今年1月末に資金ぐりの都合で、製作が一旦、中止されてしまったハリウッド版「鉄腕アトム」の「アストロボーイ」が新しい予告編をリリースしました…！！、イィヒッヒーッ！！という狂ったみたいな黄色い奇声を張り上げながら空を飛ぶカン違いは見られなくなったものの、アニメのトーンにはどうしてもシックリきません…。ガッカリして、もう完成したアニメを観る気をなくしてしまうかもしれないので、「アストロボーイ」を楽しみにされている方には、とりあえず、予告編を観ないことをお薦めします。手塚治虫先生が出演されているのも、全然うれしくありません…。

1分4秒のところで登場する手塚治虫先生らしき男性の隣りにいる、似たようなメガネの女性は、もしかして奥さまの悦子さんのつもりなんでしょうか…？！
吹き替えのセリフがついて映画らしくなれば、また見え方は変わるのかもしれませんが、画風に手塚タッチの感じられない「鉄腕アトム」なんて、ちょっと受け入れがたい…としか言いようがありません。ボク的には目をつぶって、声優で出演の「ヴェロニカ・マーズ」のクリステン・ベルの声だけ聞きたい感じです…。
香港に本社を置くアニメ製作会社イマジが自転車操業のようにして作っている惨めさからして、ハリウッド版などとは、とても言えない「鉄腕アトム」の「アストロボーイ」は、サミット・エンタテインメントの配給で今秋10月23日全米公開です。その10月23日には、シリーズ第6弾「ソウⅥ」と、ヒラリー・スワンク主演の話題作「アメリア」が同時公開され、1週前の16日にはスパイク・ジョーンズ監督の「かいじゅうたちのいるところ」が封切られますから、この「アストロボーイ」は興行的にはすでに死んでいるも同然なのかもしれません…。下 ↓ は本作の新しいポスターですが、今さらアトムの顔を隠す意味があるんでしょうか…？！






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