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青い小人が大活躍!!期待を裏切ったSF西部劇
「カウボーイズ&エイリアンズ」と、「スマーフ」が
同額の封切り成績で初登場首位の引き分け!!


*各数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。


第1位(初) 「スマーフ」(1億1,000万ドル)
       $36,200,000-(3,395館/$10,663)-$36,200,000

ユニバーサル映画が「カウボーイズ&エイリアンズ」のオープニング成績を公表したあとで、「スマーフ」を封切ったソニー・ピクチャーズがまったく同じ金額を発表しました。ソニーの後出しジャンケンか…と、いぶかしむ人もいるかもしれませんが、両方の映画は、初日の金曜日(7月29日)が、「C&A」の約1,299万ドルに対して、「スマーフ」が約1.340万ドルで勝利をするも、翌土曜日には「スマーフ」の売り上げ=約1,270万ドルを、「C&A」が約1,306万ドルで追い抜くといった、五分の戦いを続けていたので、両者のオープニング成績がほぼ同額というのは納得がいきます。
しかし、それにしても、キッチリと同じ数字になるわけがないので、この勝負の判定は、アメリカでは明日となる週明けの月曜日に、実際の売り上げの集計があらためて発表されるのを待つしかありません。

よって、それまではひとまず、両方の映画が共に第1位ということですが…、3D映画として割高な鑑賞料金の恩恵を被っているとは言え、「スマーフ」の方が単館のアベレージの数字が上まわっているのと、ガキ映画は予想されていたオープニング成績の2,500万ドルから3,000万ドルの範囲といった期待値を超えたのに対して、007/ダニエル・クレイグとインディ・ジョーンズ/ハリソン・フォードの2大スターが共演し、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴロー監督がメガホンをとったSF西部劇は、コミックヒーロー映画として確実視されていた4,000万ドル以上のオープニング成績に届かず、4,500万ドルから5,000万ドルを売り上げる営業ノルマを果たせずに、期待を大きく裏切った沈没…と見なされています。そのため、実勢としては「スマーフ」勝利!!、「カウボーイズ&エイリアンズ」敗退!!となるため、CIAでは青い小人の方をあたかも第1位のように、上 ↑ に置きました。なお、「C&A」の製作費は、過去の企画開発費を加えると、ほとんど2億ドルの巨額に近くなるため、最終的には赤字を計上する可能性の方が高く、ジョン・ファヴロー監督は新たなヒット映画シリーズの立ち上げに挫折してしまった…と低評価されそうです。一方、ソニーは、「スマーフ2」の検討を始め、シリーズ化を進めることになるでしょうね!!、つまり、どちらが厳密に第1位か?!の結果を待たずとも、すでに明暗はついている…と分析を述べて、差し支えはなさそうです。

第1位(初) 「カウボーイズ&エイリアンズ」(1億6,300万ドル)
       $36,200,000-(3,750館/$9,653)-$36,200,000

第3位(1) 「キャプテン・アメリカ : ザ・ファースト・アベンジャー」(1億4,000万ドル)
       $24,905,000-(3,715館/$6,704)-$116,772,000

第4位(2) 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」(前後編あわせて2億5,000万ドル)
       $21,925,000-(4,145館/$5,290)-$318,460,000

第5位(初) 「クレイジー、ステューピッド、ラブ」(4,500万ドル)
       $19,300,000-(3,020館/$6,391)-$19,300,000



第6位(3) 「フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ」(3,500万ドル)
       $9,300,000-(2,926館/$3,178)-$38,200,000

第7位(5) 「ホリブル・ボスズ」(3,500万ドル)
       $7,100,000-(2,510館/$2,829)-$96,202,000

第8位(4) 「トランスフォーマー3 / ダーク・オブ・ザ・ムーン」(1億9,500万ドル)
       $5,970,000-(2,604館/$2,293)-$337,892,000

第9位(6) 「ズーキーパー」(8,000万ドル)
       $4,200,000-(2,418館/$1,737)-$68,731,000

第10位(7) ピクサー風アニメ「カーズ2」(2億ドル)
       $2,301,000-(1,763館/$1,305)-$182,070,000

第11位(8) 「クマのプーさん」(3,000万ドル)
       $1,751,000-(1,632館/$1,073)-$22,409,000

第12位(10) 「ミッドナイト・イン・パリ」(3,000万ドル)
       $1,220,000-(471館/$2,590)-$46,915,000


《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。



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