公開を約9ヵ月間延期することによって、その間に、大きな市場ながら映画館の3Dシアター化が遅れている中国とロシアの進捗を窺い、海外売り上げの国際収入を増やしたい…という狙いがパラマウント映画にはあるようです…！！





業界メディアのTHRが tweet した「G.I. ジョー: リタリエイション」公開延期のつぶやきについて、詳細を伝えてくれた Deadline NY のマイク・フレミングによれば、およそ1か月後の来月6月29日に予定していた全米公開を含め、各国での上映をパラマウント映画が取りやめ、来春2013年3月29日全米封切りを目標に、3D映画へ変換のコンバート作業を進めることになった…！！とのことです。

3D映画へのコンバートは、とりもなおさず、そのぶん鑑賞料金を上乗せして、興行収入を増すことが目的ですが、不評だった前作（2009年）とは打って変わって、ドゥエイン・ザ・ロック・ジョンソンを新たに主演に抜擢し、豪華ゲストとしてブルース・ウィリスを元祖G.I. ジョー役に配した第2弾への観客の期待が意外に高いことから、ヒットをあまねくモノにするため、ここぞとばかり3D化を目指すことになったようです。

また、ハリウッド版「バトル・ロワイアル」と異名の「ザ・ハンガー・ゲームズ」が今春3月23日の全米公開で、いきなり約1億5,253万ドルを稼いだ映画興業史上第3位のオープニング・ヒットを記録の実績を踏まえ、ブロックバスター映画が群雄割拠のサマームービー・ウォーズから撤退し、ライバル映画の少ない春公開で、ひとり勝ち？！を目指したいといった思惑もパラマウント映画にはあるようです。

今夏の公開を目指して費やしてきたプロモーションの費用や、宣伝タイアップする企業への対応など、手間とリスクを承知で公開延期を決めたパラマウント映画の戦略は吉と出るのか？！、「G.I. ジョー: リタリエイション」の来春公開を楽しみにしておきましょう…！！






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