アマゾンの奥地にひっそり眠るとされる、失われた古代都市の遺跡を求めて、ジャングルに踏み込み、息子と共に還らぬ人となった1920年代の探検家パーシー・フォーセットの生涯を描き、謎の古代都市のありかを探った、デヴィッド・グランの著書「ザ・ロスト・シティ・オブ・Z」の映画化を、昨2010年の秋にパラマウント映画からキャンセルされてしまったジェームズ・グレイ監督とブラッド・ピットのコンビが、20世紀FOXで別の企画に取り組むことになりそうなんですが…、かあちゃんのアンジェリーナ・ジョリーの意見も当然、聞いてみないといけませんね…！！





「裏切り者」(2000年)や、「アンダーカヴァー」(2007年)のほか、俳優引退作？！となった恋愛映画「トゥー・ラヴァーズ」(2008年)まで手がけるなど、ホアキン・フェニックスとの名コンビで知られるジェームズ・グレイ監督がメガホンをとる予定のアクション・スリラー映画「ザ・グレーマン」に主演する交渉を、ブラッド・ピットが行っていると Variety が伝え、その Variety に見切りをつけて辞め、 Deadline NY に移籍したマイク・フレミングが、冗談半分に言えば、冒頭のように、そんなもの、かあちゃん次第だろーが！！みたいに書いています。

ジェームズ・グレイ監督が、「ザ・ロスト・シティ・オブ・Z」で果たせなかったブラピとの共作を望んでいる「ザ・グレーマン」は、スリラー作家のマーク・グリーニーが2009年に発表した同名著書のデビュー作を映画化するもので、内容としては…、ブラッド・ピットが演じるかもしれない元CIAのスーパースパイで、現在はプロの殺し屋として、主に中東で暗躍している主人公のジェントリーが、とあるミッションで、自分を殺しの現場から救出するはずのバックアップ・チームから命を狙われる裏切りに遭遇することに…！！、強大なパワーを持つ多国籍企業から、自分ばかりか、自分を殺し屋に仕込んでくれたパートナーと、その家族までが命を狙われていると知ったジェントリーは、国境を越えて、そのパートナーの救出に向かいつつ、次々と襲いかかる追っ手の戦略チームとの戦いをくり広げていく…！！

…といったプロットだそうで、20世紀FOXと共同製作することになるニュー・リージェンシーで、今年初めから「ザ・グレーマン」の企画開発を手がけてきたジェームズ・グレイ監督は、大雑把な印象として、ブラッド・ピット版のボーン・シリーズ？！みたいな本作を、同シリーズで名をあげたポール・グリーングラス監督のドキュメンタリー・タッチとは大きく異なる、自分なりのスタイルでアクションを描く構想を抱いているそうです。具体的には前述の「アンダーカヴァー」で試みた POV の主観カットを多様することで、観客があたかも自分が危機に遭遇し、その真っ只中の渦中にいる当事者と錯覚してしまうかのような臨場感を表現したい…とのことで、そのPOV演出とはどのようなものか？！、「アンダーカヴァー」から、サンプルのアクション・シーン(↓)をご覧ください。



このジェームズ・グレイ監督の「ザ・グレーマン」に、ブラピが主演するか、どうか？！は、かあちゃん次第というのは、CIAリーダーのみなさんもよくご存知のように、子だくさんのブランジェリーナ家は、夫婦が共働きせず、どちらかがフリーで家にいて、子守りをするという育児分担のルールを掲げていますから、たぶん怖くないゾンビ・ホラーになる見込みの「ワールド・ウォー Z」(2012年12月21日全米公開)を現在撮影中の父ちゃんが、同映画を予定どおりに今年晩秋にクランクアップした後、来年2012年早々から始まる見込みの「ザ・グレーマン」の撮影に突入してしまえば、アンジーは自分の映画の仕事に取り組むことができず、父ちゃん、順番から言うたら、次はあんたが家で子守りのはずやんか…！！と、「ザ・グレーマン」にストップをかけてしまうかもしれません。なので、ブラピとアンジーに関しては、いつも通り、双方の合意がなければ、映画プロジェクトは前進しないため、マイク・フレミングは、ブラピが出演交渉の席に着いたとは言え、それで、すんなりと事が運ぶと楽観できないことを注意してくれています。

ジェームズ・グレイ監督のブラッド・ピット主演作「ザ・グレーマン」が、本当に新年にクランクインされるか、どうか？！の期待はひとまず先送りして、進展の続報を待つことにしたいと思いますが、アンジーのファンの方からしたら、ブラピ、休め！！と言いたいかもしれません…？！





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