************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


映画の撮影がもう始まっていることを全世界がとっくに知っているのに、ワーナー・ブラザースから昨日(5月19日付け)になって遅まきながら出されたクランクインを告げるプレスリリースの真の意味合いは、約14ヵ月後の映画の公開にむけて宣伝キャンペーンを開始する!!、ヴァイラル・マーケティングの謎を解いてみろ!!という挑戦状でした…!!





前作「ダークナイト」(2008年)で映画の宣伝に革命を起こし、神のようなキャンペーンで10億ドル超えのビリオンダラー・ヒットをモノにしたワーナー・ブラザースが、それと同じことをシリーズ完結編の「ザ・ダークナイト・ライズス」でも行うつもりのようです…!!
その手始めとして、クランクインを告げたプレスリリース発行の翌日となる本日(現地20日)の朝に、映画の公式サイト thedarkknightrises.com が立ち上げられたのですが…、実際にアクセスしてもらえばわかるように、ただ真っ黒の画面に、集団で読経してるような音声が再生されるだけで、サッパリ訳がわかりません…。
でも、本当に無意味なことをしても仕方がないので、つまりは、ゲームのような謎解きで口コミを拡げるヴァイラル・マーケティングがまたスタートしたわけですが、この第1のミステリーはそう長く謎を保つことはできず、SuperHeroHype の読者の Riskproduction さんが、読経?!の音声を解析して、振幅の波形のスペクトルに置きかえてみたところ、以下のような図形が出現しました…!!


ご覧のように、意味不明の読経の音声は波形にすると、明らかに #TheFireRises と読める“文字”だったわけで、この“#”付きの言葉は、とりもなおさず Twitter のハッシュタグに他なりません!!
それで、このハッシュタグ #TheFireRises を Tweet してみると、そのユーザーのアイコンが先の公式サイト thedarkknightrises.com にアップロードされ、それをモザイクのピースとして、トム・ハーディの悪役ベインの姿(↓)が浮かび上がる仕掛けとなっていました…!!



こうした謎かけのヴァイラル・マーケティングは、前述のように「ダークナイト」が公開された2008年当時は斬新で、大きな話題となったのですが、その後、真似をした多くの映画が「ダークナイト」のようなセンスの魅力には欠けて、次第に廃れてしまい、やはり、2008年に「クローバーフィールド」で、この宣伝手法を先駆けたメディアの天才J・J・エイブラムスの最新作「スーパー8」(6月10日全米公開)のヴァイラル・マーケティングも注目されたのは初めだけで、現在では一部のパズル・マニア?!のような人たちの趣味の娯楽のようになってしまっています。
しかし、そうした後進の盛り上がることがなかったヴァイラル・マーケティングと、大成功で10億ドルを稼いだ「ダークナイト」との違いは、パズルのゲームを提供するのではなく、いかに多くのファンのユーザーを参加させられるかという、そもそも口コミのためにやっている…という目的に沿って進められたか、どうかの違いがあったように思うので、とりあえず、大勢に Tweet させてみることにした成功した「ザ・ダークナイト・ライズス」のキャンペーンは、その本来の主旨に則り、これから発展していきそうな感じがしないではありません。最終的には「ダークナイト」のように、リアルとヴァーチャルとが一体となった世界同時進行で、ハラハラの大規模イベントになるといいのですが…!!

と、そうした宣伝手法の話題はさておき、早々と初公開されたトム・ハーディの悪役ベインですが、原作コミックや、過去の「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」(1997年)に登場したキャラクターとは違い、覆面レスラーといったプロレスのイメージは薄められているように見受けられます。この新たなベインの姿について、感想や意見のある人は、フォーラムに「ザ・ダークナイト・ライズス」のトピックを立てておいたので、折にふれ、あなたの考えを書き込んで、ほかのバットマン・ファンの方と共有してください…!!
バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」は来年2012年7月20日全米公開です!!


フォーラムのページを用意したので、映画のニュースや話題についての意見、また、自分が観た映画の感想などを伝えたい人は、自由にトピックを立ててください。




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