************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ジュリアン・ムーアがオスカーでいつもノミネートに終わり、肝心の女優賞を獲れないのは、号泣女優としての泣きの演技が嘘くさいからだ…とか、ニック・ケイジを名優だと言う人もいるけれど、単にアタマのおかしなオッサンじゃないのか…?!とか、皮肉をまじえたユニークなビデオを作ってくれる映画サイトの FilmDrunk が、“プロダクト・プレイスメント” をテーマに編集した映画観察ビデオの新作です…!!









映画の中に忍びこんだ CM の“プロダクト・プレイスメント”について、常連のCIAリーダーの方は、過去にも同じテーマの記事を何度かアゲているので、よくご存知でしょうが、初めて耳にしたんですよという方のために、カンタンに説明すると、早い話が映画の製作に協賛するスポンサー企業の商品や店舗を、映画の中に登場させ、さり気なく…、あるいは、上 ↑ のビデオにもピックアップされた「ウェインズ・ワールド」(1992年)のように堂々と惜しみなく紹介してしまう宣伝のテクニックのことです。


映画の中の憧れの主人公たちが商品を身につけて愛用したり、好物として口にすることで、それを観た観客の消費者も真似をして購入するだろう…といった考え方ですが、特にビデオレコーダーが録画した番組のCMをスキップする機能を持ち、テレビCM が観られなくなった衰退につれ、こうした宣伝の手法は重きを置かれて、企業に重宝されると同時に、映画製作者らにとっても欠かせない経済的な助けとなってきました。
しかし、ともすると、映画の途中で、あぁ、この場面の演出は CM だなぁ…と気づいたりすることがあり、せっかくの映画のムードが一気に興ざめに陥る悪要因にも成りかねないので、映画ファンのみならず、映画の作り手側にも、内容にまで干渉してしまうプロダクト・プレイスメントを毛嫌いする人は少なからず存在しています。

上 ↑ の FilmDrunk がまとめたビデオでは、この映画の中に忍びこんだCMのプロダクト・プレイスメントが、なんと1919年のサイレント映画の時代から行われていた…!!などと指摘していますが、う~ん…、そんな昔の真偽を確かめる術があったのか?!は疑問で、マイケル・ベイ監督の映画はプロダクト・プレイスメントだらけ!!といった批判も、間違いではないものの、誇張して伝えられています。よって、ビデオに登場した作品のカットがすべて、損得勘定のからんだビジネスのプロダクト・プレイスメントだったとは思えませんが、ま、このようにして、プロダクト・プレイスメントをイースターエッグのように楽しんでしまう?!のも、ひとつの映画の観方かもしれません。
これは印象に残った…!!というプロダクト・プレイスメントの場面をご記憶のCIAリーダーの方もたくさん、いらっしゃるかもしれませんね。

≪関連記事≫
トルコのデザイナーが作った、個々の映画がどれだけ商業主義に侵されているか?!、一目瞭然のアートなリ・デザインの映画ポスター!!(08.10.14)
映画を広告代わりにするのはクソッタレ!!とデヴィッド・リンチ監督がお怒りです!!(08.2.1)




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA