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先週末の土曜日(19日)に、ビバリー・ヒルトン・ホテルで発表された、アメリカン映画編集者協会主催の第61回A.C.E.エディー賞に、自作の「スコット・ピルグリム VS. ザ・ワールド」(2010年)もノミネートされていたことから、同映画を編集してくれたジョン・エイモスとポール・マクリスと共に授賞式に出かけたエドガー・ライト監督が、惜しくも大賞は、「ザ・ソーシャル・ネットワーク」(ドラマ部門)と「アリス・イン・ワンダーランド」(コメディ・ミュージカル部門)に奪われてしまったけれど、これが観れてよかった…!!とブログで紹介してくれた動画です!!、エドガー・ライト監督がよかった!!と言うんだから、必見と書いて、何の差し支えもありませんが、エドガー・ライト監督が薦めてくれなくても、ご覧になれば、あぁ、これは必見だな…!!と納得していただけると思います。










第61回A.C.E.エディー賞授賞式に出席したエドガー・ライト監督が、その土曜日の夜のハイライトは結局、マイケル・カーンが生涯功労賞を受けとったことだった…!!と振り返り、ブログで紹介してくれた、記事の見出しのタイトルのように、スピルバーグ映画の編集者として、その名を知られる伝説的な映画編集者マイケル・カーンの業績を讃え、賞の授与にあたって上映された、マイケル・カーンの名編集を網羅した、映画ファンの方にとっては、まさに永久保存版のトリビュート・ビデオです!!、マイケル・カーンの代表作は、もはやタイトルをあげるまでもなく、上 ↑ の動画をご覧になれば一目瞭然のように、映画ファンならずとも誰でも知ってるようなハリウッドの大ヒット映画の数多くが、マイケル・カーンの手によって、文字通り、フィルムを継ぎはぎされてきたものです。


映像の編集は作曲に似ていて、そのフィルムのつなぎ方で、映画のリズムとトーンが決まることになりますから、最終的に映画の完成度を高めるのは、確実に編集者の腕次第となり、観客が無理なくストーリーを追うことができ、常に心地よく観られるテンポを保つマイケル・カーンのカッティング・センスはまちがいなく天性の生理的なもので、天才と呼ぶしかないと思います。
エドガー・ライト監督も指摘してくれているのですが、上 ↑ のトリビュート・ビデオに、スピルバーグ監督のまさに代表作である「E.T.」(1982年)が出てこないのは、同時期に製作され、本来はプロデューサーであるはずのスピルバーグ監督が、自分の雇ったトビー・フーパー監督を差し置いて、自分で演出した…と俗に言われる「ポルターガイスト」(1982年)の方を、マイケル・カーンは編集していたからで、今から思うと、それがやはり、ちょっと残念ですね。
なお、超映画マニアのエドガー・ライト監督は、ロバート・ゼメキス監督のカルト・コメディ映画「ユーズド・カー」(1980年)から、カットがピックアップされていないことなんかに、ツッコミを入れています!!




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