第1位(初)　「プリズナーズ」(4,600万ドル)
　　　　　　　$21,430,000－(3,260館/$6,574)－$21,430,000





「プリズナーズ」テレビスポット



★ 映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での評論家の支持率 79 % に対し、観客の支持率は 90 %
★ レビューのとりまとめサイト Metacritic でのスコアは 73 /100ポイント


「インセンディーズ/灼熱の魂」（2010年）が高評価されたドゥニ・ヴィルヌーヴ、もしくは、デニス・ヴィルヌーヴ監督の誘拐スリラー映画「プリズナーズ」を、配給のワーナー・ブラザースが全米3,260館で封切った結果のオープニング成績は、ご覧のように約2,143万ドルで、見事に初登場第1位に立ったことから、同監督のハリウッド・デビューは、ひとまず成功を果たしました…！！
しかし、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ジレンホールの2大スターの共演作なのに、約2,143万ドルという数字は物足りないのでは…？！と、いきなり1億ドル超えもあり得る夏場のブロックバスター映画の特大ヒット連発の数字に目がなれてしまった方は疑問に思われるかもしれませんが…、やはり、主に大人の観客を対象として、ワーナー・ブラザースが一昨年同時期の2011年9月9日に封切ったオールスター・キャストのパンデミック・スリラーのヒット作「コンテイジョン」（3,222館/製作費6,000万ドル）のオープニング成績は約2,240万ドルでしたし、そのさらに前年同時期に、同じく大人の観客を対象としたベン・アフレック監督の強盗映画のヒット作「ザ・タウン」（2,861館/製作費3,700万ドル）の同成績は約2,380万ドルでした。
よって、ワーナー・ブラザースとしては、初秋の大人向け映画路線？！の最新作「プリズナーズ」が売りあげた約2,143万ドルという数字は、過去の同路線映画の成績と比較して、大きくハズレたわけではなく、おおむね期待にそった結果であるばかりか、「プリズナーズ」の上映時間が約2時間26分と少し長いことや、ブラッド・ピットのサイコ映画の問題作「セブン」（1995年）や、「羊たちの沈黙」（1991年）と比較して評されている悪魔的な内容の重苦しい怖さを踏まえると、前述のように、ひとまず成功！！と健闘を称えてあげる方が正しいように思われます。
また、前年の同じく9月第3週に初登場第1位を飾っていたのは、やはり、ジェイク・ジレンホールが主演した「エンド・オブ・ウォッチ」（2,730館/製作費700万ドル）だったのですが、同映画のオープニング成績は約1,315万ドルでした。
なので、「プリズナーズ」は前年同週の第1位作品の記録を大きく上回ったわけですし、プリンス・オブ・ペルシャとしては、ウルヴァリンとコンビを組んだのは大正解やんけ！！ということになりますね…！！
あとは、この衝撃の展開を観せる誘拐スリラーの熱演で、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ジレンホールのそれぞれが、次回オスカーの主演男優賞と助演男優賞にノミネートされれば、よいのですが…！！

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少女誘拐事件の容疑者とされるポール・ダノのアレックスの両親が亡くなった後、面倒を見てきた…といった生い立ちを語る母ちゃん代わりのおばさんを演じているのは、「フローズン・リバー」（2008年）や、「ザ・ファイター」（2010年）などの名女優メリッサ・レオです！！（↑）、この映画でも、その実力を存分に発揮してくれています…！！








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