実際に原作を読むまでは、とうてい自分には向いていない役だと決めつけていたそうですが、丸々1週間、部屋に閉じこもって、トリロジーの全3巻を一気に読み終えると、どうしても自分がリスベット・サランデルを演じたい…！！と、ルーニー・マーラは思ったそうですが、原作の映画化権を自分で買おうとまでしたナタリー・ポートマンや、自費でリスベットに扮したデモのプロモーション・ビデオまで作ったエレン・ペイジ、現代最高の女優と言われるキャリー・マリガン、セクシーなナターシャ・ロマノフ、そして、次回の第83回アカデミー賞で、彼女が最優秀主演女優賞に選ばれなければ、オスカーはまたインチキだと言われてしまう、名作「ウインターズ・ボーン」(2010年)の天才女優ジェニファー・ローレンス19歳らを相手に、まず自分には勝ち目がない…と諦めかけていたそうです…！！







来月2月27日に行われる映画賞の本丸、第83回アカデミー賞で「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)が席巻を果たせるように、デヴィッド・フィンチャー監督が賞獲りに向けたプロモーション活動に専念するため、撮影を一時中断しているリメイク版「ミレニアム」の第1弾「ドラゴン・タトゥーの女」の主演女優ルーニー・マーラが、カリスマ的な天才ハッカーの調査員リスベット・サランデルに変身した姿を、Wマガジンで初公開してくれました…！！

同誌の取材に答えたデヴィッド・フィンチャー監督によれば、5名から6名の女優をオーディションする過程は大変だった…とのことで、、オリジナルのスウェーデン映画で観られたような異常なレイプ・シーンを実際に演じさせたり、バイクで街を走らせるなど、様々な試練で、女優たちをふるいにかけていったそうです。
その結果、スカージョはセクシーすぎる…との理由で落とされ、天才女優のジェニファー・ローレンスは身長が高すぎたことから涙を飲み、結局は「ソーシャル・ネットワーク」でも存在感を示したルーニー・マーラに決定したわけですが、試練の連続から限界に達しつつあったルーニー・マーラは、デヴィッド・フィンチャー監督から電話がかかってきた時、もはや開き直って、“さて、お次は私の髪をどうにかしたいわけッ？！”などと、ヤケクソに答えたところ、同監督から“君に決めたよ！！”とのうれしい言葉を聞かされましたが、よろこびの反面、でも、私はまだ、シナリオも読ませてもらってないじゃん…ッ！！と、全部が強引に進んだ「ドラゴン・タトゥーの女」のオーディションを振りかえって、自分がどれだけ振り回されたか…を、Wマガジンのインタビューで語っています。

そのルーニー・マーラが、なかなか読ませてもらえなかったシナリオについて、Wマガジンの記事によれば、「シンドラーのリスト」(1993年)の脚本でオスカーを受賞したスティーヴン・ザイリアンが執筆したハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」では、ダニエル・クレイグが演じる主人公のジャーナリスト、ミカエルのキャラクターは、原作やオリジナル映画ほどには性的に奔放な人物ではない…とロマンチックな面では少し控えめになった一方、リスベット・サランデルのキャラクターは過激さを増している！！そうで、物語全体がよりドラマチックに作り変えられているそうです。
そして、また何より異なるのが結末で、デヴィッド・フィンチャー監督のリメイク版「ドラゴン・タトゥーの女」は、クライマックスのエンディングが既存のものとは完全に違っており、スティーヴン・ザイリアンは、故スティーグ・ラーソンの原作を、大変、興味深く発展させている…とのことです…！！

結末が違う…？？というのは、原作のファンの方や、ノオミ・ラパスがリスベットを演じたオリジナルの映画トリロジーのファンの方の中には抵抗を感じてしまう人もいるかもしれませんが、ひとまず、「ミレニアム」をもう一度、白紙で楽しめるのかッ！！と前向きに受け止め、楽しみにしていただいてはいかがでしょう…？！
デヴィッド・フィンチャー監督の映画には一切、口を出さないという賢い方針のソニー・ピクチャーズが配給する注目の超話題作「ドラゴン・タトゥーの女」は、全米で今年2011年末12月21日からロードショーの予定です！！


≪関連記事≫
デヴィッド・フィンチャー監督のリメイク映画の最新作「ドラゴン・タトゥーの女」のカリスマ的な天才ハッカーの女調査員リスベット役に、ルーニー・マーラが決定！！(10.8.17)
デヴィッド・フィンチャー監督のリメイク映画の超話題作「ドラゴン・タトゥーの女」のベリー・ファースト・フォト！！、主演女優に大抜擢のルーニー・マーラは只今、バイクの猛特訓！！(10.9.5)




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！