************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


こうした「ダークナイト」(2008年)の映画に近いイメージが将来、戦争のニュースで見られるのかもしれません…。









イギリスの先端テクノロジー・サイト the ENGINEER の編集記者スチュアート・ネイサンが伝えた記事によれば、イギリスの軍需企業 BAEシステムズが先ごろ発表した、兵士の身の安全に配慮した近未来の新しい戦闘車両のコンセプト7種類のうち、上 ↑ の画像の“レイダー”(Raider)と名づけられた無人小型戦車は、クリス・ノーラン監督の大ヒット「バットマン」シリーズに登場したバットモービルのタンブラーが原型になっているそうです…!!
この近未来戦闘車両の開発を指揮したプロジェクト・リーダーのヒシャム・アワド氏が、完成したコンセプトの発表に臨み、取材する記者から、“レイダー”がバットマンのクルマ=バットモービルに似ていることを言及されると…、
“待ってました!!、それを指摘してくれて、うれしいね!!、まさに私たちは参考にしたんだよ!!”
…とのリアクションで、冗談半分に意見を述べた記者が驚き…、
“え…ッ?!、「バットマン・ビギンズ」と「ダークナイト」のバットモービルをですか…?!”
“ズバリそうだよ!!、同じタイヤを使って、クルマがバイクに変形する奴だ…!!”
“その…つまり、あなた方は、未来の戦闘車両を開発するのに、映画で観たものを取り込んだということですか…?!”
“そうだよ、そうしちゃダメなのかい?!”


…といった、やりとりが行われたそうです!!、続けて、近未来戦闘車両と「バットマン」シリーズとの関係について語ったヒシャム・アワド氏によれば、新しい戦闘車両のコンセプトを発想していくうえにおいて、自分たちには決定的なひらめきがなかったことから、映画から優れたアイディアを拝借してはどうかと考え、それらを現実に開発したら、どうなるのか…?!を研究していったそうです。

ということは、BAEシステムズは、バットマンAKAブルース・ウェインのウェイン・エンタープライズという他社からアイディアを盗んだ…!!というジョークが言えるわけですが、そのようにバットマンの愛車タンブラーを現実にできないか…?!と真面目に考える過程で、期せずしてヒシャム・アワド氏が口にしたことからして、同社はひょっとすると、緊急時には車体の一部がバイクのバットポッドとして独立し、乗り手が素早く脱出できるような仕組みまで、いずれ開発しようと思っているのでしょうか…?!


映画が現実の社会に影響を与えるというのは、本来は歓迎すべきことですが、しかし、この正義を守るバットマンの愛車が戦争に使われる…というニュースには、ちょっと複雑な心境にさせられてしまいます…。
無人のタンブラー型戦車をリモート・コントロールするオペレーション・ルームで戦闘にあたり、ハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワードが作曲した映画のサントラ音楽が BGM として高らかに鳴らされたら…などと想像すると、ゾッとして、かなり怖い感じですね…。軍はそうした人気のコミックヒーロー映画に結びつけたイメージで、新兵を勧誘したいのかも…?!、CIAリーダーのダークナイト・ファンのみなさんは、このBAEシステムズの取り組みをどのように思われたでしょう…?!





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