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グラフィック・デザイナーのポール・サイザーさんが、“もしも、映画史上の孤高の天才である故スタンリー・キューブリック監督がコミックヒーローを題材にしたら…” というコンセプトで描いてみた「キューブリックのアイアンマン」のポスターです!!、映画の枠を超えて、20世紀の偉大な創造物のひとつと考えられている「2001年宇宙の旅」(1968年)や、ポールさんがパロディ的に引用したカルト作「時計じかけのオレンジ」(1971年)、そして、「シャイニング」(1980年)や、「フルメタル・ジャケット」(1987年)といった傑作で、万人が映画の天才と認める故スタンリー・キューブリック監督ですが…、



アメリカの今日1月5日に御年80歳の誕生日を迎えられた名優ロバート・デュヴァルの考え方は別で…、「ゴッドファーザー」シリーズや、「地獄の黙示録」(1979年)といった巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の作品で、よく知られるほか、近年も「クレイジーハート」(2009年)や、「ザ・ロード」(2009年)といった傑作で活躍している大御所が昨2010年末の12月に、業界メディア THR の主催で、ジェームズ・フランコ(「127時間」)や、ジェシー・アイゼンバーグ(「ソーシャル・ネットワーク」)、マーク・ラファロ(「キッズ・アー・オールライト」)といった、次回のオスカーで演技賞の候補と目される若い俳優たちとテーブルを囲んだ座談会の席で発したコメントによれば…、
“俺にとっちゃ、偉大なる巨匠とやらのスタンリー・キューブリックは、単に俳優の敵だね…!!”
…とのことで、同監督が自分の納得いくまで、何度でも同じカットをくり返し俳優に演技させることを批判し…、

“いったい全体、あいつは1回めの演技と70回めの演技とで、どこがどう違うのか?!、自分でちゃんとわかっていたのかね?!、疑問だよ…”
…と述べ、「時計じかけのオレンジ」と「シャイニング」の演技は、自分がこれまでに観た映画の中で、最もサイテーだった…と、ジャック・ニコルソンとマルコム・マクダウェルがヤリ玉にあげられてしまいました…。

1960年代から半世紀にもわたって、映画俳優として演技を続けてきた超ベテランのロバート・デュヴァルの言葉だけに、プロにしかわからない根拠があるのかもしれませんが、キューブリック監督の演出を真っ向から否定して、言ってのけられるというのは、さすがに大御所!!と脱帽するしかありませんね。
ちなみにロバート・デュヴァルは、「ソーシャル・ネットワーク」が大絶賛されているデヴィッド・フィンチャー監督についても、“デヴィッド・フィンチャーってのは誰だっけ?!、あ、あの、いつもデヴィッド・フィンチャー風の映画を作る野郎のことだな…!!”などと、デヴィッド・フィンチャー監督のお決まりのクールなヴィジュアルによるスタイリッシュな演出を、暗に“ワンパターンだろ!!”と揶揄しています…!!





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