしまいます。と、折りしも、危険のともなう儲け話が本当に危険なものになり始めてしまい…。



菊地凛子ちゃん(↓)はエイドリアン・ブロディとマーク・ラファロの詐欺に一枚噛んで仲間に加わる爆破のプロフェッショナル、バンバンという、そのまんまやん！！という名前の役柄として登場しています。
本作は昨年秋にサーキットした各映画祭で高い評価を得ただけでなく、チャーミングな映画として人気を集め、映画祭で1本でも多くの映画を観なければならない多忙な映画ジャーナリストの多くが、思わず、この映画は2回、観てしまった…と、仕事を忘れ、のめり込むことが出来た作品…というレビューを掲げています。



5月15日同日公開の「天使と悪魔」よりも、絶対にこちらを観た方がお金を損しない…と過激に薦められている「ブラザース・ブルーム」は、その後、29日から公開規模を全米に拡大する予定です。興行ランキングのBEST10にも食い込んでこれるでしょうか？！
菊地凛子ちゃんが活躍してるので、日本でもちゃんと公開されると思いますが、上陸の楽しみな作品です。



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