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メディアの天才J・J・エイブラムス監督が初めて、
宣伝をミスした「スーパー8」が脱線をあわや免れ
スーパーな挽回で体裁を保った初登場第1位!!


*各数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。


第1位(初) 「スーパー8」(5,000万ドル)
       $37,000,000-(3,379館/$10,950)-$38,000,000

第2位(1) 「X-MEN/ファーストクラス」(1億6,000万ドル)
       $25,000,000-(3,692館/$6,771)-$98,894,000

   映画をご覧になられた方は、よろしければ、コチラにひと言、感想のレビューをお書き添えください!!


第3位(2) リメイク版「ザ・ハングオーバー」(8,000万ドル)
       $18,500,000-(3,675館/$5,034)-$216,560,000

第4位(3) 「カンフー・パンダ 2」(1億5,000万ドル)
       $16,635,000-(3,929館/$4,234)-$126,905,000

第5位(4) 「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン4 / オン・ストレンジャー・タイズ」(2億5,000万ドル)
       $10,846,000-(3,433館/$3,159)-$208,774,000


第6位以下から続きを読むの後です…!!



第6位(4) 「ブライドメイド」(3,250万ドル)
       $10,154,000-(2,922館/$3,475)-$123,904,000

第7位(初) 「ジュディ・ムーディー・アンド・ザ・ノット・バマー・サマー」(2,000万ドル)
       $6,267,000-(2,524館/$2,483)-$6,267,000


レラティビティ・メディアが配給し、初登場第7位に登場した「ジュディ・ムーディー・アンド・ザ・ノット・バマー・サマー」は、児童文学者メーガン・マクドナルドが2000年からスタートし、人気を博した「ジュディ・モード」シリーズ(小峰書店)を映画化したキッズ・ムービー!!、最高の夏休みを過ごすつもりの主人公ジュディは、両親がふたりだけで旅行に出かけてしまい、弟と一緒に留守番を命ぜられて、ガッカリ…。でも、子守りにやって来たおばさんのオパールがノリのいい、風変わりなキャラだったことから、姉弟は思いがけず愉快な騒動に巻き込まれていく…!!
主人公のジュディ・モードに抜擢されたジョーダナ・ビーティーちゃんは、サム・ライミ監督が、テリー・グッドカインドの人気ファンタジー小説「真実の剣」シリーズをテレビドラマ化した「レジェンド・オブ・ザ・シーカー」(2009年)や、「スーパーマン・リターンズ」(2006年)に端役で出演していた女の子。「ハングオーバー」(2009年)で、人気再燃のヘザー・グレアムが、陽気なおばさんのオパールを演じています。監督は、アシュレイ・ティスデイルが出演してたガキ映画「屋根裏のエイリアン」(2009年)のジョン・シュルツ。映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、わずか13%の支持しか与えられてない本作ですが、そもそも小学生の児童を観客に想定した作品なので、レビューの評価の対象外と思ってよさそうです。同じキッズ・ムービーでも、ジョーイ・キングちゃんがブレイクした「ビーザズといたずらラモーナ」(2010年)や、クロエ・モレッツちゃんの出てた「グレッグのダメ日記」(2010年)などとは別ものですね。
レラティビティ・メディアの調べによれば、本作のオープニング興行の観客の約52%が12歳以下の児童で、約36%が、その付き添いの保護者たち。大人も子どもも含めて観客全体の約8割が女性だったそうです。


ジュディ・ムーディー・アンド・ザ・ノット・バマー・サマー予告編







第8位(8) 「ミッドナイト・イン・パリ」(3,000万ドル)
       $6,146,000-(944館/$6,511)-$14,225,000

第9位(6) 「ソー」(1億5,000万ドル)
       $2,370,000-(1,782館/$1,330)-$173,600,000

第10位(7) 「ファスト・ファイブ」(1億2,500万ドル)
       $1,714,000-(1,329館/$1,290)-$205,081,000

第11位(13) 「ザ・ツリー・オブ・ライフ」(3,200万ドル)
       $875,000-(47館/$18,617)-$2,410,000

先月5月に行われた第64回カンヌ国際映画祭で大賞のパルムドールを受賞した直後の週末(5月27日)に、わずか4館の限定公開で封切られ、1館あたり約9万3,230ドルというヒットを記録した、テレンス・マリック監督の「ザ・ツリー・オブ・ライフ」が、たったの47館で、ついにBEST10目前の第11位にまで上がってきました。
アベレージの数字を見れば、おわかりのように、初登場第1位の「スーパー8」よりも、この映画のほうが、映画館の座席を優に埋めています。
ブラッド・ピットとショーン・ペンが時代を挟み、父子という設定で、ダブル主演した本作は、現代のマスターピースとして、おおむね高く評価されていますが、テレンス・マリック監督の様々なイメージをインサートした誌的な描写をひとりよがりで退屈な芸術的試みと低く見なす意見は依然としてあり、人によって、作品の価値は、やはり、大きく異なってしまうようです。なので、それぞれが実際に観て、判断を下すしかないわけですが、撮影監督のエマニュエル・ルベツキの作り出した映像は、ひときわ美しく、出演者の演技も最高の部類に属し、テクニカルな完成度の面においては、まさに最高と言っていい作品であるのはまちがいなさそうです。
この映画が次回の第84回アカデミー賞で各賞にノミネートされる確率は100%以上ですが、カンヌに続いて、オスカーも制覇できるのか?!となると、それには、さらに興行成績でランクをあげ、一般に受け入れられた実績を残しておかなければなりませんね。



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第12位(11) 「リオ 3D」(9,000万ドル)
       $681,000-(527館/$1,292)-$137,792,000


《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。



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