************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


カービー・ファーガスンさんのビデオです!!、はぁ…カービー・ファーガスンさんて誰なん?!という人は、まだ踊りが足りていません!!、ココでもう少し踊りまくってきてください…!!






創作のクリエイティヴな仕事は必ず、作り手が過去の作品から影響を受け、それらに触発されて、自分も創造に及ぶのだから、出来上がる創作物はすべてリミックスである…!!という考え方そのモノも、またリミックスのような感じがしないでもないカルチャー研究の説を展開するカービー・ファーガスンさんが、その自分のロジックを4本のビデオで証明してみせるシリーズの第1回め音楽編に続く第2回が、映画をやり玉…ではなく、テーマに取り上げたので、CIAでご覧いただくことにしました…!!
と言っても、トータルで10分近くあるビデオの間、カービさんは語りどおしで、それをちょっと全部、翻訳するのは大変なので…、だったら、英語の苦手な私は退屈ですよ…と思った人にも、とりあえず、観てもらうしかないのですが、カービーさんは自分の話してる内容を、ほぼ映像化してくれてるので、実際にご覧になれば、カービーさんの話抜きでも、映画の好きな人なら、へぇ~!!と充分に楽しめるビデオに仕上げられています。




で、カンタンにこのビデオの構成だけ説明しておくと…、冒頭では、多額の製作費を必要とする映画は、その経済的なリスクを軽減する目的で、すでに観客が慣れ親しんだベストセラーの小説や、ゲームなど、とにかく、既存の原作に寄り添うことが多い…というのを、カービーさんは過去10年間の各年のBEST10ヒット映画を足した合計100本のうち、74本が何らかの原作か、あるいは続編であって、オリジナル映画ではなかった…という事実を述べています。
そして、それらの既存の原作にもとづいた…と明らかに言える大多数の作品の中でも、プリンセス・エイミー・アダムスの「ジュリーとジュリア」(2009年)や、おもちゃ→アニメ→実写映画と発展した「トランスフォーマー」シリーズなどを例にあげ、原作モノの中でも、さらに原作のリミックスが行われていたことを指摘しています。
それから、一応“オリジナル”と言われる映画に目を向けたカービーさんは、SF映画の2大ヒット作である、近年の「アバター」(2009年)と、「スター・ウォーズ」シリーズの中で“オリジナル”と言われる第1作め(1977年)が、映画をはじめとする既存の創作物から、素材の断片を寄せ集めたリミックスに過ぎないことを、具体的に例をあげながら説明し、最後は“マスター・オブ・リミックス”として、これはもう映画ファンの万人が、カービーさんがそのようにレッテルづけたことに納得がいくはずのクエンティン・タランティーノ監督の世界を紹介しています。
「スター・ウォーズ」から、タランティーノ監督のパートに入るまでの間に、スタッフ・クレジットを挟む構成になっていますから、そこで終わりだとカン違いしないでください。タランティーノ監督の映画を取り上げた件りは約7分めからです。

ま、カービーさんの言ってることは、かなりの映画マニアの人は、ほとんど知ってることなんですけど、このように映像を使って、きれいにまとめてくれたことで、まだあまり映画に詳しくないけど、いろんなことを知りたい…!!という人には、打ってつけのおもしろい映画うんちくビデオになっていると思います。
さて、CIAリーダーのみなさんは、カービーさんが言うような、ほとんどの映画は、過去の映画を焼きなおして引用した断片の寄せ集めである…といったリミックス説を、どのように理解されたでしょうか…?!





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