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マーク・ウォールバーグ-ブライアン・シンガー

トム・クルーズ主演戦争スリラーワルキューレ」が日本公開中ブライアン・シンガー監督が、マーク・ウォールバーグ主演誘拐サスペンス映画最新作の監督に名乗りを上げました…ッ!!




ブライアン・シンガー監督がメガホンをとることを検討しているのは、今月3月5日にマーク・ウォールバーグが主演することが決まった誘拐サスペンス映画の企画「プリズナー」です。ブルックリン出身の無名の脚本家アーロン・グジコウスキーのアイディアに目をつけた製作プロダクションのマッドハウス・エンタテインメント(※)がバックアップし、2年間を費やして書き上げたシナリオを映画化するプロジェクトです。(※ ニコール・キッドマンの「インベージョン」や、「ナイトライダー」の新シリーズなどを製作)
あらすじは、ボストンを舞台に、6歳の娘とその友だちの女の子を誘拐された父親が警察に頼らず、法を無視して、自分の手で娘を取り返し、誘拐犯を罰しようというものですが、ジョディ・フォスターの「羊たちの沈黙」(1990年)や、ブラッド・ピットの「セブン」(1995年)を彷彿とさせる内容とのことなので、詳細はかなり猟奇的な展開となっているようです。
この「プリズナー」のプロジェクトは、脚本の開発を支援したマッドハウス・エンタテインメントと、マーク・ウォールバーグが所属し、本作で脚本家デビューする予定のアーロン・グジコウスキーも所属することになったエージェンシーのエンデヴァーが共同で立ち上げることにしたもので、製作者らは監督が見つかり次第、丸々込みのパッケージングされたプロジェクトとして、ハリウッドのメジャー・スタジオに対して販売営業(又は競売)を持ちかけ、製作費の出資を得る見積もりです。
このニュースを伝えたエンタテインメント・ウィークリーのクリストファー・スパインズ記者の取材によれば、ブライアン・シンガー監督は「まだ、自分でもわからない。でも、間違いなく、この企画に好奇心をそそられているんだ。本当にすごいシナリオだよ」と述べています。
ブライアン・シンガー監督がお墨付きを与えたシナリオを、当のブライアン・シンガー監督が演出を手がけることになれば、リーアム・ニーソン演じるお父さんが娘を誘拐した犯人をブチ殺しにいくという似たような内容の「テイクン」が、現在、全米で異常な大ヒットを続けていることもあり、柳の下の2匹めを狙って、ほとんどのスタジオが買いの手をあげるのは間違いなさそうです。
マーク・ウォールバーグは昨2008年に主演した、M・ナイト・シャマラン監督のコメディ映画「ハプニング」が大方の予想通り、寸分の狂いもなく、キッチリと型にはまったような失敗に終わり、日本では来月4月18日から公開になるアクション映画「マックス・ペイン」も大してヒットしなかっただけに、自分の出身地であり、また、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた「ディパーテッド」(2006年)の舞台でもあるなど、相性のいいボストンで撮影される「プリズナー」で、ツキを取り戻したいところです。
一方、大ヒットして当然の「スーパーマン・リターンズ」(2006年)をコケさせてしまい、「ワルキューレ」まで一旦、オクラ入りにされ、軌道修正を行った結果、予算超過したにも関わらず興行的に成功しなかったどころか、賞レースにさえ引っかからず、崖っぷちに立たされた感のあるブライアン・シンガー監督しても、大きなリスクの伴わない、手ごろな規模の作品である、この「プリズナー」は、出世作となった「ユージュアル・サスペクツ」(1995年)と同じ得意のサスペンス・ジャンルに属することからも、キャリアの立て直しにはピッタリかもしれません。
負け組みに追いやられようとしているコンビが、リベンジを果たすことができるのか?!、「プリズナー」はちょっと注目ですね!!




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