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愛嬌ある面立ちで、家事から子どもの遊び相手まで、何でも引き受けてくれる、気のいいロボット・ヘルパーのブリンキーが、主人公の少年の辛い心情を、最後は両親の腹にキチンとおさめてくれます…!!


昨2010年秋に意味深な予告編を紹介した、近未来SFのロボット・ショートフィルム「ブリンキー」の全編=約13分を、アイルランド出身のCMディレクター、ルアイリ・ロビンソン監督がオンラインにアゲてくれたので、ご覧ください!!

Short film : Blinky


ワーナー・ブラザースが大友克洋さんのカルト人気SFコミック「アキラ」を実写映画化するプロジェクトで、最初に監督に抜擢され、企画開発を進めていたものの、降板してしまったルアイリ・ロビンソン監督が、「かいじゅうたちのいるところ」(2009年)の天才子役マックス・レコーズ君を主人公のアレックス少年に起用し、未完の「アキラ」に代わって、披露してくれた「ブリンキー」の内容は…、


不仲な両親がくり返す夫婦ゲンカを見るにつけ、アレックスくんが幼い胸を痛めて、やり場のない怒りを忠実な友人のロボットにぶつけてしまい、とうてい同時にはこなせない矛盾した命令ばかりをしたことから混乱し、おかしくなってしまったブリンキーにとっては言われた通り、きれいサッパリと掃除をすませるには、もはや、こうするしかなかったのかも…と考えると静かなクライマックスの恐ろしいオチは切ないお話とも理解できる優れた作品だったと思います…。

ただし、最後のオチはブリンキーのセリフで語られているため、よくわからない…という人もいるかもしれませんから、冒頭の前文の中にほのめかしておきました…。

ルアイリ・ロビンソン監督の次回作は、宇宙飛行士たちが未知の脅威に遭遇する「ジ・アニメーター」という SF ジャンルのスリラー映画になる予定です。楽しみにしておきましょう…!!



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