************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ふむふむ…、つーことは、アーノルド・シュワルツェネッガーの後継者といった感じで、新しいターミネーターを演じるのはヴィン・ディーゼルってことか…?!なんて、即座にツッコミたくなったんじゃないですか…?!





先月1月下旬にお伝えしたように、カリフォルニア州知事の任期を終えたアーノルド・シュワルツェネッガーは、今後の俳優本格復帰に向けて、“アクション重視の映画はもうごめん、これからは初老を迎える60代の自分に応じた役を演じたい…”と抱負を語っていたので、今さら、シュワルツェネッガーに T-800やら、T-850を演らせるのは、本人を説得するのに、かなり苦労すると思いますが、DEADLINE NY のマイク・フレミングによれば、そのアーノルド・シュワルツェネッガー復帰に呼応する格好で、ユニバーサル映画が、シュワルツェネッガーの代表作「ターミネーター」シリーズを再開するプランの検討を始めたそうです。
「ターミネーター」シリーズはご存知のように、観客の感情に訴えなければならない映画と、単に“コンテンツ”といわれるものとの見極めがつかない素人が立ち上げた製作会社のザ・ハルシオン・カンパニーが、バカ映画「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG監督を起用して製作した「ターミネーター4/サルベーション」(2009年)が大々的に失敗して、シリーズが終了を迎え、そもそもシリーズを立ち上げたジェームズ・キャメロン監督も、“「ターミネーター」は煮詰めすぎた結果、アクでグダグダのどうしようもないスープのような代物になってしまい、もうとても飲めたものではない…”といった風なコメントで、今後の展開の可能性を完全否定しました。
そのように、映画の世界観を作ったジェームズ・キャメロン監督ですら、新しい切り口を見つけることが困難…と思う「ターミネーター」シリーズの再開にあたっては、例えば、ヒュー・ジャックマンが大失敗して、コメディ映画になってしまった、自らの「X-MEN/ウルヴァリン」(2009年)を蘇生させるため、その続編の第2弾のメガホンに、「ブラック・スワン」(2010年)の天才ダーレン・アロノフスキー監督を連れてきたような、優れたオリジナリティを持つ才能の投入が期待されますが、ユニバーサル映画の現状のプランでは…、


記事のタイトルのように、「ワイルドスピード」シリーズの第3弾からメガホンを担当し、最新作の第5弾が今春4月29日から全米公開されるジャスティン・リン監督(→)に「ターミネーター」シリーズの再開を委ね、基本的には「ワイルドスピード」のスタッフ・チームでプロジェクトを前進させたいようですから、つまりはそろそろ飽きられてきた「ワイルドスピード」の代わりというだけ?!といった感じがしないでもありません。

とは言え、「ターミネーター」シリーズ再開の鍵となる映画の権利を握っているのは、前述のザ・ハルシオン・カンパニーに貸し付けた映画製作資金の返済を求めて、倒産の憂き目に追い込み、言わば、同社から借金の肩代わりのようにして、「ターミネーター」のコンテンツ・ライツを入手したヘッジファンドのパシフィコーですから、そのパシフィコーが、ユニバーサル映画に対して、どのような条件を突きつけるのか?!によって、現実に「ターミネーター」復活のプランが進むのか?!、あるいは、昨2010年夏にお伝えしたアニメ化の話のように立ち消えになってしまうのか?!の審判の日は、今後の様子を見なければ、何とも言えません。

さて、CIAリーダーのみなさんは、ユニバーサル映画が、「ワイルドスピード」シリーズの後がまのようにして、「ターミネーター」の復活を目論み、ジャスティン・リン監督のメガホンで、アーノルド・シュワルツェネッガーの担ぎ出しを狙っている…というニュースを、どのように受け止められたでしょう…?!、また、「ターミネーター」シリーズを再開するに値するだけのストーリーの発想はあるでしょうか…?!




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA